仕事・水そうの文章題 004
空の水そうを満水にするのに、A管だけでは40分、B管だけでは1時間かかります。はじめA管だけで10分間入れ、その後A管とB管の両方で入れました。両方で入れたのは何分間ですか。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?
2. おく
求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!
✏ 答案に書く
A管とB管の両方で入れた時間をx分とする(満水を1とする)
ほかの置き方
- 満水の量を120(40と60の最小公倍数)として、両方で入れた時間をx分とする
ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。
3. 表す
1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?
✏ 答案に書く
単位をそろえる
- A管は40分、B管は1時間なので、時間を分にそろえる。1時間=60分だから、B管は60分で満水にする。
✏ 答案に書く
- A管だけの10分間に入る水:10/40
- 両方のときにA管が入れる水:x/40
- 両方のときにB管が入れる水:x/60
解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)
| 部品 | 1あたり | いくつ分 | 式 | 単位 |
|---|---|---|---|---|
| A管だけの10分間に入る水 | 1/40 | 10分 | 10/40 | |
| 両方のときにA管が入れる水 | 1/40 | x分 | x/40 | |
| 両方のときにB管が入れる水 | 1/60 | x分 | x/60 |
- 単位をそろえる:1時間=60分
4. つなぐ
何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。
やってみよう:式を選ぶ
A管とB管の両方で入れた時間を x分とするよ。方程式を選ぼう。
- ヒント1/3:A管は1分で満水のどれだけを入れるかな? B管の「1時間」は何分かな?
- ヒント2/3:A管は1分に満水の 1/40 を入れるね。はじめの10分でA管が入れる水を表してみよう。
✏ 答案に書く
A管とB管で入れた水を全部合わせると、満水の1と同じなので、
10/40+x/40+x/60=1
解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。
解説:=のパターン A 合計
5. 解く
てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。
✏ 答案に書く
- 10/40+x/40+x/60=1
- 両辺に120をかけて 30+3x+2x=120
- 5x=90
- x=18
6. 確かめる
求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?
✏ 答案に書く
x=18 を 10/40+x/40+x/60=1 に代入すると、
左辺:10/40+18/40+18/60=1
右辺:1
左辺と右辺が等しいので、x=18 は方程式の解である。
解説:てんびんで見ると、左辺 1 と右辺 1 でつり合っているね。
7. 解けた
仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!
解説:答えを問題の場面に戻すと
両方で18分入れたなら、A管は10+18=28分で28/40=7/10、B管は18分で18/60=3/10。合わせて7/10+3/10=1で満水になり、問題と合う。
✏ 答案に書く
A管とB管の両方で入れた時間は、18分である。
答え 18分間
模範答案
答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。
- おくA管とB管の両方で入れた時間をx分とする(満水を1とする)。
- 表すA管は40分、B管は1時間なので、時間を分にそろえる。1時間=60分だから、B管は60分で満水にする。
A管だけの10分間に入る水:10/40
両方のときにA管が入れる水:x/40
両方のときにB管が入れる水:x/60 - つなぐA管とB管で入れた水を全部合わせると、満水の1と同じなので、
10/40+x/40+x/60=1 - 解く10/40+x/40+x/60=1
両辺に120をかけて 30+3x+2x=120
5x=90
x=18 - 確かめるx=18 を代入すると、
左辺:10/40+18/40+18/60=1
右辺:1
左辺と右辺が等しいので、x=18 は方程式の解である。 - 解けたA管とB管の両方で入れた時間は、18分である。
答え 18分間
解けたね! =にした理由を、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「4. つなぐ」で、10/40+x/40+x/60 と 1 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。
模範を見る
A管だけで入れた水と、両方で入れた水を合わせると、ちょうど満水になるから。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
単位がそろっていないつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:10/40+x/40+x/1=1 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?B管の「1時間」を分にそろえずに、1のまま使ってしまう。
どう確かめる?xに18を入れると、B管だけで18/1=18、満水の18倍になってしまう。時間を分にそろえ、1時間=60分として x/60 にする。
気づくコツ:式を作る前に、km と m、時間と分、L と mL などを1つにそろえよう。
等しくないものを=でつなぐつまずきやすい段階:「つなぐ」
Aさんはこう書きました:x/40+x/60=1 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?はじめにA管だけで入れた10分間を数え忘れる。
どう確かめる?xに24を入れると、両方の24分だけで満水の1になる。その前にA管だけで10分入れた10/40があるので、水があふれてしまう。はじめの10分も合わせる。
気づくコツ:=でつなぐ前に「何と何が同じか」を1文で言ってみよう。言えないうちは=にしないでおこう。
ここまで理解できている?(小学校の内容)
つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。
- 1あたり×いくつ分=全体だって分かる? 代金・速さ・仕事の部品の作り方だよ。
小5「単位量あたりの大きさ」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:1個95円のゼリーを8個買うと、代金は何円ですか。
答えを見る
760円
- 全体を1として、1/12や1/24を足せるかな?
小5「分数の計算」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:水そうに水を入れます。はじめに水そう全体の1/4、次に全体の1/6を入れました。合わせて水そう全体のどれだけ入りましたか。
答えを見る
水そう全体の5/12
- 1km=1000m、1kg=1000g、1L=1000mL、1時間=60分。覚えているかな?
小3「単位のしくみ(長さ・重さ・かさ・時間)」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:1.5kgは何gですか。
答えを見る
1500g
学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)