反比例の場面 014
ある道のりを進むとき、車輪のまわりの長さが 150 cm の一輪車では、車輪がちょうど 400 回転しました。同じ道のりを、車輪のまわりの長さが 2 m の自転車で進むと、車輪は何回転しますか。ただし、車輪はすべらずに転がるものとします。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
表や図で、ともなって変わる2つの量を見つけよう。わかっている数と、求める「?」はどれかな?
まわりの長さの単位が、cm と m でそろっていないね。
2. おく
x と y が何の量かを1文で書いて、関係の形を決めよう。比例なら y=ax、反比例なら y=a/x とおくよ。a は、まだわからない数だね。
やってみよう:形をえらぶ
x と y の関係は、どの形でおける?
- ヒント1/3:問題文に「比例」「反比例」の言葉はあるかな? 表があれば、x が2倍になると y はどうなるかを見よう。
- ヒント2/3:x×y が一定なら反比例、y÷x が一定なら比例だよ。
✏ 答案に書く
車輪のまわりの長さを x cm、回転数を y 回とする。
車輪が1回転すると、まわりの長さだけ進む。進む道のりは同じなので、まわりの長さ×回転数 はいつも同じ数(道のり)になる。回転数はまわりの長さに反比例するから、y=
解説:a は、まだわからない数。次の「3. 入れる」で、わかっていることを使って決めるよ。
3. 入れる
わかっている x と y の組を、おいた式に入れよう。
✏ 答案に書く
x=150 のとき y=400 だから、y=
400=
4. 求める
比例定数(a など)についての方程式になったね。1次方程式と同じように解こう。
✏ 答案に書く
両辺に 150 をかけると、a=
5. 式にする
求めた比例定数を戻すと、x と y の関係が式になるよ。
✏ 答案に書く
a=60000 を y=
y=
6. 使う
式ができれば、どんな x でも y がわかる。聞かれている数を求めよう。
✏ 答案に書く
2 m=200 cm だから、x=200 を代入する。
y=
y=
7. 確かめる
ほかの組や、はじめの組に戻して、式が合っているか確かめよう。
✏ 答案に書く
はじめの組、x=150、y=400 を y=
解説:答えを問題の場面に戻すと
まわりの長さ 200 cm の車輪が 300 回転すると 200×300=60000 cm=600 m 進む。一輪車の 150×400=60000 cm と同じ道のりになっている。車輪が大きいほど回転数は少なくなるので、400 回より少ない 300 回は、大きさも合っている。
✏ 答案に書く
自転車の車輪は 300 回転する。
答え 300 回
模範答案
答案(ノート)には、右側の文と式を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。
- おく車輪のまわりの長さを x cm、回転数を y 回とする。
車輪が1回転すると、まわりの長さだけ進む。進む道のりは同じなので、まわりの長さ×回転数 はいつも同じ数(道のり)になる。回転数はまわりの長さに反比例するから、y=ax とおく。 - 入れるx=150 のとき y=400 だから、y=
ax に代入すると、
400=a150 - 求める両辺に 150 をかけると、a=
400×150= 60000 - 式にするa=60000 を y=
ax に戻すと、
y=60000x - 使う2 m=200 cm だから、x=200 を代入する。
y=60000x に x=200 を代入すると、
y=60000200= 300 - 確かめるはじめの組、x=150、y=400 を y=
60000x に入れると、y=60000150= 。合っている。400
自転車の車輪は 300 回転する。
答え 300 回
解けたね! どうしてその形でおけたのか、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
その形でおける理由を自分の言葉で書く(「2. おく」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「2. おく」で、y=
なぜ、その形でおけると言えるのかな? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:問題文の言葉や、表で x が2倍・3倍になったときの y の変わり方を使って書こう。
模範を見る
進む道のりは同じなので、車輪のまわりの長さ×回転数 はいつも同じ数(道のり)になる。まわりの長さが2倍になると回転数は 1/2 倍になるから、回転数はまわりの長さに反比例する。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
単位・量の読みちがいつまずきやすい段階:「図」
Aさんはこう書きました:y=60000÷2=30000 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?cm と m のちがいを見落として、2 をそのまま入れてしまう。
どう確かめる?x は cm で表すと決めたので、2 m=200 cm に直してから入れる。
気づくコツ:分と時間、cm と m のように、単位がそろっているか確かめてから式にしよう。
形の取りちがえつまずきやすい段階:「おく」
Aさんはこう書きました:y=8/3 x とおいて y=1600/3 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?車輪の大きさと回転数を、比例だと思ってしまう。
どう確かめる?大きい車輪ほど、1回転で長く進むので、回転数は少なくなる。
気づくコツ:表で x を2倍・3倍したとき y がどうなるか、x=0 のとき y はいくつかを見ると、どの形でおけるかがわかるよ。
ここまで理解できている?(前の学習)
つまずいたら、前に学んだところに戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。
- x が2倍・3倍になると y も2倍・3倍になるのが比例、1/2倍・1/3倍になるのが反比例。
小6「比例と反比例」を確かめる
ためしに1問:y が x に比例し、x=2 のとき y=10 です。x=6 のとき y は?
答えを見る
x が3倍だから y も3倍で 30。
- 等式の両辺を同じ数でわったり、同じ数をかけたりしても、等式は成り立つ。
中1「1次方程式」を確かめる
ためしに1問:5a=-20 を解くと?
答えを見る
a=-4