速さの文章題 005
家から学校まで1800mあります。はじめは分速60mで歩き、途中から分速150mで走ったら、全部で21分かかりました。歩いた時間を求めなさい。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?
2. おく
求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!
✏ 答案に書く
歩いた時間をx分とする(走った時間は21-x分)
ほかの置き方
- 歩いた道のりをxmとする(走った道のりは1800-xm)
ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。
3. 表す
1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?
単位をそろえる
単位はそろっているよ(m・分)
✏ 答案に書く
- 走った時間:21-x(分)
- 歩いた道のり:60x(m)
- 走った道のり:150(21-x)(m)
解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)
| 部品 | 1あたり | いくつ分 | 式 | 単位 |
|---|---|---|---|---|
| 走った時間 | 21-x | 分 | ||
| 歩いた道のり | 分速60m | x分 | 60x | m |
| 走った道のり | 分速150m | 21-x分 | 150(21-x) | m |
4. つなぐ
何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。
やってみよう:式を選ぶ
歩いた時間を x 分とするよ。方程式を選ぼう。
- ヒント1/3:歩いた時間が x 分なら、走った時間は何分かな?
- ヒント2/3:走った時間は 21-x 分。その間に分速150mで進んだ道のりを表してみよう。
✏ 答案に書く
歩いた道のりと走った道のりの合計が、家から学校までの1800mと同じなので、
60x+150(21-x)=1800
解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。
解説:=のパターン A 合計
5. 解く
てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。
✏ 答案に書く
- 60x+150(21-x)=1800
- 60x+3150-150x=1800
- -90x+3150=1800
- -90x=-1350
- x=15
6. 確かめる
求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?
✏ 答案に書く
x=15 を 60x+150(21-x)=1800 に代入すると、
左辺:60×15+150(21-15)=1800
右辺:1800
左辺と右辺が等しいので、x=15 は方程式の解である。
解説:てんびんで見ると、左辺 1800 と右辺 1800 でつり合っているね。
7. 解けた
仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!
解説:答えを問題の場面に戻すと
歩いた時間が15分なら、歩いた道のりは60×15=900m。走った時間は21-15=6分で、150×6=900m。道のりは合わせて1800m、時間は合わせて21分になり、問題と合う。
✏ 答案に書く
歩いた時間は、15分である。
答え 15分(歩いた道のり900m)
模範答案
答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。
- おく歩いた時間をx分とする(走った時間は21-x分)。
- 表す走った時間:21-x(分)
歩いた道のり:60x(m)
走った道のり:150(21-x)(m) - つなぐ歩いた道のりと走った道のりの合計が、家から学校までの1800mと同じなので、
60x+150(21-x)=1800 - 解く60x+150(21-x)=1800
60x+3150-150x=1800
-90x+3150=1800
-90x=-1350
x=15 - 確かめるx=15 を代入すると、
左辺:60×15+150(21-15)=1800
右辺:1800
左辺と右辺が等しいので、x=15 は方程式の解である。 - 解けた歩いた時間は、15分である。
答え 15分(歩いた道のり900m)
解けたね! =にした理由を、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「4. つなぐ」で、60x+150(21-x) と 1800 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。
模範を見る
歩いた道のりと走った道のりをたすと、家から学校までの1800mになるから。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
x が何か分からなくなるつまずきやすい段階:「おく」
Aさんはこう書きました:60x+150x=1800 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?走った時間も、歩いた時間と同じ x と書いてしまう。
どう確かめる?xに15を入れると、歩いた15分と走った15分で30分になる。全部で21分なので、走った時間は 21-x 分にする。
気づくコツ:答案の1行目に「〜を x とする」と書こう。答えを出すとき、x が何だったかを読み返そう。
単位がそろっていないつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:x+(21-x)=1800 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?時間と道のりを同じ式に入れ、単位をそろえずに結んでしまう。
どう確かめる?左はxに10を入れても15を入れても21で、21分と1800mを比べていることになる。時間を道のり(m)に直して、道のりどうしを=でつなぐ。
気づくコツ:式を作る前に、km と m、時間と分、L と mL などを1つにそろえよう。
ここまで理解できている?(小学校の内容)
つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。
- 速さ×時間=道のりだって分かる? 時速・分速・秒速の関係も言えるかな?
小6「速さ」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:時速40kmで走るバスが、3時間で進む道のりは何kmですか。
答えを見る
120km
学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)