傾きと1点から 009

傾きと1点から 009 ★★☆

直線 y=-x+4 に平行で、点 (-3, 2) を通る直線が、x 軸と交わる点の座標を求めなさい。

まず、答えを入れてみよう:座標

(,)

わからなくても大丈夫! 下の「ヒントをひとつずつ見る」を押すと、「1. 図」から順に考えられるよ。

どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。

✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。

1. 図

表や図で、わかっている数(組・点・式)と、求める「?」を見つけよう。

直線 y=-x+4 と点 (-3, 2)点線は直線 y=-x+4。点 (-3, 2) に印がある。求める直線は、点線に平行で点 (-3, 2) を通る。xyy=-x+4-4-224-2246O(-3, 2)

平行な直線は、傾きが同じ。y=-x+4 の傾きは、x の係数を見ればわかるね。

2. おく

x と y が何の量かを1文で書いて、関係の形を決めよう。1次関数なら y=ax+b とおくよ。おいた式の文字は、まだわからない数だね。

やってみよう:形をえらぶ

x と y の関係は、どの形でおける?

おく式の形

✏ 答案に書く

直線上の点の座標を (x, y) とする。

求める直線は y=-x+4 に平行な直線(1次関数のグラフ)だから、y=ax+b とおく。

解説:a・b は、まだわからない数。次の「3. 入れる」で、わかっていることを使って決めるよ。

3. 入れる

わかっている x と y の組(や、傾き・切片)を、おいた式に入れよう。

✏ 答案に書く

平行な直線は傾きが等しく、y=-x+4 の傾きは -1 だから、a=-1。y=-x+b に x=-3、y=2 を代入すると、

2=(-1)×(-3)+b

4. 求める

おいた式のわからない数(a と b など)を求めよう。2組わかっているときは、変化の割合か連立方程式で求めるよ。

✏ 答案に書く

2=3+b

b=2-3=-1

5. 式にする

求めた数を、おいた式に戻すと、x と y の関係が1つの式になるよ。

✏ 答案に書く

a=-1、b=-1 を y=ax+b に戻すと、

y=-x-1

6. 使う

式ができれば、どんな x でも y がわかる。聞かれている数を求めよう。

✏ 答案に書く

x 軸と交わる点は y 座標が 0 だから、y=0 のときの x を求める。

y=-x-1 に y=0 を代入すると、

0=-x-1

-x=0-(-1)=1

x=1÷(-1)=-1

7. 確かめる

はじめの組や、ほかの組に戻して、式が合っているか確かめよう。

✏ 答案に書く

はじめの組、x=-3、y=2 を y=-x-1 に入れると、y=-(-3)-1=2。合っている。

✏ 答案に書く

直線が x 軸と交わる点の座標は (-1, 0) である。

答え (-1, 0)

模範答案

答案(ノート)には、右側の文と式を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。

  1. おく直線上の点の座標を (x, y) とする。
    求める直線は y=-x+4 に平行な直線(1次関数のグラフ)だから、y=ax+b とおく。
  2. 入れる平行な直線は傾きが等しく、y=-x+4 の傾きは -1 だから、a=-1。y=-x+b に x=-3、y=2 を代入すると、
    2=(-1)×(-3)+b
  3. 求める2=3+b
    b=2-3=-1
  4. 式にするa=-1、b=-1 を y=ax+b に戻すと、
    y=-x-1
  5. 使うx 軸と交わる点は y 座標が 0 だから、y=0 のときの x を求める。
    y=-x-1 に y=0 を代入すると、
    0=-x-1
    -x=0-(-1)=1
    x=1÷(-1)=-1
  6. 確かめるはじめの組、x=-3、y=2 を y=-x-1 に入れると、y=-(-3)-1=2。合っている。
    直線が x 軸と交わる点の座標は (-1, 0) である。
    答え (-1, 0)

もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)

その形でおける理由を自分の言葉で書く(「2. おく」のふり返り)

自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。

「2. おく」で、y=ax+b とおいたね。
なぜ、その形でおけると言えるのかな? 自分の言葉で書いてみよう。

ヒント:問題文の言葉や、表で x が2倍・3倍になったときの y の変わり方を使って書こう。

模範を見る

求める直線は、直線 y=-x+4 に平行な直線だから。平行な直線は傾きが等しいので、傾き -1 の直線として y=ax+b とおける。

間違い探し

まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。

この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。

符号のまちがいつまずきやすい段階:「入れる」

Aさんはこう書きました:2=3+b から b=5 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?数を右辺に移すとき、符号を変えるのを忘れてしまう。

どう確かめる?b=2-3=-1。y=-x+5 に x=-3 を入れると y=-(-3)+5=8 で、2 と合わない。

気づくコツ:負の数を代入するときは、かっこをつけて (-3) のように書こう。

聞かれていることとのずれつまずきやすい段階:「確かめる」

Aさんはこう書きました:x=0 を代入して (0, -1) どこが違う?

なぜそう書きたくなる?x 軸と交わる点と、y 軸と交わる点を取りちがえてしまう。

どう確かめる?x 軸の上の点は y 座標が 0。だから y=0 を代入する。(0, -1) は y 軸の上の点だよ。

気づくコツ:最後に問題文をもう一度読んで、聞かれている量(x か y か、何の量か)で答えよう。

符号のまちがいつまずきやすい段階:「入れる」

Aさんはこう書きました:y=-x+4 の傾きは 1 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?-x の係数が見えにくく、1 だと思ってしまう。

どう確かめる?-x は (-1)×x のこと。だから y=-x+4 の傾きは -1 で、右下がりの直線になる。

気づくコツ:負の数を代入するときは、かっこをつけて (-3) のように書こう。

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よくある間違いをすべて見る

ここまで理解できている?(前の学習)

つまずいたら、前に学んだところに戻っても大丈夫!

この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。

  • 負の数のひき算は、ひく数の符号を変えてたす。かけ算・わり算は符号を先に決める。

    ためしに1問:-2-(-7) は?

    答えを見る

    5

    中1「正負の数」を確かめる
  • 移項して、x の項を左に、数の項を右に集めてから、x の係数でわる。

    ためしに1問:5=3+b を解くと?

    答えを見る

    b=2

    中1「1次方程式」を確かめる
  • 点の位置は (x 座標, y 座標) で表す。y 軸上の点は x 座標が 0。

    ためしに1問:原点から左へ2、上へ5 の点の座標は?

    答えを見る

    (-2, 5)

    中1「座標とグラフ」を確かめる

学習指導要領の項目:C(1) ア(ア)/C(1) イ(ア)

前の単元・次の単元

  1. 前に学ぶ単元比例と反比例、1次方程式
  2. いまの単元1次関数(中2)
  3. 次に学ぶ単元関数 y=ax²

関連する単元

分野のつながりは ④関数 のページで見られるよ。