比例と反比例を合わせて 007
比例のグラフ ℓ と反比例のグラフ m が、点 A(2, 6) で交わっています。ℓ と m が交わるもう1つの点 B の座標を求めなさい。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
表や図で、ともなって変わる2つの量を見つけよう。わかっている数と、求める「?」はどれかな?
A は ℓ の上にも m の上にもある点だね。A の座標を、ℓ と m のどちらにも使えるよ。
2. おく
x と y が何の量かを1文で書いて、関係の形を決めよう。比例なら y=ax、反比例なら y=a/x とおくよ。a は、まだわからない数だね。
✏ 答案に書く
グラフの横の軸を x 軸、たての軸を y 軸とする。
ℓ は比例のグラフだから、y=
m は反比例のグラフだから、y=
解説:a・b は、まだわからない数。次の「3. 入れる」で、わかっていることを使って決めるよ。
3. 入れる
わかっている x と y の組を、おいた式に入れよう。
✏ 答案に書く
ℓ:
x=2 のとき y=6 だから、y=
6=
m:
x=2 のとき y=6 だから、y=
6=
4. 求める
比例定数(a など)についての方程式になったね。1次方程式と同じように解こう。
✏ 答案に書く
ℓ:
2a=
a=
m:
両辺に 2 をかけると、b=
5. 式にする
求めた比例定数を戻すと、x と y の関係が式になるよ。
✏ 答案に書く
ℓ:
a=3 を y=
y=
m:
b=12 を y=
y=
6. 使う
式ができれば、どんな x でも y がわかる。聞かれている数を求めよう。
✏ 答案に書く
2つの式の y を等しいとおくと、3x=
両辺に x をかけると、3x2=
x2=
x は、2乗すると 4 になる数だから、x=2 または x=-2。
A とはちがう点だから、x=-2。
x=-2 を y=
7. 確かめる
ほかの組や、はじめの組に戻して、式が合っているか確かめよう。
✏ 答案に書く
点 A の組、x=2、y=6 を y=
点 A の組、x=2、y=6 を y=
点 B の組、x=-2、y=-6 を y=
解説:答えを問題の場面に戻すと
B(-2, -6) は、A(2, 6) の x 座標と y 座標の符号をどちらも変えた点になっている。比例のグラフも反比例のグラフも、原点をはさんで反対側に同じ形があるから、交わる点もそうなる。
✏ 答案に書く
もう1つの交わる点 B の座標は (-2, -6) である。
答え (-2, -6)
模範答案
答案(ノート)には、右側の文と式を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。
- おくグラフの横の軸を x 軸、たての軸を y 軸とする。
ℓ は比例のグラフだから、y=ax とおく(問題文)。
m は反比例のグラフだから、y=bx とおく(問題文)。 - 入れるℓ:
x=2 のとき y=6 だから、y=ax に代入すると、
6=a×2
m:
x=2 のとき y=6 だから、y=bx に代入すると、
6=b2 - 求めるℓ:
2a=6
a=6÷2= 3
m:
両辺に 2 をかけると、b=6×2= 12 - 式にするℓ:
a=3 を y=ax に戻すと、
y=3x
m:
b=12 を y=bx に戻すと、
y=12x - 使う2つの式の y を等しいとおくと、3x=
12x
両辺に x をかけると、3x2=12
x2=4
x は、2乗すると 4 になる数だから、x=2 または x=-2。
A とはちがう点だから、x=-2。
x=-2 を y=3x に代入すると、y=3×(-2)= -6 - 確かめる点 A の組、x=2、y=6 を y=
3x に入れると、y=3×2= 。合っている。6
点 A の組、x=2、y=6 を y=12x に入れると、y=122= 。合っている。6
点 B の組、x=-2、y=-6 を y=12x に入れると、y=12(-2)= 。合っている。-6
もう1つの交わる点 B の座標は (-2, -6) である。
答え (-2, -6)
解けたね! どうしてその形でおけたのか、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
その形でおける理由を自分の言葉で書く(「2. おく」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「2. おく」で、y=
なぜ、その形でおけると言えるのかな? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:問題文の言葉や、表で x が2倍・3倍になったときの y の変わり方を使って書こう。
模範を見る
ℓ も m も点 A(2, 6) を通るので、ℓ は y=ax、m は y=b/x とおいて、A の座標から a と b を別々に求められる。2つの式の y を等しいとおくと、交わる点の x が求められる。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
聞かれていることとのずれつまずきやすい段階:「確かめる」
Aさんはこう書きました:(2, 6) どこが違う?
なぜそう書きたくなる?x²=4 から x=2 だけを考えてしまう。
どう確かめる?2乗して 4 になる数は 2 と -2。x=2 は A だから、B は x=-2。
気づくコツ:最後に問題文をもう一度読んで、聞かれている量(x か y か、何の量か)で答えよう。
符号のまちがいつまずきやすい段階:「入れる」
Aさんはこう書きました:(-2, 6) どこが違う?
なぜそう書きたくなる?x 座標だけ符号を変えて、y 座標をそのままにしてしまう。
どう確かめる?x=-2 を y=3x に入れると y=-6、y=12/x に入れても y=-6。
気づくコツ:負の数を代入するときは、かっこをつけて (-3) のように書こう。
ここまで理解できている?(前の学習)
つまずいたら、前に学んだところに戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。
- 等式の両辺を同じ数でわったり、同じ数をかけたりしても、等式は成り立つ。
中1「1次方程式」を確かめる
ためしに1問:5a=-20 を解くと?
答えを見る
a=-4
- 負の数のかけ算・わり算は、符号を先に決める(負の数が奇数個なら -、偶数個なら +)。
中1「正負の数」を確かめる
ためしに1問:(-2)×(-6) は?
答えを見る
12