変域 010
y は x に反比例し、x=5 のとき y=-6 です。x の変域が -10<x≦-3 のとき、y の変域を求めなさい。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
表や図で、ともなって変わる2つの量を見つけよう。わかっている数と、求める「?」はどれかな?
わかっている組は x>0、変域は x<0 だね。反比例のグラフは x<0 の側にもあるよ。
2. おく
x と y が何の量かを1文で書いて、関係の形を決めよう。比例なら y=ax、反比例なら y=a/x とおくよ。a は、まだわからない数だね。
やってみよう:形をえらぶ
x と y の関係は、どの形でおける?
- ヒント1/3:問題文に「比例」「反比例」の言葉はあるかな? 表があれば、x が2倍になると y はどうなるかを見よう。
- ヒント2/3:x×y が一定なら反比例、y÷x が一定なら比例だよ。
✏ 答案に書く
x と y は、問題文のとおりとする。
y は x に反比例するから、y=
解説:a は、まだわからない数。次の「3. 入れる」で、わかっていることを使って決めるよ。
3. 入れる
わかっている x と y の組を、おいた式に入れよう。
✏ 答案に書く
x=5 のとき y=-6 だから、y=
-6=
4. 求める
比例定数(a など)についての方程式になったね。1次方程式と同じように解こう。
✏ 答案に書く
両辺に 5 をかけると、a=
5. 式にする
求めた比例定数を戻すと、x と y の関係が式になるよ。
✏ 答案に書く
a=-30 を y=
y=
6. 使う
式ができれば、どんな x でも y がわかる。聞かれている数を求めよう。
✏ 答案に書く
x=-10 のとき y=3、x=-3 のとき y=10。
この変域では、x が増えると y はいつも増えるので、両はしの y の値の間になる。
x=-10 は変域にふくまれないので、y は 3 にはならない(< を使う)。
y の変域は、3<
7. 確かめる
ほかの組や、はじめの組に戻して、式が合っているか確かめよう。
✏ 答案に書く
はじめの組、x=5、y=-6 を y=
✏ 答案に書く
y の変域は 3<y≦10 である。
答え 3<y≦10
模範答案
答案(ノート)には、右側の文と式を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。
- おくx と y は、問題文のとおりとする。
y は x に反比例するから、y=ax とおく(問題文)。 - 入れるx=5 のとき y=-6 だから、y=
ax に代入すると、
-6=a5 - 求める両辺に 5 をかけると、a=
-6×5= -30 - 式にするa=-30 を y=
ax に戻すと、
y=-30x - 使うx=-10 のとき y=3、x=-3 のとき y=10。
この変域では、x が増えると y はいつも増えるので、両はしの y の値の間になる。
x=-10 は変域にふくまれないので、y は 3 にはならない(< を使う)。
y の変域は、3<y≦ 10 - 確かめるはじめの組、x=5、y=-6 を y=
-30x に入れると、y=-305= 。合っている。-6
y の変域は 3<y≦10 である。
答え 3<y≦10
解けたね! どうしてその形でおけたのか、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
その形でおける理由を自分の言葉で書く(「2. おく」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「2. おく」で、y=
なぜ、その形でおけると言えるのかな? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:問題文の言葉や、表で x が2倍・3倍になったときの y の変わり方を使って書こう。
模範を見る
問題文に「y は x に反比例し」と書いてあるから、y=a/x とおける。a<0 の反比例では、x<0 の範囲で x が増えると y も増えるので、x の両はしの y が、そのまま小さい方・大きい方のはしになる。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
符号のまちがいつまずきやすい段階:「入れる」
Aさんはこう書きました:a=(-6)×5=30 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?負の数のかけ算で、符号を落としてしまう。
どう確かめる?負の数×正の数は負の数だから a=-30。y=30/x に x=5 を入れると 6 になり、-6 と合わない。
気づくコツ:負の数を代入するときは、かっこをつけて (-3) のように書こう。
変域のまちがいつまずきやすい段階:「使う」
Aさんはこう書きました:10<y≦3 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?「反比例は、x が増えると y がへる」と思いこみ、x=-10 のときの y が大きいと考えてしまう。
どう確かめる?a<0 の反比例では、x<0 の範囲で x が増えると y も増える。x=-10 のとき y=3、x=-3 のとき y=10。
気づくコツ:両はしの値だけでなく、途中でいちばん大きく・小さくなる所がないか、グラフで確かめよう。
ここまで理解できている?(前の学習)
つまずいたら、前に学んだところに戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。
- 負の数のかけ算・わり算は、符号を先に決める(負の数が奇数個なら -、偶数個なら +)。
中1「正負の数」を確かめる
ためしに1問:(-2)×(-6) は?
答えを見る
12
- ≦ は「以上・以下(その数もふくむ)」、< は「未満・より大きい(その数はふくまない)」。
中1「不等号の使い方」を確かめる
ためしに1問:「x は -1 以上 3 未満」を不等号で表すと?
答えを見る
-1≦x<3