反比例の場面 012

反比例の場面 012 ★★★

A 市から B 市まで、自動車で時速 48 km で走ると 2 時間 30 分かかります。同じ道を 1 時間 40 分で走るには、時速何 km で走ればよいですか。

分数は 3/4、負の数は -2 のように書いてね。

わからなくても大丈夫! 下の「ヒントをひとつずつ見る」を押すと、「1. 図」から順に考えられるよ。

どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。

✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。

1. 図

表や図で、ともなって変わる2つの量を見つけよう。わかっている数と、求める「?」はどれかな?

走る速さとかかる時間時速 48 km のとき 2時間30分。1時間40分で走るときの時速は「?」。時速(km)48?時間2時間30分1時間40分

30 分は 30/60=0.5 時間だから、2時間30分=2.5 時間だね。1時間40分は何時間かな?

2. おく

x と y が何の量かを1文で書いて、関係の形を決めよう。比例なら y=ax、反比例なら y=a/x とおくよ。a は、まだわからない数だね。

やってみよう:形をえらぶ

x と y の関係は、どの形でおける?

おく式の形

✏ 答案に書く

走る速さを時速 x km、かかる時間を y 時間とする。

A 市から B 市までの道のりは変わらないので、速さ×時間 はいつも同じ数(道のり)になる。かかる時間は速さに反比例するから、y=ax とおく。

解説:a は、まだわからない数。次の「3. 入れる」で、わかっていることを使って決めるよ。

3. 入れる

わかっている x と y の組を、おいた式に入れよう。

✏ 答案に書く

x=48 のとき y=2.5 だから、y=ax に代入すると、

2.5=a48

4. 求める

比例定数(a など)についての方程式になったね。1次方程式と同じように解こう。

✏ 答案に書く

両辺に 48 をかけると、a=2.5×48=120

5. 式にする

求めた比例定数を戻すと、x と y の関係が式になるよ。

✏ 答案に書く

a=120 を y=ax に戻すと、

y=120x

6. 使う

式ができれば、どんな x でも y がわかる。聞かれている数を求めよう。

✏ 答案に書く

1時間40分は、40 分=40/60 時間=2/3 時間だから、1+2/3=5/3 時間。y=5/3 を代入する。

y=120x に y=5/3 を代入すると、

53=120x

両辺に x をかけると、53x=120

x=120÷(53)=72

7. 確かめる

ほかの組や、はじめの組に戻して、式が合っているか確かめよう。

✏ 答案に書く

はじめの組、x=48、y=2.5 を y=120x に入れると、y=12048=2.5。合っている。

求めた組、x=72、y=5/3 を y=120x に入れると、y=12072=53。合っている。

解説:答えを問題の場面に戻すと

時速 72 km で 5/3 時間(1時間40分)走ると 72×5/3=120 km。時速 48 km で 2.5 時間の 48×2.5=120 km と同じ道のりになっている。短い時間で着くには速く走るので、時速 48 km より速い時速 72 km は、大きさも合っている。

✏ 答案に書く

1時間40分で走るには、時速 72 km で走ればよい。

答え 時速 72 km

模範答案

答案(ノート)には、右側の文と式を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。

  1. おく走る速さを時速 x km、かかる時間を y 時間とする。
    A 市から B 市までの道のりは変わらないので、速さ×時間 はいつも同じ数(道のり)になる。かかる時間は速さに反比例するから、y=ax とおく。
  2. 入れるx=48 のとき y=2.5 だから、y=ax に代入すると、
    2.5=a48
  3. 求める両辺に 48 をかけると、a=2.5×48=120
  4. 式にするa=120 を y=ax に戻すと、
    y=120x
  5. 使う1時間40分は、40 分=40/60 時間=2/3 時間だから、1+2/3=5/3 時間。y=5/3 を代入する。
    y=120x に y=5/3 を代入すると、
    53=120x
    両辺に x をかけると、53x=120
    x=120÷(53)=72
  6. 確かめるはじめの組、x=48、y=2.5 を y=120x に入れると、y=12048=2.5。合っている。
    求めた組、x=72、y=5/3 を y=120x に入れると、y=12072=53。合っている。
    1時間40分で走るには、時速 72 km で走ればよい。
    答え 時速 72 km

もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)

その形でおける理由を自分の言葉で書く(「2. おく」のふり返り)

自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。

「2. おく」で、y=ax とおいたね。
なぜ、その形でおけると言えるのかな? 自分の言葉で書いてみよう。

ヒント:問題文の言葉や、表で x が2倍・3倍になったときの y の変わり方を使って書こう。

模範を見る

A 市から B 市までの道のりは同じなので、速さ×時間 はいつも同じ数になる。速さが2倍になると時間は 1/2 倍になるから、時間は速さに反比例する。

間違い探し

まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。

この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。

単位・量の読みちがいつまずきやすい段階:「図」

Aさんはこう書きました:1時間40分=1.4 時間 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?分の数を、そのまま小数点の後ろにつけてしまう。

どう確かめる?1時間=60 分だから、40 分=40/60=2/3 時間。1時間40分=5/3 時間。

気づくコツ:分と時間、cm と m のように、単位がそろっているか確かめてから式にしよう。

形の取りちがえつまずきやすい段階:「おく」

Aさんはこう書きました:y=ax とおいて x=32 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?速さと時間を、比例だと思ってしまう。

どう確かめる?速く走るほど、かかる時間は短くなる。時間を短くするのに、時速 48 km より遅い時速 32 km ではおかしい。

気づくコツ:表で x を2倍・3倍したとき y がどうなるか、x=0 のとき y はいくつかを見ると、どの形でおけるかがわかるよ。

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よくある間違いをすべて見る

ここまで理解できている?(前の学習)

つまずいたら、前に学んだところに戻っても大丈夫!

この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。

  • 道のり=速さ×時間。道のりが同じなら、速さと時間は反比例する。

    ためしに1問:120 km を時速 40 km で進むと、何時間かかる?

    答えを見る

    120÷40=3 で、3時間。

    小6「速さ」を確かめる
  • x が2倍・3倍になると y も2倍・3倍になるのが比例、1/2倍・1/3倍になるのが反比例。

    ためしに1問:y が x に比例し、x=2 のとき y=10 です。x=6 のとき y は?

    答えを見る

    x が3倍だから y も3倍で 30。

    小6「比例と反比例」を確かめる
  • 等式の両辺を同じ数でわったり、同じ数をかけたりしても、等式は成り立つ。

    ためしに1問:5a=-20 を解くと?

    答えを見る

    a=-4

    中1「1次方程式」を確かめる

学習指導要領の項目:C(1) ア(イ)/C(1) イ(イ)

前の単元・次の単元

  1. 前に学ぶ単元文字の式 準備中
  2. いまの単元比例と反比例(中1)
  3. 次に学ぶ単元1次関数

関連する単元

分野のつながりは ④関数 のページで見られるよ。