2直線の交点 006
直線 ℓ は傾きが 3 で点 (1, 1) を通り、直線 m は傾きが -1 で点 (-2, 8) を通ります。ℓ と m の交点の座標を求めなさい。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
表や図で、わかっている数(組・点・式)と、求める「?」を見つけよう。
ℓ も m も、傾きと1点がわかっているね。それぞれの切片を求めよう。
2. おく
x と y が何の量かを1文で書いて、関係の形を決めよう。1次関数なら y=ax+b とおくよ。おいた式の文字は、まだわからない数だね。
✏ 答案に書く
x と y は、問題文のとおりとする。
ℓ は傾きが 3 の直線だから、y=
m は傾きが -1 の直線だから、y=
解説:a・b・c・d は、まだわからない数。次の「3. 入れる」で、わかっていることを使って決めるよ。
3. 入れる
わかっている x と y の組(や、傾き・切片)を、おいた式に入れよう。
✏ 答案に書く
ℓ:
ℓ の傾きが 3 だから、a=3。y=
1=
m:
m の傾きが -1 だから、c=-1。y=
8=
4. 求める
おいた式のわからない数(a と b など)を求めよう。2組わかっているときは、変化の割合か連立方程式で求めるよ。
✏ 答案に書く
ℓ:
1=
b=
m:
8=
d=
5. 式にする
求めた数を、おいた式に戻すと、x と y の関係が1つの式になるよ。
✏ 答案に書く
ℓ:
a=3、b=-2 を y=
y=
m:
c=-1、d=6 を y=
y=
6. 使う
式ができれば、どんな x でも y がわかる。聞かれている数を求めよう。
✏ 答案に書く
交点では、ℓ と m の y の値が等しい。
2つの式の y を等しいとおくと、3x-
4x=
x=
x=2 を y=
7. 確かめる
はじめの組や、ほかの組に戻して、式が合っているか確かめよう。
✏ 答案に書く
ℓ のはじめの組、x=1、y=1 を y=
m のはじめの組、x=-2、y=8 を y=
交点の組、x=2、y=4 を y=
解説:答えを問題の場面に戻すと
x=2、y=4 は、ℓ の式に入れても 3×2-2=4、m の式に入れても -2+6=4 で、どちらも成り立つ。
✏ 答案に書く
2直線 ℓ、m の交点の座標は (2, 4) である。
答え (2, 4)
模範答案
答案(ノート)には、右側の文と式を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。
- おくx と y は、問題文のとおりとする。
ℓ は傾きが 3 の直線だから、y=ax+ とおく。b
m は傾きが -1 の直線だから、y=cx+ とおく。d - 入れるℓ:
ℓ の傾きが 3 だから、a=3。y=3x+ に x=1、y=1 を代入すると、b
1=3×1+ b
m:
m の傾きが -1 だから、c=-1。y=-x+ に x=-2、y=8 を代入すると、d
8=(-1)×(-2)+ d - 求めるℓ:
1=3+ b
b=1- 3= -2
m:
8=2+ d
d=8- 2= 6 - 式にするℓ:
a=3、b=-2 を y=ax+ に戻すと、b
y=3x- 2
m:
c=-1、d=6 を y=cx+ に戻すと、d
y=-x+ 6 - 使う交点では、ℓ と m の y の値が等しい。
2つの式の y を等しいとおくと、3x-2= -x+ 6
4x=8
x=8÷4= 2
x=2 を y=3x- に代入すると、y=2 3×2- 2= 4 - 確かめるℓ のはじめの組、x=1、y=1 を y=
3x- に入れると、y=2 3×1- 。合っている。2= 1
m のはじめの組、x=-2、y=8 を y=-x+ に入れると、y=6 -(-2)+ 。合っている。6= 8
交点の組、x=2、y=4 を y=-x+ に入れると、y=6 -2+ 。合っている。6= 4
2直線 ℓ、m の交点の座標は (2, 4) である。
答え (2, 4)
解けたね! どうしてその形でおけたのか、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
その形でおける理由を自分の言葉で書く(「2. おく」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「2. おく」で、y=
なぜ、その形でおけると言えるのかな? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:問題文の言葉や、表で x が2倍・3倍になったときの y の変わり方を使って書こう。
模範を見る
ℓ も m も直線で、傾きと通る1点がわかっているから、ℓ は y=ax+b、m は y=cx+d とおいて、切片 b・d を求められる。交点では、2つの式の y が等しい。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
符号のまちがいつまずきやすい段階:「入れる」
Aさんはこう書きました:8=(-1)×(-2)+d で d=10 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?(-1)×(-2) の符号をまちがえて、-2 としてしまう。
どう確かめる?負の数×負の数は正の数で 2。d=6。y=-x+6 に x=-2 を入れると 8 で合う。
気づくコツ:負の数を代入するときは、かっこをつけて (-3) のように書こう。
x と y の取りちがえつまずきやすい段階:「入れる」
Aさんはこう書きました:ℓ:y=3x+1 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?通る点の y 座標 1 を、そのまま切片にしてしまう。
どう確かめる?(1, 1) は x=1 の点で、y 軸の上の点ではない。1=3×1+b を解くと b=-2。
気づくコツ:代入する前に「x は何の量、y は何の量」と言ってみよう。おく の1文にもどると迷わないよ。
ここまで理解できている?(前の学習)
つまずいたら、前に学んだところに戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。
- 2つの式をひいたり(加減法)、一方を他方に代入したり(代入法)して、文字を1つ消して解く。
中2「連立方程式」を確かめる
ためしに1問:7=2a+b、1=-a+b を解くと?
答えを見る
ひくと 6=3a で a=2、b=3
- 負の数のひき算は、ひく数の符号を変えてたす。かけ算・わり算は符号を先に決める。
中1「正負の数」を確かめる
ためしに1問:-2-(-7) は?
答えを見る
5
- 移項して、x の項を左に、数の項を右に集めてから、x の係数でわる。
中1「1次方程式」を確かめる
ためしに1問:5=3+b を解くと?
答えを見る
b=2