速さの文章題 008

速さ 008 ★★★ 発展

家から公園まで、時速4.5kmで歩くと、分速90mで走るより10分多くかかります。家から公園までの道のりは何kmですか。

わからなくても大丈夫! 下の「ヒントをひとつずつ見る」を押すと、「1. 図」から順に考えられるよ。

どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。

✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。

1. 図

まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?

線分図家→公園 ?km、歩き 時速4.5km(10分多い)、走り 分速90m家→公園 ?km家公園歩き 時速4.5km(10分多い)走り 分速90m
線分図

2. おく

求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!

✏ 答案に書く

家から公園までの道のりをxmとする(答えはkmに直す)

ほかの置き方
  • 歩いたときにかかる時間をx分とする(走るとx-10分)

ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。

3. 表す

1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?

✏ 答案に書く

単位をそろえる

  • 4.5km=4500m。1時間=60分なので、1分間に 4500÷60=75m 進む。走る速さ(分速90m)と同じ「分速・m」にそろえる
  • 答えは km で聞かれているので、1km=1000m から 4500m=4.5km に直す

✏ 答案に書く

  • 歩いたときの時間:x/75(分)
  • 走ったときの時間:x/90(分)

解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)

部品1あたりいくつ分式単位
歩いたときの時間分速75mxmx/75分
走ったときの時間分速90mxmx/90分

4. つなぐ

何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。

やってみよう:式を選ぶ

家から公園までの道のりを x m とし、時間は分で表すよ。方程式を選ぼう。

方程式

✏ 答案に書く

歩いたときと走ったときの時間の差が、問題文の「10分多く」の10分と同じなので、

x/75-x/90=10

解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。

解説:=のパターン D 条件

5. 解く

てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。

✏ 答案に書く

  1. x/75-x/90=10
  2. 両辺に450をかけて 6x-5x=4500
  3. x=4500

6. 確かめる

求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?

✏ 答案に書く

x=4500 を x/75-x/90=10 に代入すると、

左辺:4500/75-4500/90=10

右辺:10

左辺と右辺が等しいので、x=4500 は方程式の解である。

解説:てんびんで見ると、左辺 10 と右辺 10 でつり合っているね。

7. 解けた

仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!

解説:答えを問題の場面に戻すと

道のりが4500mなら、分速75mで歩くと 4500÷75=60分、分速90mで走ると 4500÷90=50分。60-50=10 で歩く方が10分多くかかる。4500m=4.5km で、問題と合う。

✏ 答案に書く

家から公園までの道のりは、4500m=4.5km である。

答え 4.5km(4500m)

模範答案

答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。

  1. おく家から公園までの道のりをxmとする(答えはkmに直す)。
  2. 表す4.5km=4500m。1時間=60分なので、1分間に 4500÷60=75m 進む。走る速さ(分速90m)と同じ「分速・m」にそろえる
    答えは km で聞かれているので、1km=1000m から 4500m=4.5km に直す
    歩いたときの時間:x/75(分)
    走ったときの時間:x/90(分)
  3. つなぐ歩いたときと走ったときの時間の差が、問題文の「10分多く」の10分と同じなので、
    x/75-x/90=10
  4. 解くx/75-x/90=10
    両辺に450をかけて 6x-5x=4500
    x=4500
  5. 確かめるx=4500 を代入すると、
    左辺:4500/75-4500/90=10
    右辺:10
    左辺と右辺が等しいので、x=4500 は方程式の解である。
  6. 解けた家から公園までの道のりは、4500m=4.5km である。
    答え 4.5km(4500m)

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つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)

自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。

「4. つなぐ」で、x/75-x/90 と 10 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。

ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。

模範を見る

分速にそろえると、歩いたときの時間から走ったときの時間をひいた差が10分になるから。

間違い探し

まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。

この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。

単位がそろっていないつまずきやすい段階:「表す」

Aさんはこう書きました:x/4.5-x/90=10 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?時速と分速、kmとmをそろえずに、そのまま時間の式を作ってしまう。

どう確かめる?xに4500を入れると、x/4.5 は1000、x/90 は50 で、差は950 になり10分と合わない。時速4.5kmを分速75mに直してから式を作る。

気づくコツ:式を作る前に、km と m、時間と分、L と mL などを1つにそろえよう。

ふえる・へるの取り違えつまずきやすい段階:「表す」

Aさんはこう書きました:x/75+x/90=10 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?「10分多く」を、2つの時間の合計と取り違える。

どう確かめる?xに4500を入れると、60+50=110分になる。10分は「多い分」つまり差なので、ひき算にする。

気づくコツ:「高い・後・増える」はたす、「安い・前・減る」はひく。場面の向きを確かめよう。

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ここまで理解できている?(小学校の内容)

つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!

この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。

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学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)

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  1. 前に学ぶ単元正負の数、文字の式 準備中
  2. いまの単元1次方程式(中1)
  3. 次に学ぶ単元連立方程式 準備中

関連する単元

分野のつながりは ③方程式 のページで見られるよ。