2直線の交点 007
直線 ℓ は y 軸と点 (0, -3) で交わり、点 (2, 1) を通ります。直線 m は2点 (1, 5)、(4, 2) を通ります。ℓ と m の交点の座標を求めなさい。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
表や図で、わかっている数(組・点・式)と、求める「?」を見つけよう。
ℓ は切片と1点、m は2点がわかっているね。
2. おく
x と y が何の量かを1文で書いて、関係の形を決めよう。1次関数なら y=ax+b とおくよ。おいた式の文字は、まだわからない数だね。
✏ 答案に書く
x と y は、問題文のとおりとする。
ℓ は y 軸と (0, -3) で交わり、(2, 1) を通る直線だから、y=
m は2点 (1, 5)、(4, 2) を通る直線だから、y=
解説:a・b・c・d は、まだわからない数。次の「3. 入れる」で、わかっていることを使って決めるよ。
3. 入れる
わかっている x と y の組(や、傾き・切片)を、おいた式に入れよう。
✏ 答案に書く
ℓ:
ℓ が y 軸と交わる点は (0, -3)、つまり切片が -3 だから、b=-3。y=
1=
m:
x=1 のとき y=5 だから、5=
x=4 のとき y=2 だから、2=
4. 求める
おいた式のわからない数(a と b など)を求めよう。2組わかっているときは、変化の割合か連立方程式で求めるよ。
✏ 答案に書く
ℓ:
2a=
a=
m:
②-①より、-3=
c=
c=-1 を①に代入すると、5=
d=
5. 式にする
求めた数を、おいた式に戻すと、x と y の関係が1つの式になるよ。
✏ 答案に書く
ℓ:
a=2、b=-3 を y=
y=
m:
c=-1、d=6 を y=
y=
6. 使う
式ができれば、どんな x でも y がわかる。聞かれている数を求めよう。
✏ 答案に書く
交点では、ℓ と m の y の値が等しい。
2つの式の y を等しいとおくと、2x-
3x=
x=
x=3 を y=
7. 確かめる
はじめの組や、ほかの組に戻して、式が合っているか確かめよう。
✏ 答案に書く
ℓ が通る点の組、x=2、y=1 を y=
m のもう1つの組、x=4、y=2 を y=
交点の組、x=3、y=3 を y=
解説:答えを問題の場面に戻すと
x=3、y=3 は、ℓ の式に入れても 2×3-3=3、m の式に入れても -3+6=3 で、どちらも成り立つ。
✏ 答案に書く
2直線 ℓ、m の交点の座標は (3, 3) である。
答え (3, 3)
模範答案
答案(ノート)には、右側の文と式を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。
- おくx と y は、問題文のとおりとする。
ℓ は y 軸と (0, -3) で交わり、(2, 1) を通る直線だから、y=ax+ とおく。b
m は2点 (1, 5)、(4, 2) を通る直線だから、y=cx+ とおく。d - 入れるℓ:
ℓ が y 軸と交わる点は (0, -3)、つまり切片が -3 だから、b=-3。y=ax- に x=2、y=1 を代入すると、3
1=a×2- 3
m:
x=1 のとき y=5 だから、5=c+ …①d
x=4 のとき y=2 だから、2=4c+ …②d - 求めるℓ:
2a=1- (-3)= 4
a=4÷2= 2
m:
②-①より、-3=3c
c=-3÷3= -1
c=-1 を①に代入すると、5=(-1)×1+ d
d=5- (-1)= 6 - 式にするℓ:
a=2、b=-3 を y=ax+ に戻すと、b
y=2x- 3
m:
c=-1、d=6 を y=cx+ に戻すと、d
y=-x+ 6 - 使う交点では、ℓ と m の y の値が等しい。
2つの式の y を等しいとおくと、2x-3= -x+ 6
3x=9
x=9÷3= 3
x=3 を y=2x- に代入すると、y=3 2×3- 3= 3 - 確かめるℓ が通る点の組、x=2、y=1 を y=
2x- に入れると、y=3 2×2- 。合っている。3= 1
m のもう1つの組、x=4、y=2 を y=-x+ に入れると、y=6 -4+ 。合っている。6= 2
交点の組、x=3、y=3 を y=-x+ に入れると、y=6 -3+ 。合っている。6= 3
2直線 ℓ、m の交点の座標は (3, 3) である。
答え (3, 3)
解けたね! どうしてその形でおけたのか、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
その形でおける理由を自分の言葉で書く(「2. おく」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「2. おく」で、y=
なぜ、その形でおけると言えるのかな? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:問題文の言葉や、表で x が2倍・3倍になったときの y の変わり方を使って書こう。
模範を見る
ℓ も m も直線だから、ℓ は y=ax+b、m は y=cx+d とおける。ℓ は切片 b と1点から a を、m は2点から c・d を求める。交点では、2つの式の y が等しい。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
符号のまちがいつまずきやすい段階:「入れる」
Aさんはこう書きました:m:②-①で 3=3c(y=x+4) どこが違う?
なぜそう書きたくなる?②-①の計算で、2-5 を 3 としてしまう。
どう確かめる?(1, 5) と (4, 2) では、x が増えると y はへっている。傾きは負の数になるはず。2-5=-3 で、-3=3c。
気づくコツ:負の数を代入するときは、かっこをつけて (-3) のように書こう。
符号のまちがいつまずきやすい段階:「入れる」
Aさんはこう書きました:ℓ:1=2a-3 から a=-1 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?移項で -3 の符号を変え忘れる。
どう確かめる?2a=1+3=4 で a=2。y=2x-3 に x=2 を入れると 1 で合う。
気づくコツ:負の数を代入するときは、かっこをつけて (-3) のように書こう。
ここまで理解できている?(前の学習)
つまずいたら、前に学んだところに戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。
- 2つの式をひいたり(加減法)、一方を他方に代入したり(代入法)して、文字を1つ消して解く。
中2「連立方程式」を確かめる
ためしに1問:7=2a+b、1=-a+b を解くと?
答えを見る
ひくと 6=3a で a=2、b=3
- 負の数のひき算は、ひく数の符号を変えてたす。かけ算・わり算は符号を先に決める。
中1「正負の数」を確かめる
ためしに1問:-2-(-7) は?
答えを見る
5
- 点の位置は (x 座標, y 座標) で表す。y 軸上の点は x 座標が 0。
中1「座標とグラフ」を確かめる
ためしに1問:原点から左へ2、上へ5 の点の座標は?
答えを見る
(-2, 5)