数・整数の文章題 007
連続する2つの偶数があります。2つの和は、大きいほうの数の3倍より28小さくなります。2つの偶数を求めなさい。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?
2. おく
求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!
✏ 答案に書く
小さいほうの偶数をxとする(大きいほうはx+2)
ほかの置き方
- 大きいほうの偶数をxとする(小さいほうはx-2)
ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。
3. 表す
1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?
単位をそろえる
数だけの問題なので、そろえる単位はないよ
✏ 答案に書く
- 小さいほうの偶数:x
- 大きいほうの偶数:x+2
- 2つの和:x+(x+2)
- 大きいほうの3倍:3(x+2)
- 3倍より28小さい数:3(x+2)-28
解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)
| 部品 | 1あたり | いくつ分 | 式 | 単位 |
|---|---|---|---|---|
| 小さいほうの偶数 | x | |||
| 大きいほうの偶数 | x+2 | |||
| 2つの和 | x+(x+2) | |||
| 大きいほうの3倍 | x+2 | 3つ分 | 3(x+2) | |
| 3倍より28小さい数 | 3(x+2)-28 |
4. つなぐ
何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。
やってみよう:式を選ぶ
小さいほうの偶数を x とするよ。2つの偶数の和と、大きいほうの3倍の関係を考えて、方程式を選ぼう。
- ヒント1/3:小さいほうの偶数が x なら、次の偶数はどう表せるかな?
- ヒント2/3:大きいほうの3倍は 3(x+2) だね。2つの和とくらべて、どちらがどれだけ小さいかな?
✏ 答案に書く
2つの偶数の和は、大きいほうの3倍より28小さい数と同じだと問題文が言っているので、
x+(x+2)=3(x+2)-28
解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。
解説:=のパターン D 条件
5. 解く
てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。
✏ 答案に書く
- x+(x+2)=3(x+2)-28
- 2x+2=3x+6-28
- 2x+2=3x-22
- -x=-24
- x=24
6. 確かめる
求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?
✏ 答案に書く
x=24 を x+(x+2)=3(x+2)-28 に代入すると、
左辺:24+(24+2)=50
右辺:3(24+2)-28=50
左辺と右辺が等しいので、x=24 は方程式の解である。
解説:てんびんで見ると、左辺 50 と右辺 50 でつり合っているね。
7. 解けた
仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!
解説:答えを問題の場面に戻すと
小さいほうが24なら、2つの偶数は24と26で、和は50。大きいほうの26の3倍は78で、78より28小さい数は50。どちらも50で、問題と合う。
✏ 答案に書く
小さいほうの偶数は、24である。
答え 24、26
模範答案
答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。
- おく小さいほうの偶数をxとする(大きいほうはx+2)。
- 表す小さいほうの偶数:x
大きいほうの偶数:x+2
2つの和:x+(x+2)
大きいほうの3倍:3(x+2)
3倍より28小さい数:3(x+2)-28 - つなぐ2つの偶数の和は、大きいほうの3倍より28小さい数と同じだと問題文が言っているので、
x+(x+2)=3(x+2)-28 - 解くx+(x+2)=3(x+2)-28
2x+2=3x+6-28
2x+2=3x-22
-x=-24
x=24 - 確かめるx=24 を代入すると、
左辺:24+(24+2)=50
右辺:3(24+2)-28=50
左辺と右辺が等しいので、x=24 は方程式の解である。 - 解けた小さいほうの偶数は、24である。
答え 24、26
解けたね! =にした理由を、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「4. つなぐ」で、x+(x+2) と 3(x+2)-28 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。
模範を見る
2つの偶数をたした数が、大きいほうを3倍して28ひいた数と同じだと書いてあるから。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
連続する数のずらし方つまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:x+(x+1)=3(x+1)-28 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?連続する整数と同じように、大きいほうを x+1 と1ずつずらしてしまう。
どう確かめる?解くとx=26。xに26を入れると、2つの数は26と27で、27は偶数ではない。連続する偶数は2ずつ大きくなるので x+2 と書く。
気づくコツ:連続する整数は1ずつ、連続する奇数・偶数は2ずつ大きくなるよ。3つ書き出して確かめよう。
かっこ忘れつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:x+(x+2)=3x+2-28 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?3倍するのが「大きいほうの数」全体であることを見落とし、xだけを3倍してしまう。
どう確かめる?xに24を入れると、3x+2=74 だが、大きいほう26の3倍は78。x+2 をかっこでまとめて3倍する。
気づくコツ:「全体を○倍」「全体から○」は、全体をかっこでくくってから計算しよう。
ここまで理解できている?(小学校の内容)
つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。
- 「50円高い」はたし算、「50円安い」はひき算だって分かる? ふえる・へる・合わせる・ちがいの場面だよ。
小2「たし算・ひき算の場面」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:教室に児童が28人います。あとから6人入ってきました。教室の児童は全部で何人になりましたか。
答えを見る
34人
- わからない数を□として式に書けるかな? xも□と同じだよ。
小4「□を使った式」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:あめを□個持っていました。友だちから35個もらったので、90個になりました。□に当てはまる数を求めましょう。
答えを見る
55個
学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)