仕事・水そうの文章題 005
満水の水そうを排水管(はいすいかん)で空にすると1時間30分かかり、空の水そうを給水管(きゅうすいかん)で満水にすると45分かかります。空の水そうで給水管と排水管を同時に開くと、何分で満水になりますか。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?
2. おく
求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!
✏ 答案に書く
満水になるまでの時間をx分とする(満水を1とする)
ほかの置き方
- 満水を90(45と90の最小公倍数)として、満水になるまでの時間をx分とする
ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。
3. 表す
1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?
✏ 答案に書く
単位をそろえる
- 給水管は45分、排水管は1時間30分なので、分にそろえる。1時間30分=60分+30分=90分。
✏ 答案に書く
- x分間に給水管から入る水:x/45
- x分間に排水管から出る水:x/90
解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)
| 部品 | 1あたり | いくつ分 | 式 | 単位 |
|---|---|---|---|---|
| x分間に給水管から入る水 | 1/45 | x分 | x/45 | |
| x分間に排水管から出る水 | 1/90 | x分 | x/90 |
- 単位をそろえる:1時間30分=90分
4. つなぐ
何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。
やってみよう:式を選ぶ
満水になるまでの時間を x分とするよ。方程式を選ぼう。
- ヒント1/3:排水管は1時間30分で満水の水を出すね。1時間30分は何分かな?
- ヒント2/3:給水管は1分に満水の 1/45 を入れるね。排水管が1分に出す水も、同じように分数で表そう。
✏ 答案に書く
入った水から出た水をひいた、たまった水の量が満水の1と同じなので、
x/45-x/90=1
解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。
解説:=のパターン A 合計
5. 解く
てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。
✏ 答案に書く
- x/45-x/90=1
- 両辺に90をかけて 2x-x=90
- x=90
6. 確かめる
求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?
✏ 答案に書く
x=90 を x/45-x/90=1 に代入すると、
左辺:90/45-90/90=1
右辺:1
左辺と右辺が等しいので、x=90 は方程式の解である。
解説:てんびんで見ると、左辺 1 と右辺 1 でつり合っているね。
7. 解けた
仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!
解説:答えを問題の場面に戻すと
90分開いたなら、給水管から90/45=2(満水2つ分)入り、排水管から90/90=1出る。たまるのは2-1=1で、ちょうど満水になり、問題と合う。
✏ 答案に書く
満水になるまでの時間は、90分である。
答え 90分(1時間30分)
模範答案
答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。
- おく満水になるまでの時間をx分とする(満水を1とする)。
- 表す給水管は45分、排水管は1時間30分なので、分にそろえる。1時間30分=60分+30分=90分。
x分間に給水管から入る水:x/45
x分間に排水管から出る水:x/90 - つなぐ入った水から出た水をひいた、たまった水の量が満水の1と同じなので、
x/45-x/90=1 - 解くx/45-x/90=1
両辺に90をかけて 2x-x=90
x=90 - 確かめるx=90 を代入すると、
左辺:90/45-90/90=1
右辺:1
左辺と右辺が等しいので、x=90 は方程式の解である。 - 解けた満水になるまでの時間は、90分である。
答え 90分(1時間30分)
解けたね! =にした理由を、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「4. つなぐ」で、x/45-x/90 と 1 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。
模範を見る
入った水から出ていった水をひいた残りが、ちょうど満水になるから。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
ふえる・へるの取り違えつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:x/45+x/90=1 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?排水管も水が動くので、給水管と同じようにたしてしまう。
どう確かめる?xに30を入れると、給水管から30/45=2/3しか入らないのに満水になることになる。排水管は水を出すのでひく。
気づくコツ:「高い・後・増える」はたす、「安い・前・減る」はひく。場面の向きを確かめよう。
単位がそろっていないつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:x/45-x/130=1 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?1時間30分を「1.30」と見て、130分にしてしまう。
どう確かめる?xに90を入れると、90/45-90/130=2-9/13で1にならない。1時間=60分なので、1時間30分は60+30=90分にそろえる。
気づくコツ:式を作る前に、km と m、時間と分、L と mL などを1つにそろえよう。
ここまで理解できている?(小学校の内容)
つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。
- 1あたり×いくつ分=全体だって分かる? 代金・速さ・仕事の部品の作り方だよ。
小5「単位量あたりの大きさ」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:1個95円のゼリーを8個買うと、代金は何円ですか。
答えを見る
760円
- 全体を1として、1/12や1/24を足せるかな?
小5「分数の計算」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:水そうに水を入れます。はじめに水そう全体の1/4、次に全体の1/6を入れました。合わせて水そう全体のどれだけ入りましたか。
答えを見る
水そう全体の5/12
- 1km=1000m、1kg=1000g、1L=1000mL、1時間=60分。覚えているかな?
小3「単位のしくみ(長さ・重さ・かさ・時間)」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:1.5kgは何gですか。
答えを見る
1500g
学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)