2直線の交点 002

2直線の交点 002 ★☆☆

直線 ℓ:y=x+6 と、原点を通る直線 m:y=-2x の交点の座標を求めなさい。

まず、答えを入れてみよう:座標

(,)

わからなくても大丈夫! 下の「ヒントをひとつずつ見る」を押すと、「1. 図」から順に考えられるよ。

どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。

✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。

1. 図

表や図で、わかっている数(組・点・式)と、求める「?」を見つけよう。

直線 ℓ と、原点を通る直線 m右上がりの直線 ℓ と、原点を通る右下がりの直線 m が、左上の方で交わっている。交点は「?」。xyℓm交点は?-5-4-3-2-112-22468O

m は原点を通る直線(比例のグラフ)だね。

2. おく

x と y が何の量かを1文で書いて、関係の形を決めよう。1次関数なら y=ax+b とおくよ。おいた式の文字は、まだわからない数だね。

✏ 答案に書く

x と y は、問題文のとおりとする。

ℓ の式は y=x+6 で、y が x の1次式で表されているから、y=ax+b とおく。

m の式は y=-2x で、原点を通る直線(比例)だから、y=cx とおく。

解説:a・b・c は、まだわからない数。次の「3. 入れる」で、わかっていることを使って決めるよ。

3. 入れる

わかっている x と y の組(や、傾き・切片)を、おいた式に入れよう。

✏ 答案に書く

ℓ:

ℓ の式 y=x+6 と y=ax+b を比べると、b は 6。

a は x の係数の 1。

m:

m の式 y=-2x と y=cx を比べると、c は x の係数の -2。

4. 求める

おいた式のわからない数(a と b など)を求めよう。2組わかっているときは、変化の割合か連立方程式で求めるよ。

✏ 答案に書く

ℓ:

b=6

a=1

m:

c=-2

5. 式にする

求めた数を、おいた式に戻すと、x と y の関係が1つの式になるよ。

✏ 答案に書く

ℓ:

a=1、b=6 を y=ax+b に戻すと、

y=x+6

m:

c=-2 を y=cx に戻すと、

y=-2x

6. 使う

式ができれば、どんな x でも y がわかる。聞かれている数を求めよう。

✏ 答案に書く

交点では、ℓ と m の y の値が等しい。

2つの式の y を等しいとおくと、x+6=-2x

3x=-6

x=-6÷3=-2

x=-2 を y=x+6 に代入すると、y=(-2)+6=4

7. 確かめる

はじめの組や、ほかの組に戻して、式が合っているか確かめよう。

✏ 答案に書く

交点の組、x=-2、y=4 を y=-2x に入れると、y=-2×(-2)=4。合っている。

解説:答えを問題の場面に戻すと

x=-2、y=4 は、ℓ の式に入れても -2+6=4、m の式に入れても -2×(-2)=4 で、どちらも成り立つ。

✏ 答案に書く

2直線 ℓ、m の交点の座標は (-2, 4) である。

答え (-2, 4)

模範答案

答案(ノート)には、右側の文と式を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。

  1. おくx と y は、問題文のとおりとする。
    ℓ の式は y=x+6 で、y が x の1次式で表されているから、y=ax+b とおく。
    m の式は y=-2x で、原点を通る直線(比例)だから、y=cx とおく。
  2. 入れるℓ:
    ℓ の式 y=x+6 と y=ax+b を比べると、b は 6。
    a は x の係数の 1。
    m:
    m の式 y=-2x と y=cx を比べると、c は x の係数の -2。
  3. 求めるℓ:
    b=6
    a=1
    m:
    c=-2
  4. 式にするℓ:
    a=1、b=6 を y=ax+b に戻すと、
    y=x+6
    m:
    c=-2 を y=cx に戻すと、
    y=-2x
  5. 使う交点では、ℓ と m の y の値が等しい。
    2つの式の y を等しいとおくと、x+6=-2x
    3x=-6
    x=-6÷3=-2
    x=-2 を y=x+6 に代入すると、y=(-2)+6=4
  6. 確かめる交点の組、x=-2、y=4 を y=-2x に入れると、y=-2×(-2)=4。合っている。
    2直線 ℓ、m の交点の座標は (-2, 4) である。
    答え (-2, 4)

もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)

その形でおける理由を自分の言葉で書く(「2. おく」のふり返り)

自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。

「2. おく」で、y=ax+b・y=cx とおいたね。
なぜ、その形でおけると言えるのかな? 自分の言葉で書いてみよう。

ヒント:問題文の言葉や、表で x が2倍・3倍になったときの y の変わり方を使って書こう。

模範を見る

ℓ は y が x の1次式で表されているから y=ax+b、m は原点を通る直線(比例)だから y=cx とおける。交点では、2つの式の y が等しい。

間違い探し

まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。

この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。

符号のまちがいつまずきやすい段階:「入れる」

Aさんはこう書きました:x+2x=6 で 3x=6 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?6 を右辺に移すとき、符号を変え忘れる。

どう確かめる?x=2 なら ℓ は y=8、m は y=-4 で等しくない。x+6=-2x を移項すると 3x=-6。

気づくコツ:負の数を代入するときは、かっこをつけて (-3) のように書こう。

グラフ・座標の読みちがいつまずきやすい段階:「図」

Aさんはこう書きました:(4, -2) どこが違う?

なぜそう書きたくなる?求めた x と y を、座標に書く順番をまちがえる。

どう確かめる?座標は (x 座標, y 座標) の順。x=-2、y=4 だから (-2, 4)。

気づくコツ:座標は (x, y) の順。まず横(x)、次にたて(y)を読むよ。目もり1つ分がいくつかも確かめよう。

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よくある間違いをすべて見る

ここまで理解できている?(前の学習)

つまずいたら、前に学んだところに戻っても大丈夫!

この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。

  • 2つの式をひいたり(加減法)、一方を他方に代入したり(代入法)して、文字を1つ消して解く。

    ためしに1問:7=2a+b、1=-a+b を解くと?

    答えを見る

    ひくと 6=3a で a=2、b=3

    中2「連立方程式」を確かめる
  • 比例は y=ax。x が1増えると y は a ずつ増え、グラフは原点を通る直線になる。

    ためしに1問:y は x に比例し、x=3 のとき y=-12。比例定数は?

    答えを見る

    -12÷3=-4

    中1「比例と反比例」を確かめる
  • 負の数のひき算は、ひく数の符号を変えてたす。かけ算・わり算は符号を先に決める。

    ためしに1問:-2-(-7) は?

    答えを見る

    5

    中1「正負の数」を確かめる

学習指導要領の項目:C(1) ア(ウ)/C(1) イ(ア)

前の単元・次の単元

  1. 前に学ぶ単元比例と反比例、1次方程式
  2. いまの単元1次関数(中2)
  3. 次に学ぶ単元関数 y=ax²

関連する単元

分野のつながりは ④関数 のページで見られるよ。