第5章 / 中3 2次方程式
解の公式を使う
同じ式変形を、まとめられる?
平方の形への変形と結び付け、係数の符号に注意して使おう。
同じ操作を、毎回くり返さずに済む?
x²+3x+1=0 を平方の形に変えると、何を足せばよいかな。3の半分は3/2。少し分数が増えるけれど、前の章と同じ考えが使えるよ。
具体的な式変形を見る
x²+3x=−1
x²+3x+9/4=−1+9/4
(x+3/2)²=5/4
x+3/2=±√5/2
x=(−3±√5)/2
x²+3x+9/4=−1+9/4
(x+3/2)²=5/4
x+3/2=±√5/2
x=(−3±√5)/2
係数3の半分と、その2乗を使っているね。係数が変わっても同じ手順で解ける。この繰り返しをまとめたものが、解の公式だよ。
解の公式
ax²+bx+c=0(a≠0)のとき
x = −b ± √(b²−4ac)2a
この単元では、根号の中が0以上で、実数の解をもつ場合を扱うよ。
上の例では a=1、b=3、c=1。根号の中は3²−4×1×1=5、分母は2×1=2。平方の形から求めた答えと同じになるね。
数学ではどう考える? — 公式につながる変形
ax²+bx+c=0の両辺を4a倍し、定数項を移すと 4a²x²+4abx=−4ac。両辺にb²を足せば (2ax+b)²=b²−4ac。平方根の考えで 2ax+b=±√(b²−4ac)。最後にbを引いて2aで割ると、解の公式になるよ。a≠0だから、2aで割れるんだ。
符号と分母を、1つずつ
2x²−3x−1=0では、a=2、b=−3、c=−1。−bは+3、b²は(−3)²=9、−4acは−4×2×(−1)=+8。だから根号の中は17、分母は4だよ。
x=(3±√17)/4
分母は分子全体を割るよ。3±√17/4 と書くと、3を4で割らない式になってしまう。
公式と因数分解は、つながっている
2x²+5x+2=0を公式で解くと、x=−2,−1/2。式は (2x+1)(x+2) に因数分解でき、同じ解になるよ。方法が違っても、解はもとの等式を成り立たせる同じ値なんだ。