第2章 / 中3 2次方程式
因数分解で解く
かけて0になるのは、どんなとき?
積が0になる性質で、1次方程式につなげよう。
かけて0になるとき、どちらが0?
2つの数をかけて0になったよ。両方が0でないことはあるかな? 例を作ってから、下を開こう。
考え方を確かめる
AB=0なら、A=0またはB=0。Aが0でない場合には、両辺をAで割ってB=0になる。Aが0の場合には、Bがどんな数でも積は0だよ。だから「少なくとも一方」が0で、両方が同時に0である必要はないんだ。
因数分解で、1次方程式につなぐ
例として x²−5x+6=0 を考えよう。積が6、和が−5になる2数は−2と−3。だから、
x²−5x+6=0
↓ 因数分解
(x−2)(x−3)=0
↓ 積が0
x−2=0 または x−3=0
↓ それぞれを解く
x=2,3
↓ 因数分解
(x−2)(x−3)=0
↓ 積が0
x−2=0 または x−3=0
↓ それぞれを解く
x=2,3
2と3のどちらも、もとの等式を成り立たせるよ。「または」は好きな答えを1つだけ選ぶという意味ではないんだ。どちらの場合も調べ、すべての解を書くよ。
なぜ、右辺を0にするの?
(x−2)(x−3)=6 なら、積は0ではないね。それぞれを0としてよい理由がない。まず展開し、すべての項を左辺に集めよう。
xで割る前に立ち止まろう
x²−5x=0 を xで割ると、x−5=0しか残らない。でも x=0 をもとの式に代入すると成り立つね。xで割ることは、x≠0の場合にしかできない。x(x−5)=0とくくれば、0の解も残せるよ。
小学校で使った分配法則 a×b+a×c=a×(b+c) が、ここでも働いているんだ。展開してもとの式に戻るかも確かめよう。