速さ・動く点 002

速さ・動く点 002 ★☆☆

下のグラフは、さくらさんが家を出てから x 分後に、家から y m のところにいることを表しています。さくらさんは一定の速さで歩きます。家から 1200 m はなれた図書館に着くのは、家を出てから何分後ですか。

さくらさんが家を出てからの時間と、家からの道のり原点を通る右上がりの直線。目もりの交わる点 (5, 400) を通る。x(分)y(m)246810200400600800O

分数は 3/4、負の数は -2 のように書いてね。

わからなくても大丈夫! 下の「ヒントをひとつずつ見る」を押すと、「1. 図」から順に考えられるよ。

どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。

✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。

1. 図

グラフや図で、区間ごとに、ともなって変わる2つの量を見つけよう。はじめの量(x=0 のとき)と、1あたりに変わる量はどれかな?

グラフが通る点を読む直線は原点と、目もりの交わる点 (5, 400) を通っている。x(分)y(m)246810200400600800O(5, 400)

グラフは原点を通る直線。目もりの交わる点 (5, 400) を読もう。1200 m はグラフの外だから、式にして求めよう。

2. おく

x と y が何の量かを1文で書いて、関係の形を決めよう。x=0 のとき y=0 で、y÷x がいつも同じなら、比例 y=ax とおくよ(b=0 の1次関数だね)。a は、まだわからない数だよ。

やってみよう:形をえらぶ

x と y の関係は、どの形でおける?

おく式の形

✏ 答案に書く

家を出てからの時間を x 分、家からの道のりを y m とする。

グラフが原点を通る直線だ(一定の速さで歩くと、道のりは時間に比例する)から、y=ax とおく。

解説:a は、まだわからない数。次の「3. 入れる」で、わかっていることを使って決めるよ。

3. 入れる

わかっている x と y の組(や、傾き・切片)を、おいた式に入れよう。

✏ 答案に書く

x=5 のとき y=400 だから、y=ax に代入すると、

400=a×5

4. 求める

a についての方程式になったね。1次方程式と同じように解こう。

✏ 答案に書く

5a=400

a=400÷5=80

5. 式にする

求めた a を戻すと、x と y の関係が1つの式になるよ。

✏ 答案に書く

a=80 を y=ax に戻すと、

y=80x

6. 使う

式ができれば、どんな x でも y がわかる。聞かれている数を求めよう。

✏ 答案に書く

聞かれているのは、家から 1200 m の所に着く時間だから、y=1200 を代入する。

y=80x に y=1200 を代入すると、

1200=80x

x=1200÷80=15

7. 確かめる

はじめの組や、ほかの組に戻して、式が合っているか確かめよう。

✏ 答案に書く

はじめの組、x=5、y=400 を y=80x に入れると、y=80×5=400。合っている。

解説:答えを問題の場面に戻すと

a=80 は、1 分に 80 m 進む(分速 80 m)ということ。15 分で 80×15=1200 m 進み、図書館に着く。

✏ 答案に書く

図書館に着くのは、家を出てから 15 分後である。

答え 15 分後

模範答案

答案(ノート)には、右側の文と式を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。

  1. おく家を出てからの時間を x 分、家からの道のりを y m とする。
    グラフが原点を通る直線だ(一定の速さで歩くと、道のりは時間に比例する)から、y=ax とおく。
  2. 入れるx=5 のとき y=400 だから、y=ax に代入すると、
    400=a×5
  3. 求める5a=400
    a=400÷5=80
  4. 式にするa=80 を y=ax に戻すと、
    y=80x
  5. 使う聞かれているのは、家から 1200 m の所に着く時間だから、y=1200 を代入する。
    y=80x に y=1200 を代入すると、
    1200=80x
    x=1200÷80=15
  6. 確かめるはじめの組、x=5、y=400 を y=80x に入れると、y=80×5=400。合っている。
    図書館に着くのは、家を出てから 15 分後である。
    答え 15 分後

もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)

その形でおける理由を自分の言葉で書く(「2. おく」のふり返り)

自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。

「2. おく」で、y=ax とおいたね。
なぜ、その形でおけると言えるのかな? 自分の言葉で書いてみよう。

ヒント:問題文の言葉や、表で x が2倍・3倍になったときの y の変わり方を使って書こう。

模範を見る

グラフが原点を通る直線だから。一定の速さで歩くと、道のりは時間に比例する。比例は、1次関数 y=ax+b の b=0 の場合。

間違い探し

まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。

この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。

x と y の取りちがえつまずきやすい段階:「入れる」

Aさんはこう書きました:y=80×1200 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?問題の数 1200 を、そのまま x に入れてしまう。

どう確かめる?1200 は道のり(m)だから y。y=80x の y に 1200 を入れる。

気づくコツ:代入する前に「x は何の量、y は何の量」と言ってみよう。おく の1文にもどると迷わないよ。

a を求める計算のまちがいつまずきやすい段階:「求める」

Aさんはこう書きました:a=5÷400=1/80 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?(時間)÷(道のり)と、逆にわってしまう。

どう確かめる?a は 1 分あたりに進む道のり(速さ)。400÷5=80 で、分速 80 m。

気づくコツ:求めた a を、はじめの組に戻して成り立つか確かめよう。

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よくある間違いをすべて見る

ここまで理解できている?(前の学習)

つまずいたら、前に学んだところに戻っても大丈夫!

この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。

  • 道のり=速さ×時間。速さが一定なら、道のりは時間に比例する。

    ためしに1問:分速 60 m で x 分歩いたときの道のり y m を式で表すと?

    答えを見る

    y=60x

    小6「速さ」を確かめる
  • 比例は y=ax。x が1増えると y は a ずつ増え、グラフは原点を通る直線になる。

    ためしに1問:y は x に比例し、x=3 のとき y=-12。比例定数は?

    答えを見る

    -12÷3=-4

    中1「比例と反比例」を確かめる
  • 点の位置は (x 座標, y 座標) で表す。y 軸上の点は x 座標が 0。

    ためしに1問:原点から左へ2、上へ5 の点の座標は?

    答えを見る

    (-2, 5)

    中1「座標とグラフ」を確かめる

学習指導要領の項目:C(1) ア(イ)/C(1) イ(イ)

前の単元・次の単元

  1. 前に学ぶ単元比例と反比例、1次方程式
  2. いまの単元1次関数(中2)
  3. 次に学ぶ単元関数 y=ax²

関連する単元

分野のつながりは ④関数 のページで見られるよ。