特集 xって、なに? 第8章 /全9章
グラフの軸にも、名札
グラフの上の 1 つの点は、
どんなことを
言っているのだろう。
グラフを見ると、x と y は「横」と「たて」の軸になるね。軸にも、名札と単位を書くんだ。そうすれば、グラフの点も、場面の言葉で読めるようになるよ。
1. 軸には、名札と単位を書く
グラフを書くとき、横軸(x 軸)とたて軸(y 軸)に、名札と単位を書く。
- 横軸:x = 針金の長さ(m)
- たて軸:y = 針金の重さ(g)
軸のそばに、「x」とだけ書くのではなく、「x:長さ(m)」と書く。これで、グラフを見た人が、迷わずに読めるようになる。
- 横軸は x(針金の長さ・m)、たて軸は y(針金の重さ・g)。点 (8, 24) は、「長さ 8 m のとき、重さ 24 g」を表している。
予想点 (8, 24) は、何を表している?
発見グラフの 1 つの点 (x, y) は、「横の量が x のとき、たての量が y」という、場面の言葉で読める。
2. 点 (x, y) の読み方
点 (8, 24) は、つぎのように読むよ。
- 「(x, y)」の順に読む。はじめの数が x(横の軸)、あとの数が y(たての軸)。
- 名札を戻す:x = 長さ(m)、y = 重さ(g)。
- 場面の言葉で読む:「長さ 8 m のとき、重さ 24 g」。
数だけ見て「8 と 24」と読むのと、「長さ 8 m で重さ 24 g」と読むのとでは、わかることの量がぜんぜんちがうね。
3. x と y を取りちがえると
もし、(x, y) の順番を取りちがえて、(24, 8) と書いたら、どうなるだろう。
- (8, 24) は、長さ 8 m のとき重さ 24 g。直線 y=3x の上にある。
- x と y を取りちがえて (24, 8) と書くと、まったく別の場所の点になる。この点は直線の上にない。「長さ 24 m のとき重さ 8 g」は、この針金の場面ではありえないね。
予想点 (24, 8) は、y=3x のグラフの上にある?
(24, 8) は、「長さ 24 m のとき、重さ 8 g」を表す点になる。でも、この針金は 1 m で 3 g だから、24 m なら 72 g。(24, 8) は、直線の上にない。
発見(x, y) の順番を取りちがえると、全然ちがう場所の点になる。「横→たて」の順に書く。
4. 線の上の点は、すべて「式に合う組」
グラフの直線 y=
- (2, 6):3×2=
6 。長さ 2 m のとき、重さ 6 g。 - (5, 15):3×5=
15 。長さ 5 m のとき、重さ 15 g。 - (8, 24):3×8=
24 。長さ 8 m のとき、重さ 24 g。
線の上に、いくらでも点が取れる。そのどれもが、「針金の長さと、その重さ」を表している。
5. 反比例のグラフでも、同じ
反比例のグラフでも、軸に名札を書き、点を場面の言葉で読む。
面積 24 cm² の長方形で、x = たての長さ(cm)、y = 横の長さ(cm)。点 (4, 6) は、「たて 4 cm のとき、横 6 cm」。点 (6, 4) は「たて 6 cm のとき、横 4 cm」。曲線の上の点は、どれも「たて×横= 24」になっているよ。
やってみよう
針金(1 m で 3 g)のグラフ。軸は、横 x = 長さ(m)、たて y = 重さ(g)。つぎの点を、場面の言葉で読もう。
- 点 (1, 3)
- 点 (10, 30)
- 点 (0, 0)
答え
1. 長さ 1 m のとき、重さ 3 g。
2. 長さ 10 m のとき、重さ 30 g。
3. 長さ 0 m のとき、重さ 0 g。長さがないなら、重さもない。原点を通ることの意味だよ。
まとめ
- グラフの軸には、名札(何の量か)と単位を書く。
- 点 (x, y) は、横→たての順に読んで、場面の言葉にする。
- 線の上の点は、すべて式に合う組。
どう考えた?
グラフの点 (8, 24) を、針金の場面(x = 長さ m、y = 重さ g)の言葉で説明してみよう。
説明の例を見る
長さ 8 m のとき、重さが 24 g であることを表している。横軸の 8 が長さ(m)、たて軸の 24 が重さ(g)。
数学ではどう考える?
- グラフとは:x と y の関係を満たすすべての組 (x, y) を、座標平面上の点として表したもの。「グラフ上の点 ⇔ 式を満たす組」という対応が成り立つ。
- 順序対:(x, y) は「順番つき」の組。(8, 24) と (24, 8) は別のもの。
- 変域とグラフ:場面によって x の取りうる範囲が決まっているときは、グラフもその範囲だけになる(針金の長さが 0 以上なら、グラフは原点から右上のほうだけ)。
この章で、できるようになったこと
- グラフの軸に名札と単位を書ける
- 点 (x, y) を、場面の言葉で読める