速さ・動く点 001

速さ・動く点 001 ★☆☆

駅から 2400 m はなれた家まで、分速 80 m で歩いて帰ります。駅を出発してから 12 分後の、家までの残りの道のりは何 m ですか。

分数は 3/4、負の数は -2 のように書いてね。

わからなくても大丈夫! 下の「ヒントをひとつずつ見る」を押すと、「1. 図」から順に考えられるよ。

どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。

✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。

1. 図

グラフや図で、区間ごとに、ともなって変わる2つの量を見つけよう。はじめの量(x=0 のとき)と、1あたりに変わる量はどれかな?

歩いた時間と、家までの残りの道のり0 分で 2400 m、1 分後に 2320 m。1 分ごとに 80 m ずつへる。12 分後の残りは「?」。時間(分)0112残り(m)24002320?+1-80

1 分歩くごとに、家までの残りは 80 m ずつへるね。

2. おく

x と y が何の量かを1文で書いて、関係の形を決めよう。1次関数なら y=ax+b とおくよ。おいた式の文字は、まだわからない数だね。

やってみよう:形をえらぶ

x と y の関係は、どの形でおける?

おく式の形

✏ 答案に書く

駅を出発してからの時間を x 分、家までの残りの道のりを y m とする。

出発のときの残りの道のりが 2400 m で、そこから 1 分に 80 m ずつ一定の割合でへるから、y=ax+b とおく。

解説:a・b は、まだわからない数。次の「3. 入れる」で、わかっていることを使って決めるよ。

3. 入れる

わかっている x と y の組(や、傾き・切片)を、おいた式に入れよう。

✏ 答案に書く

b は、出発のとき(x=0 のとき)の残りの道のり。駅から家まで 2400 m だから、b は 2400。

a は、1 分あたりに変わる残りの道のり。分速 80 m で進むと、残りは 1 分に 80 m ずつへるから、a は -80。

4. 求める

おいた式のわからない数(a と b など)を求めよう。2組わかっているときは、変化の割合か連立方程式で求めるよ。

✏ 答案に書く

b=2400

a=-80

5. 式にする

求めた数を、おいた式に戻すと、x と y の関係が1つの式になるよ。

✏ 答案に書く

a=-80、b=2400 を y=ax+b に戻すと、

y=-80x+2400

6. 使う

式ができれば、どんな x でも y がわかる。聞かれている数を求めよう。

✏ 答案に書く

聞かれているのは 12 分後の残りだから、x=12 を代入する。

y=-80x+2400 に x=12 を代入すると、

y=-80×12+2400=1440

7. 確かめる

はじめの組や、ほかの組に戻して、式が合っているか確かめよう。

✏ 答案に書く

出発のときの組、x=0、y=2400 を y=-80x+2400 に入れると、y=-80×0+2400=2400。合っている。

1 分後の組、x=1、y=2320 を y=-80x+2400 に入れると、y=-80×1+2400=2320。合っている。

解説:答えを問題の場面に戻すと

12 分で歩く道のりは 80×12=960 m。2400-960=1440 m 残っていて、問題と合う。家に着くのは 2400÷80=30 分後だから、この式が使えるのは 0≦x≦30 のあいだ。

✏ 答案に書く

駅を出発してから 12 分後の、家までの残りの道のりは 1440 m である。

答え 1440 m

模範答案

答案(ノート)には、右側の文と式を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。

  1. おく駅を出発してからの時間を x 分、家までの残りの道のりを y m とする。
    出発のときの残りの道のりが 2400 m で、そこから 1 分に 80 m ずつ一定の割合でへるから、y=ax+b とおく。
  2. 入れるb は、出発のとき(x=0 のとき)の残りの道のり。駅から家まで 2400 m だから、b は 2400。
    a は、1 分あたりに変わる残りの道のり。分速 80 m で進むと、残りは 1 分に 80 m ずつへるから、a は -80。
  3. 求めるb=2400
    a=-80
  4. 式にするa=-80、b=2400 を y=ax+b に戻すと、
    y=-80x+2400
  5. 使う聞かれているのは 12 分後の残りだから、x=12 を代入する。
    y=-80x+2400 に x=12 を代入すると、
    y=-80×12+2400=1440
  6. 確かめる出発のときの組、x=0、y=2400 を y=-80x+2400 に入れると、y=-80×0+2400=2400。合っている。
    1 分後の組、x=1、y=2320 を y=-80x+2400 に入れると、y=-80×1+2400=2320。合っている。
    駅を出発してから 12 分後の、家までの残りの道のりは 1440 m である。
    答え 1440 m

もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)

その形でおける理由を自分の言葉で書く(「2. おく」のふり返り)

自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。

「2. おく」で、y=ax+b とおいたね。
なぜ、その形でおけると言えるのかな? 自分の言葉で書いてみよう。

ヒント:問題文の言葉や、表で x が2倍・3倍になったときの y の変わり方を使って書こう。

模範を見る

出発のときの残り 2400 m から、1 分ごとに同じ 80 m ずつへるから。残りは y=-80x+2400 と表せる。

間違い探し

まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。

この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。

聞かれていることとのずれつまずきやすい段階:「確かめる」

Aさんはこう書きました:80×12=960(m) どこが違う?

なぜそう書きたくなる?歩いた道のりと、残りの道のりを取りちがえる。

どう確かめる?聞かれているのは家までの残り。2400-960=1440 m。

気づくコツ:最後に問題文をもう一度読んで、聞かれている量(x か y か、何の量か)で答えよう。

符号のまちがいつまずきやすい段階:「入れる」

Aさんはこう書きました:y=80x+2400 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?「分速 80 m」の数をそのまま a にして、残りがへることを符号に表し忘れる。

どう確かめる?x=1 を入れると 2480 m になり、残りが増えてしまう。へるなら a は負の数。

気づくコツ:負の数を代入するときは、かっこをつけて (-3) のように書こう。

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よくある間違いをすべて見る

ここまで理解できている?(前の学習)

つまずいたら、前に学んだところに戻っても大丈夫!

この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。

  • 道のり=速さ×時間。速さが一定なら、道のりは時間に比例する。

    ためしに1問:分速 60 m で x 分歩いたときの道のり y m を式で表すと?

    答えを見る

    y=60x

    小6「速さ」を確かめる
  • 比例は y=ax。x が1増えると y は a ずつ増え、グラフは原点を通る直線になる。

    ためしに1問:y は x に比例し、x=3 のとき y=-12。比例定数は?

    答えを見る

    -12÷3=-4

    中1「比例と反比例」を確かめる
  • 移項して、x の項を左に、数の項を右に集めてから、x の係数でわる。

    ためしに1問:5=3+b を解くと?

    答えを見る

    b=2

    中1「1次方程式」を確かめる

学習指導要領の項目:C(1) ア(イ)/C(1) イ(イ)

前の単元・次の単元

  1. 前に学ぶ単元比例と反比例、1次方程式
  2. いまの単元1次関数(中2)
  3. 次に学ぶ単元関数 y=ax²

関連する単元

分野のつながりは ④関数 のページで見られるよ。