第4章 / 中3 2次方程式
平方の形に変形する
正方形にするには、何を足す?
同じ数を両辺に足す理由を図と式で考えよう。
正方形の、足りない角は?
x²+6x は、x²の正方形と、幅3の長方形2つに分けて考えられるよ。大きな正方形にするには、あとどんな部分が必要かな? 図を見て予想しよう。
足す数を確かめる
足りない角は3×3=9。だから x²+6x+9=(x+3)² になるね。図はxが正のときの面積モデルだけれど、この等式は展開で確かめれば、xが負でも成り立つよ。
左辺だけに足してよいかな?
x²+6x=7 を解こう。左辺に9を足すなら、右辺にも9を足さないと等式が保てないね。
x²+6x=7
x²+6x+9=7+9
(x+3)²=16
x+3=±4
x=1,−7
x²+6x+9=7+9
(x+3)²=16
x+3=±4
x=1,−7
1を代入すると1+6=7。−7を代入すると49−42=7。図に負の長さを描けなくても、数式の解には−7も含まれるよ。
なぜ、係数の半分を2乗するの?
(x+p)² を展開すると x²+2px+p²。xの係数が6なら、2p=6なのでp=3。足りない定数はp²=9なんだ。
x²−4xなら、2p=−4からp=−2。足す数は(−2)²=4で、x²−4x+4=(x−2)²になるよ。
このように平方の形に整える操作は「平方完成」とも呼ばれるよ。この章では、xの係数が偶数の例を中心に考えるね。どの問題でも、両辺に足した数を書き残すことを大切にしよう。