比・比例式の文章題 005

比・比例式 005 ★★★ 発展

兄は7000円、弟は4000円持っています。兄が何円か使い、弟が800円もらったので、兄と弟の所持金の比は5:4になりました。兄が使ったのは何円ですか。

わからなくても大丈夫! 下の「ヒントをひとつずつ見る」を押すと、「1. 図」から順に考えられるよ。

どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。

✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。

1. 図

まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?

テープ図兄 7000円(あと 比5):残り+使う ?円、弟 4000円(あと 比4):4000円++800円兄 7000円(あと 比5)残り使う?円弟 4000円(あと 比4)4000円+800円
テープ図:量の合計や差を表す図

2. おく

求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!

✏ 答案に書く

兄が使った金額をx円とする

ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。

3. 表す

1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?

単位をそろえる

単位はそろっているよ(円)

✏ 答案に書く

  • 使ったあとの兄:7000-x(円)
  • もらったあとの弟:4000+800(円)

解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)

部品1あたりいくつ分式単位
使ったあとの兄7000-x円
もらったあとの弟4000+800円

(「4. つなぐ」で式を選んだあとに、残りの部品が出るよ)

4. つなぐ

何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。

やってみよう:式を選ぶ

兄が使った金額を x円とするよ。方程式を選ぼう。

方程式

✏ 答案に書く

使ったあとの兄と弟の所持金の比が、問題の5:4と同じなので、

(7000-x):4800=5:4

解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。

解説:=のパターン F 比

5. 解く

てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。

✏ 答案に書く

  1. (7000-x):4800=5:4
  2. 4(7000-x)=5×4800
  3. 28000-4x=24000
  4. -4x=-4000
  5. x=1000

6. 確かめる

求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?

✏ 答案に書く

x=1000 を (7000-x):4800=5:4 に代入すると、(7000-1000):4800=5:4

外側の積:(7000-1000)×4=24000

内側の積:4800×5=24000

外側の積と内側の積が等しいので、x=1000 は方程式の解である。

解説:てんびんで見ると、外側の積 24000 と内側の積 24000 でつり合っているね。

7. 解けた

仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!

解説:答えを問題の場面に戻すと

兄が1000円使うと6000円、弟は4000+800=4800円。6000:4800 は両方を1200でわると5:4 になり、問題と合う。

✏ 答案に書く

兄が使った金額は、1000円である。

答え 1000円(兄6000円、弟4800円)

模範答案

答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。

  1. おく兄が使った金額をx円とする。
  2. 表す使ったあとの兄:7000-x(円)
    もらったあとの弟:4000+800(円)
  3. つなぐ使ったあとの兄と弟の所持金の比が、問題の5:4と同じなので、
    (7000-x):4800=5:4
  4. 解く(7000-x):4800=5:4
    4(7000-x)=5×4800
    28000-4x=24000
    -4x=-4000
    x=1000
  5. 確かめるx=1000 を代入すると、(7000-1000):4800=5:4
    外側の積:(7000-1000)×4=24000
    内側の積:4800×5=24000
    外側の積と内側の積が等しいので、x=1000 は方程式の解である。
  6. 解けた兄が使った金額は、1000円である。
    答え 1000円(兄6000円、弟4800円)

もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)

つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)

自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。

「4. つなぐ」で、(7000-x):4800 と 5:4 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。

ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。

模範を見る

お金が動いたあとの兄と弟のお金の比が、問題にある5:4になるから。

間違い探し

まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。

この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。

等しくないものを=でつなぐつまずきやすい段階:「つなぐ」

Aさんはこう書きました:(7000-x):4000=5:4 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?弟が800円もらったことを入れ忘れる。

どう確かめる?解くと x=2000。xに2000を入れると兄5000円、弟4000円で5:4になるが、弟は800円もらって4800円のはず。もらった分をたしてから比を作る。

気づくコツ:=でつなぐ前に「何と何が同じか」を1文で言ってみよう。言えないうちは=にしないでおこう。

もとにする量の取り違えつまずきやすい段階:「表す」

Aさんはこう書きました:(7000-x):4800=4:5 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?比の数の順番を、兄と弟で逆にしてしまう。

どう確かめる?解くと x=3160。xに3160を入れると兄は3840円、弟は4800円で兄のほうが少ない。5:4 は兄のほうが多い比なので、順番をそろえる。

気づくコツ:「○の△割」の○がもとにする量だよ。何の割合なのかを言葉で確かめよう。

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つまずきやすいポイントをすべて見る

ここまで理解できている?(小学校の内容)

つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!

この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。

  • a:b=c:d のとき、外側の積=内側の積になるって分かる?

    ためしに1問:赤いビーズが12個、青いビーズが18個あります。赤と青の個数の比を、できるだけ小さい整数の比で表しましょう。また、その比の値を求めましょう。

    答えを見る

    2:3(比の値は2/3)

    小6「比」を復習する(ポイント・例題・確認問題)

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学習指導要領の項目:内容の取扱い ⑷(比例式)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)

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関連する単元

分野のつながりは ③方程式 のページで見られるよ。