傾きと1点から 012

傾きと1点から 012 ★★★

直線 2x+y=3 に平行で、点 (3, -4) を通る直線の式を求めなさい。

x² は x^2、分数は 12/x のように書いてね。

わからなくても大丈夫! 下の「ヒントをひとつずつ見る」を押すと、「1. 図」から順に考えられるよ。

どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。

✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。

1. 図

表や図で、わかっている数(組・点・式)と、求める「?」を見つけよう。

直線 2x+y=3 と点 (3, -4)点線は直線 2x+y=3。点 (3, -4) に印がある。求める直線は、点線に平行で点 (3, -4) を通る。xy2x+y=3-224-6-4-2246O(3, -4)

2x+y=3 のグラフも直線。傾きを読むには、y について解いて y=ax+b の形にしよう。

2. おく

x と y が何の量かを1文で書いて、関係の形を決めよう。1次関数なら y=ax+b とおくよ。おいた式の文字は、まだわからない数だね。

やってみよう:形をえらぶ

x と y の関係は、どの形でおける?

おく式の形

✏ 答案に書く

直線上の点の座標を (x, y) とする。

求める直線は 2x+y=3 に平行な直線(1次関数のグラフ)だから、y=ax+b とおく。

解説:a・b は、まだわからない数。次の「3. 入れる」で、わかっていることを使って決めるよ。

3. 入れる

わかっている x と y の組(や、傾き・切片)を、おいた式に入れよう。

✏ 答案に書く

2x+y=3 を y について解くと y=-2x+3。平行な直線は傾きが等しく、求める直線の傾きも -2 だから、a=-2。y=-2x+b に x=3、y=-4 を代入すると、

-4=(-2)×3+b

4. 求める

おいた式のわからない数(a と b など)を求めよう。2組わかっているときは、変化の割合か連立方程式で求めるよ。

✏ 答案に書く

-4=-6+b

b=-4-(-6)=2

5. 式にする

求めた数を、おいた式に戻すと、x と y の関係が1つの式になるよ。

✏ 答案に書く

a=-2、b=2 を y=ax+b に戻すと、

y=-2x+2

6. 使う

式ができれば、どんな x でも y がわかる。聞かれている数を求めよう。

✏ 答案に書く

求める式は y=-2x+2。

7. 確かめる

はじめの組や、ほかの組に戻して、式が合っているか確かめよう。

✏ 答案に書く

はじめの組、x=3、y=-4 を y=-2x+2 に入れると、y=-2×3+2=-4。合っている。

✏ 答案に書く

直線の式は y=-2x+2 である。

答え y=-2x+2

模範答案

答案(ノート)には、右側の文と式を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。

  1. おく直線上の点の座標を (x, y) とする。
    求める直線は 2x+y=3 に平行な直線(1次関数のグラフ)だから、y=ax+b とおく。
  2. 入れる2x+y=3 を y について解くと y=-2x+3。平行な直線は傾きが等しく、求める直線の傾きも -2 だから、a=-2。y=-2x+b に x=3、y=-4 を代入すると、
    -4=(-2)×3+b
  3. 求める-4=-6+b
    b=-4-(-6)=2
  4. 式にするa=-2、b=2 を y=ax+b に戻すと、
    y=-2x+2
  5. 使う求める式は y=-2x+2。
  6. 確かめるはじめの組、x=3、y=-4 を y=-2x+2 に入れると、y=-2×3+2=-4。合っている。
    直線の式は y=-2x+2 である。
    答え y=-2x+2

もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)

その形でおける理由を自分の言葉で書く(「2. おく」のふり返り)

自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。

「2. おく」で、y=ax+b とおいたね。
なぜ、その形でおけると言えるのかな? 自分の言葉で書いてみよう。

ヒント:問題文の言葉や、表で x が2倍・3倍になったときの y の変わり方を使って書こう。

模範を見る

求める直線は、直線 2x+y=3 に平行な直線だから。2x+y=3 は y=-2x+3 と同じ直線で、平行な直線は傾き -2 の直線として y=ax+b とおける。

間違い探し

まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。

この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。

形の取りちがえつまずきやすい段階:「おく」

Aさんはこう書きました:2x+y=3 の傾きは 2 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?2x+y=3 の x の係数 2 を、そのまま傾きだと思ってしまう。

どう確かめる?傾きを読むのは y=ax+b の形にしてから。2x を右辺に移すと y=-2x+3 で、傾きは -2。

気づくコツ:表で x を2倍・3倍したとき y がどうなるか、x=0 のとき y はいくつかを見ると、どの形でおけるかがわかるよ。

符号のまちがいつまずきやすい段階:「入れる」

Aさんはこう書きました:-4=-6+b から b=-10 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?数を右辺に移すとき、符号を変えるのを忘れてしまう。

どう確かめる?b=-4-(-6)=2。y=-2x-10 に x=3 を入れると y=-2×3-10=-16 で、-4 と合わない。

気づくコツ:負の数を代入するときは、かっこをつけて (-3) のように書こう。

グラフ・座標の読みちがいつまずきやすい段階:「図」

Aさんはこう書きました:y=-2x+3 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?平行な直線は、切片も同じだと思ってしまう。

どう確かめる?切片も同じだと、同じ直線になってしまう。y=-2x+3 に x=3 を入れると y=-2×3+3=-3 で、点 (3, -4) を通らない。

気づくコツ:座標は (x, y) の順。まず横(x)、次にたて(y)を読むよ。目もり1つ分がいくつかも確かめよう。

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よくある間違いをすべて見る

ここまで理解できている?(前の学習)

つまずいたら、前に学んだところに戻っても大丈夫!

この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。

  • 等式を「y=…」の形に変形する(y について解く)には、y 以外の項を移項し、y の係数でわる。

    ためしに1問:x+y=7 を y について解くと?

    答えを見る

    y=-x+7

    中2「式の変形」を確かめる
  • 負の数のひき算は、ひく数の符号を変えてたす。かけ算・わり算は符号を先に決める。

    ためしに1問:-2-(-7) は?

    答えを見る

    5

    中1「正負の数」を確かめる
  • 移項して、x の項を左に、数の項を右に集めてから、x の係数でわる。

    ためしに1問:5=3+b を解くと?

    答えを見る

    b=2

    中1「1次方程式」を確かめる

学習指導要領の項目:C(1) ア(ア)/C(1) ア(ウ)/C(1) イ(ア)

前の単元・次の単元

  1. 前に学ぶ単元比例と反比例、1次方程式
  2. いまの単元1次関数(中2)
  3. 次に学ぶ単元関数 y=ax²

関連する単元

分野のつながりは ④関数 のページで見られるよ。