変化の割合 003
下の表で、y は x の1次関数です。x の値が -2 から 2 まで増加するときの変化の割合を求めなさい。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
表や図で、わかっている数(組・点・式)と、求める「?」を見つけよう。
表の x=0 のときの y から b が、x が 1 増えたときの y の変わり方から a がわかるね。
2. おく
x と y が何の量かを1文で書いて、関係の形を決めよう。1次関数なら y=ax+b とおくよ。おいた式の文字は、まだわからない数だね。
やってみよう:形をえらぶ
x と y の関係は、どの形でおける?
- ヒント1/3:x が1増えるごとに、y はいつも同じだけ変わっているかな? 変わる量が一定(0 ではない同じ量)なら1次関数だよ。
- ヒント2/3:x=0 のときの y(はじめの量)が 0 でなければ、y=ax+b の b がある形だよ。
✏ 答案に書く
x と y は、問題文のとおりとする。
y は x の1次関数であるから、y=
解説:a・b は、まだわからない数。次の「3. 入れる」で、わかっていることを使って決めるよ。
3. 入れる
わかっている x と y の組(や、傾き・切片)を、おいた式に入れよう。
✏ 答案に書く
x=0 のとき y=1 だから、y=
x=1 のとき y=-1 を y=
-1=
4. 求める
おいた式のわからない数(a と b など)を求めよう。2組わかっているときは、変化の割合か連立方程式で求めるよ。
✏ 答案に書く
b=
a=
5. 式にする
求めた数を、おいた式に戻すと、x と y の関係が1つの式になるよ。
✏ 答案に書く
a=-2、b=1 を y=
y=
6. 使う
式ができれば、どんな x でも y がわかる。聞かれている数を求めよう。
✏ 答案に書く
式ができたので、x=-2 から x=2 までの変化の割合を計算する。
x=-2 のとき y=5、x=2 のとき y=-3。
(変化の割合)=(y の増加量)÷(x の増加量)だから、
-3-
7. 確かめる
はじめの組や、ほかの組に戻して、式が合っているか確かめよう。
✏ 答案に書く
はじめの1つ目の組、x=0、y=1 を y=
はじめの2つ目の組、x=1、y=-1 を y=
解説:答えを問題の場面に戻すと
表を横に見ると、x が 1 増えるごとに y は 2 ずつへっている。変化の割合 -2 は、この「x が 1 増えるときの y の増え方」と同じになる。
✏ 答案に書く
x の値が -2 から 2 まで増加するときの変化の割合は -2 である。
答え -2
模範答案
答案(ノート)には、右側の文と式を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。
- おくx と y は、問題文のとおりとする。
y は x の1次関数であるから、y=ax+ とおく(問題文)。b - 入れるx=0 のとき y=1 だから、y=
ax+ の b は 1。b
x=1 のとき y=-1 を y=ax+ に代入すると、1
-1=a×1+ 1 - 求めるb=
1
a=-1- 1= -2 - 式にするa=-2、b=1 を y=
ax+ に戻すと、b
y=-2x+ 1 - 使う式ができたので、x=-2 から x=2 までの変化の割合を計算する。
x=-2 のとき y=5、x=2 のとき y=-3。
(変化の割合)=(y の増加量)÷(x の増加量)だから、
-3-5 2-(-2) =-84= -2 - 確かめるはじめの1つ目の組、x=0、y=1 を y=
-2x+ に入れると、y=1 -2×0+ 。合っている。1= 1
はじめの2つ目の組、x=1、y=-1 を y=-2x+ に入れると、y=1 -2×1+ 。合っている。1= -1
x の値が -2 から 2 まで増加するときの変化の割合は -2 である。
答え -2
解けたね! どうしてその形でおけたのか、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
その形でおける理由を自分の言葉で書く(「2. おく」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「2. おく」で、y=
なぜ、その形でおけると言えるのかな? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:問題文の言葉や、表で x が2倍・3倍になったときの y の変わり方を使って書こう。
模範を見る
問題文に「y は x の1次関数」と書いてあるから。表を見ても、x が 1 増えるごとに y はいつも同じだけ(2 ずつ)へっている。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
増加量・変化の割合のまちがいつまずきやすい段階:「求める」
Aさんはこう書きました:y の増加量=5-(-3)=8 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?ひき算を「まえ-あと」の順でしてしまう。
どう確かめる?増加量は「あと-まえ」。y の増加量は -3-
気づくコツ:(y の増加量)÷(x の増加量)。どちらも「あと-まえ」の順でひき算しよう。
増加量・変化の割合のまちがいつまずきやすい段階:「求める」
Aさんはこう書きました:変化の割合=-8 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?y の増加量を、そのまま変化の割合にしてしまう。
どう確かめる?x は -2 から 2 まで 4 増えている。-84=
気づくコツ:(y の増加量)÷(x の増加量)。どちらも「あと-まえ」の順でひき算しよう。
増加量・変化の割合のまちがいつまずきやすい段階:「求める」
Aさんはこう書きました:変化の割合=4÷(-8)=-1/2 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?わる順番を逆にしてしまう。
どう確かめる?(変化の割合)=(y の増加量)÷(x の増加量)=-84=
気づくコツ:(y の増加量)÷(x の増加量)。どちらも「あと-まえ」の順でひき算しよう。
ここまで理解できている?(前の学習)
つまずいたら、前に学んだところに戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。
- 負の数のひき算は、ひく数の符号を変えてたす。かけ算・わり算は符号を先に決める。
中1「正負の数」を確かめる
ためしに1問:-2-(-7) は?
答えを見る
5
- 分数のわり算は、わる数の逆数をかける。小数は分数になおすと計算しやすいことがある。
小6・中1「分数・小数の計算」を確かめる
ためしに1問:4÷(2/3) は?
答えを見る
4×3/2=6