放物線と直線 014

放物線と直線 014 ★★★

関数 y=ax² のグラフ(放物線)は点 (2, 2) を通ります。直線 ℓ は2点 (-4, 0)、(0, 4) を通り、放物線と2点 A、B で交わります(A の x 座標は負、B の x 座標は正)。原点 O を通って △OAB の面積を2等分する直線は、線分 AB の中点 M を通ります。点 M の座標を求めなさい。

放物線と直線 ℓ、△OAB上に開いた放物線と右上がりの直線 ℓ が A、B で交わる。原点 O と A、B を結んだ三角形。xy放物線ℓOAB

まず、答えを入れてみよう:座標

(,)

わからなくても大丈夫! 下の「ヒントをひとつずつ見る」を押すと、「1. 図」から順に考えられるよ。

どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。

✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。

1. 図

表や図で、ともなって変わる2つの量を見つけよう。x が2倍・3倍になると、y はどうなるかな?

わかっている点放物線は点 (2, 2) を通る。ℓ は点 (-4, 0) と (0, 4) を通る。AB の中点 M は「?」。xy放物線ℓM は?O(2, 2)(-4, 0)(0, 4)AB

△OAM と △OMB は、底辺 AM と MB の長さが等しく、高さ(O から直線 AB までの長さ)も同じ。だから面積が等しくなるよ。

2. おく

x と y が何の量かを1文で書いて、関係の形を決めよう。2乗に比例するなら y=ax² とおくよ。a は、まだわからない数だね。

✏ 答案に書く

グラフの横の軸を x 軸、たての軸を y 軸とする。

放物線は関数 y=ax² のグラフだと問題文にあるから、y=ax2 とおく。

ℓ は2点を通る直線だから、y=mx+n とおく。

解説:a・m・n は、まだわからない数。次の「3. 入れる」で、わかっていることを使って決めるよ。

3. 入れる

わかっている x と y の組を、おいた式に入れよう。x² を先に計算するよ。

✏ 答案に書く

放物線:

x=2 のとき y=2 だから、y=ax2 に代入すると、

2=a×22

ℓ:

x=0 のとき y=4 だから、y=mx+n の n は 4。

x=-4 のとき y=0 を y=mx+4 に代入すると、

0=m×(-4)+4

4. 求める

おいた式の、まだわからない数(a など)についての方程式になったね。y=ax² なら、両辺を x² の値でわろう。関数が2つあるときは、2つ目の式の数(b や、直線の m・n、k など)も、それぞれ求めるよ。

✏ 答案に書く

放物線:

4a=2

a=2÷4=12

ℓ:

n=4

-4m=0-4=-4

m=-4÷(-4)=1

5. 式にする

求めた数(a など)を、おいた式に戻すと、x と y の関係が1つの式になるよ。

✏ 答案に書く

放物線:

a=1/2 を y=ax2 に戻すと、

y=12x2

ℓ:

m=1、n=4 を y=mx+n に戻すと、

y=x+4

6. 使う

式ができれば、どんな x でも y がわかる。y から x を求めるときは、x が2つある場合に気をつけよう。

✏ 答案に書く

2つの式の y を等しいとおくと、12x2=x+4

移項して整理すると、x2-2x-8=0

(x+2)(x-4)=0

x=-2、4

B の x 座標は正だから、x=4。

x=4 を y=12x2 に代入すると、y=12×42=8

A の x 座標は -2。y=12x2 に x=-2 を代入すると、y=12×(-2)2=2 なので、A(-2, 2)。

M の x 座標は、A と B の x 座標の真ん中で -2+42=1。

M の y 座標は、A と B の y 座標の真ん中で 2+82=5。

7. 確かめる

はじめの組や、ほかの組に戻して、式が合っているか確かめよう。

✏ 答案に書く

放物線が通る点の組、x=2、y=2 を y=12x2 に入れると、y=12×22=2。合っている。

ℓ が通る点の組、x=-4、y=0 を y=x+4 に入れると、y=(-4)+4=0。合っている。

求めた中点 M の組、x=1、y=5 を y=x+4 に入れると、y=1+4=5。合っている。

✏ 答案に書く

点 M の座標は (1, 5) である。

答え (1, 5)

