数・整数の文章題 008
ある数に3をかけて7をたすところを、まちがえて7をかけて3をたしたため、正しい答えより52大きくなりました。ある数を求めなさい。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?
2. おく
求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!
✏ 答案に書く
ある数をxとする
ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。
3. 表す
1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?
単位をそろえる
単位のない数の問題だよ
✏ 答案に書く
- 正しい答え:3x+7
- まちがえた答え:7x+3
解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)
| 部品 | 1あたり | いくつ分 | 式 | 単位 |
|---|---|---|---|---|
| 正しい答え | 3x+7 | |||
| まちがえた答え | 7x+3 |
4. つなぐ
何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。
やってみよう:式を選ぶ
ある数を x とするよ。正しい答えとまちがえた答えの差を考えて、方程式を選ぼう。
- ヒント1/3:正しい計算とまちがえた計算では、何と何が入れかわっているかな?
- ヒント2/3:まちがえた答えは 7x+3 だね。正しい答えも式で表して、どちらが大きいか確かめよう。
✏ 答案に書く
まちがえた答えから正しい答えをひいた差が、問題の52と同じなので、
(7x+3)-(3x+7)=52
解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。
解説:=のパターン D 条件
5. 解く
てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。
✏ 答案に書く
- (7x+3)-(3x+7)=52
- 7x+3-3x-7=52
- 4x-4=52
- 4x=56
- x=14
6. 確かめる
求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?
✏ 答案に書く
x=14 を (7x+3)-(3x+7)=52 に代入すると、
左辺:(7×14+3)-(3×14+7)=52
右辺:52
左辺と右辺が等しいので、x=14 は方程式の解である。
解説:てんびんで見ると、左辺 52 と右辺 52 でつり合っているね。
7. 解けた
仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!
解説:答えを問題の場面に戻すと
ある数が14なら、正しい答えは14×3+7=49、まちがえた答えは14×7+3=101。101-49=52 で、問題と合う。
✏ 答案に書く
ある数は、14である。
答え 14
模範答案
答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。
- おくある数をxとする。
- 表す正しい答え:3x+7
まちがえた答え:7x+3 - つなぐまちがえた答えから正しい答えをひいた差が、問題の52と同じなので、
(7x+3)-(3x+7)=52 - 解く(7x+3)-(3x+7)=52
7x+3-3x-7=52
4x-4=52
4x=56
x=14 - 確かめるx=14 を代入すると、
左辺:(7×14+3)-(3×14+7)=52
右辺:52
左辺と右辺が等しいので、x=14 は方程式の解である。 - 解けたある数は、14である。
答え 14
解けたね! =にした理由を、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「4. つなぐ」で、(7x+3)-(3x+7) と 52 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。
模範を見る
まちがえた答えのほうが52大きいので、2つの答えの差が52になるから。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
かっこ忘れつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:(7x+3)-3x+7=52 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?かっこを付けずにひき、7までひいていない。
どう確かめる?xに14を入れると、101-42+7=66 で52にならない。3x+7 をまとめてひくので、かっこを付けて 7 もひく。
気づくコツ:「全体を○倍」「全体から○」は、全体をかっこでくくってから計算しよう。
ふえる・へるの取り違えつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:(3x+7)-(7x+3)=52 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?どちらからどちらをひくのかを逆にしてしまう。
どう確かめる?xに14を入れると、49-101=-52 になる。まちがえた答えのほうが大きいので、大きいほうからひく。
気づくコツ:「高い・後・増える」はたす、「安い・前・減る」はひく。場面の向きを確かめよう。
ここまで理解できている?(小学校の内容)
つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。
- 「50円高い」はたし算、「50円安い」はひき算だって分かる? ふえる・へる・合わせる・ちがいの場面だよ。
小2「たし算・ひき算の場面」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:教室に児童が28人います。あとから6人入ってきました。教室の児童は全部で何人になりましたか。
答えを見る
34人
- わからない数を□として式に書けるかな? xも□と同じだよ。
小4「□を使った式」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:あめを□個持っていました。友だちから35個もらったので、90個になりました。□に当てはまる数を求めましょう。
答えを見る
55個
学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)