1次関数の場面 004
貯金箱に 3000 円入っています。これから毎週 500 円ずつ入れていくと、貯金箱のお金が 10000 円になるのは何週間後ですか。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
場面の中で、ともなって変わる2つの量を見つけよう。はじめの量(x=0 のとき)と、1あたりに変わる量はどれかな?
今の 3000 円が、はじめの量だね。
2. おく
x と y が何の量かを1文で書いて、関係の形を決めよう。1次関数なら y=ax+b とおくよ。おいた式の文字は、まだわからない数だね。
やってみよう:形をえらぶ
x と y の関係は、どの形でおける?
- ヒント1/3:x が1増えるごとに、y はいつも同じだけ変わっているかな? 変わる量が一定(0 ではない同じ量)なら1次関数だよ。
- ヒント2/3:x=0 のときの y(はじめの量)が 0 でなければ、y=ax+b の b がある形だよ。
✏ 答案に書く
今からの期間を x 週間、貯金箱のお金を y 円とする。
今 3000 円あって、そこから 1 週間に 500 円ずつ一定の割合で増えるから、y=
解説:a・b は、まだわからない数。次の「3. 入れる」で、わかっていることを使って決めるよ。
3. 入れる
わかっている x と y の組(や、傾き・切片)を、おいた式に入れよう。
✏ 答案に書く
b は、今(x=0 のとき)のお金。今 3000 円入っているから、b は 3000。
a は、1 週間あたりに増えるお金。毎週 500 円ずつ入れるから、a は 500。
4. 求める
おいた式のわからない数(a と b など)を求めよう。2組わかっているときは、変化の割合か連立方程式で求めるよ。
✏ 答案に書く
b=
a=
5. 式にする
求めた数を、おいた式に戻すと、x と y の関係が1つの式になるよ。
✏ 答案に書く
a=500、b=3000 を y=
y=
6. 使う
式ができれば、どんな x でも y がわかる。聞かれている数を求めよう。
✏ 答案に書く
聞かれているのは、お金が 10000 円になる時だから、y=10000 を代入する。
y=
10000=
500x=
x=
7. 確かめる
はじめの組や、ほかの組に戻して、式が合っているか確かめよう。
✏ 答案に書く
今の組、x=0、y=3000 を y=
1 週間後の組、x=1、y=3500 を y=
解説:答えを問題の場面に戻すと
14 週間で入れるお金は 500×14=7000 円。今の 3000 円とあわせて 10000 円になり、問題と合う。14 週間は、およそ 3 か月。
✏ 答案に書く
貯金箱のお金が 10000 円になるのは、14 週間後である。
答え 14 週間後
模範答案
答案(ノート)には、右側の文と式を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。
- おく今からの期間を x 週間、貯金箱のお金を y 円とする。
今 3000 円あって、そこから 1 週間に 500 円ずつ一定の割合で増えるから、y=ax+ とおく。b - 入れるb は、今(x=0 のとき)のお金。今 3000 円入っているから、b は 3000。
a は、1 週間あたりに増えるお金。毎週 500 円ずつ入れるから、a は 500。 - 求めるb=
3000
a=500 - 式にするa=500、b=3000 を y=
ax+ に戻すと、b
y=500x+ 3000 - 使う聞かれているのは、お金が 10000 円になる時だから、y=10000 を代入する。
y=500x+ に y=10000 を代入すると、3000
10000=500x+ 3000
500x=10000- 3000= 7000
x=7000÷500= 14 - 確かめる今の組、x=0、y=3000 を y=
500x+ に入れると、y=3000 500×0+ 。合っている。3000= 3000
1 週間後の組、x=1、y=3500 を y=500x+ に入れると、y=3000 500×1+ 。合っている。3000= 3500
貯金箱のお金が 10000 円になるのは、14 週間後である。
答え 14 週間後
解けたね! どうしてその形でおけたのか、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
その形でおける理由を自分の言葉で書く(「2. おく」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「2. おく」で、y=
なぜ、その形でおけると言えるのかな? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:問題文の言葉や、表で x が2倍・3倍になったときの y の変わり方を使って書こう。
模範を見る
今 3000 円あって、1 週間ごとに同じ 500 円ずつ増えるから。お金は「今のお金+500×週の数」で、y=500x+3000 と表せる。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
形の取りちがえつまずきやすい段階:「おく」
Aさんはこう書きました:10000÷500=20(週間後) どこが違う?
なぜそう書きたくなる?今入っている 3000 円を忘れてしまう。
どう確かめる?20 週間後は 3000+500×20=13000 円で、10000 円をこえてしまう。
気づくコツ:表で x を2倍・3倍したとき y がどうなるか、x=0 のとき y はいくつかを見ると、どの形でおけるかがわかるよ。
符号のまちがいつまずきやすい段階:「入れる」
Aさんはこう書きました:(10000+3000)÷500=26(週間後) どこが違う?
なぜそう書きたくなる?今ある 3000 円を、目標の 10000 円からひくのではなく、たしてしまう。
どう確かめる?これから入れるのは、あと 10000-3000=7000 円。26 週間後は 3000+500×26=16000 円で、10000 円をこえてしまう。
気づくコツ:負の数を代入するときは、かっこをつけて (-3) のように書こう。
ここまで理解できている?(前の学習)
つまずいたら、前に学んだところに戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。
- 比例は y=ax。x が1増えると y は a ずつ増え、グラフは原点を通る直線になる。
中1「比例と反比例」を確かめる
ためしに1問:y は x に比例し、x=3 のとき y=-12。比例定数は?
答えを見る
-12÷3=-4
- 移項して、x の項を左に、数の項を右に集めてから、x の係数でわる。
中1「1次方程式」を確かめる
ためしに1問:5=3+b を解くと?
答えを見る
b=2