比・比例式の文章題 004
実際の距離が2.5kmある2地点が、地図上では10cmでした。この地図の縮尺(しゅくしゃく)を1:xとして、xを求めなさい。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?
2. おく
求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!
✏ 答案に書く
縮尺を1:xとする(地図上の1cmが実際にはxcm)
ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。
3. 表す
1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?
✏ 答案に書く
単位をそろえる
- 地図上の長さはcmなので、実際の距離もcmにそろえる。1km=1000m、1m=100cm だから、2.5km=2500m=250000cm。
✏ 答案に書く
- 地図上の長さ:10(cm)
- 実際の距離(cmにそろえた):250000(cm)
解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)
| 部品 | 1あたり | いくつ分 | 式 | 単位 |
|---|---|---|---|---|
| 地図上の長さ | 10 | cm | ||
| 地図上10cmが表す実際の長さ | x cm | 10cm分 | 10x | cm |
| 実際の距離(cmにそろえた) | 250000 | cm |
- 単位をそろえる:2.5km=2500m=250000cm
4. つなぐ
何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。
やってみよう:式を選ぶ
縮尺を 1:x とするよ。方程式を選ぼう。
- ヒント1/3:2.5km は何cmかな? 地図上の10cmと単位をそろえよう。
- ヒント2/3:縮尺 1:x の 1 は地図上の長さ、x は実際の長さ。10cm と 2.5km の組では、どちらを前に書くと 1:x と順番がそろうかな?
✏ 答案に書く
地図上の長さと実際の長さの比 10:250000 が、縮尺の1:xと同じなので、
1:x=10:250000
解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。
解説:=のパターン F 比
5. 解く
てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。
✏ 答案に書く
- 1:x=10:250000
- x×10=1×250000
- 10x=250000
- x=25000
6. 確かめる
求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?
✏ 答案に書く
x=25000 を 1:x=10:250000 に代入すると、1:25000=10:250000
外側の積:1×250000=250000
内側の積:25000×10=250000
外側の積と内側の積が等しいので、x=25000 は方程式の解である。
解説:てんびんで見ると、外側の積 250000 と内側の積 250000 でつり合っているね。
7. 解けた
仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!
解説:答えを問題の場面に戻すと
縮尺が1:25000なら、地図上の10cmは実際には10×25000=250000cm。250000cm=2500m=2.5kmで、問題と合う。
✏ 答案に書く
x=25000 なので、縮尺は 1:25000 である。
答え 1:25000(x=25000)
模範答案
答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。
- おく縮尺を1:xとする(地図上の1cmが実際にはxcm)。
- 表す地図上の長さはcmなので、実際の距離もcmにそろえる。1km=1000m、1m=100cm だから、2.5km=2500m=250000cm。
地図上の長さ:10(cm)
実際の距離(cmにそろえた):250000(cm) - つなぐ地図上の長さと実際の長さの比 10:250000 が、縮尺の1:xと同じなので、
1:x=10:250000 - 解く1:x=10:250000
x×10=1×250000
10x=250000
x=25000 - 確かめるx=25000 を代入すると、1:25000=10:250000
外側の積:1×250000=250000
内側の積:25000×10=250000
外側の積と内側の積が等しいので、x=25000 は方程式の解である。 - 解けたx=25000 なので、縮尺は 1:25000 である。
答え 1:25000(x=25000)
解けたね! =にした理由を、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「4. つなぐ」で、1:x と 10:250000 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。
模範を見る
縮尺は地図上の長さと実際の長さの比なので、10cmと2.5kmの比が1:xと同じになるから。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
単位がそろっていないつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:1:x=10:2.5 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?単位をそろえずに、cmとkmの数をそのまま使って比を作ってしまう。
どう確かめる?解くとx=0.25。xに0.25を入れると、地図上の1cmが実際には0.25cmになり、地図のほうが大きくなってしまう。cmにそろえてから比を作る。
気づくコツ:式を作る前に、km と m、時間と分、L と mL などを1つにそろえよう。
もとにする量の取り違えつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:1:x=250000:10 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?比の順番を逆にして、実際の長さを前に書いてしまう。
どう確かめる?解くとxが1より小さくなり、地図のほうが実際より大きくなってしまう。「地図上:実際」の順に、両方の比をそろえて書く。
気づくコツ:「○の△割」の○がもとにする量だよ。何の割合なのかを言葉で確かめよう。
ここまで理解できている?(小学校の内容)
つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。
- a:b=c:d のとき、外側の積=内側の積になるって分かる?
小6「比」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:赤いビーズが12個、青いビーズが18個あります。赤と青の個数の比を、できるだけ小さい整数の比で表しましょう。また、その比の値を求めましょう。
答えを見る
2:3(比の値は2/3)
- 1km=1000m、1kg=1000g、1L=1000mL、1時間=60分。覚えているかな?
小3「単位のしくみ(長さ・重さ・かさ・時間)」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:1.5kgは何gですか。
答えを見る
1500g
学習指導要領の項目:内容の取扱い ⑷(比例式)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)