模範答案

答案(ノート)には、右側の文と式を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。

  1. おくグラフの横の軸を x 軸、たての軸を y 軸とする。
    放物線は関数 y=ax² のグラフだと問題文にあるから、y=ax2 とおく。
    ℓ は2点を通る直線だから、y=mx+n とおく。
  2. 入れる放物線:
    x=2 のとき y=2 だから、y=ax2 に代入すると、
    2=a×22
    ℓ:
    x=0 のとき y=4 だから、y=mx+n の n は 4。
    x=-4 のとき y=0 を y=mx+4 に代入すると、
    0=m×(-4)+4
  3. 求める放物線:
    4a=2
    a=2÷4=12
    ℓ:
    n=4
    -4m=0-4=-4
    m=-4÷(-4)=1
  4. 式にする放物線:
    a=1/2 を y=ax2 に戻すと、
    y=12x2
    ℓ:
    m=1、n=4 を y=mx+n に戻すと、
    y=x+4
  5. 使う2つの式の y を等しいとおくと、12x2=x+4
    移項して整理すると、x2-2x-8=0
    (x+2)(x-4)=0
    x=-2、4
    B の x 座標は正だから、x=4。
    x=4 を y=12x2 に代入すると、y=12×42=8
    A の x 座標は -2。y=12x2 に x=-2 を代入すると、y=12×(-2)2=2 なので、A(-2, 2)。
    M の x 座標は、A と B の x 座標の真ん中で -2+42=1。
    M の y 座標は、A と B の y 座標の真ん中で 2+82=5。
  6. 確かめる放物線が通る点の組、x=2、y=2 を y=12x2 に入れると、y=12×22=2。合っている。
    ℓ が通る点の組、x=-4、y=0 を y=x+4 に入れると、y=(-4)+4=0。合っている。
    求めた中点 M の組、x=1、y=5 を y=x+4 に入れると、y=1+4=5。合っている。
    点 M の座標は (1, 5) である。
    答え (1, 5)

もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)

その形でおける理由を自分の言葉で書く(「2. おく」のふり返り)

自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。

「2. おく」で、y=ax2・y=mx+n とおいたね。
なぜ、その形でおけると言えるのかな? 自分の言葉で書いてみよう。

ヒント:問題文の言葉や、表で x が2倍・3倍になったときの y の変わり方を使って書こう。

模範を見る

放物線は関数 y=ax² のグラフなので y=ax²、ℓ は直線なので y=mx+n とおける。交点 A・B の座標がわかれば、中点 M は x 座標・y 座標をそれぞれ平均して求められる。

間違い探し

まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。

この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。

グラフ・座標の読みちがいつまずきやすい段階:「図」

Aさんはこう書きました:M(2, 10) どこが違う?

なぜそう書きたくなる?中点は「たして 2 でわる」のに、2 でわるのを忘れてしまう。

どう確かめる?M(2, 10) は ℓ の上にない(x=2 のとき ℓ の y は 6)。中点は線分 AB の上にあるはず。

気づくコツ:座標は (x, y) の順。まず横(x)、次にたて(y)を読むよ。目もり1つ分がいくつかも確かめよう。

グラフ・座標の読みちがいつまずきやすい段階:「図」

Aさんはこう書きました:M(3, 3) どこが違う?

なぜそう書きたくなる?A と B の座標の差の半分を、そのまま中点の座標にしてしまう。

どう確かめる?差の半分は、A から M までの増え方。M の x 座標は -2+3=1、y 座標は 2+3=5。

気づくコツ:座標は (x, y) の順。まず横(x)、次にたて(y)を読むよ。目もり1つ分がいくつかも確かめよう。

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よくある間違いをすべて見る

ここまで理解できている?(前の学習)

つまずいたら、前に学んだところに戻っても大丈夫!

この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。

  • 1次関数 y=ax+b の変化の割合はいつも a で一定。グラフは直線。

    ためしに1問:2点 (1, 2)、(3, 10) を通る直線の式は?

    答えを見る

    a=(10-2)÷(3-1)=4、b=2-4=-2 で、y=4x-2

    中2「1次関数」を確かめる
  • x²+px+q=0 は、左辺を因数分解できるときは、因数分解して「A×B=0 なら A=0 または B=0」で解く。

    ためしに1問:x²-2x-8=0 を解くと?

    答えを見る

    (x+2)(x-4)=0 で x=-2、4

    中3「2次方程式」を確かめる
  • x²+(a+b)x+ab=(x+a)(x+b)。たして x の係数、かけて定数の項になる2数 a、b をさがす。

    ためしに1問:x²-5x+6 を因数分解すると?

    答えを見る

    (x-2)(x-3)

    中3「因数分解」を確かめる

学習指導要領の項目:C(1) イ(ア)/C(1) イ(イ)

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  1. 前に学ぶ単元1次関数
  2. いまの単元関数 y=ax²(中3)
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関連する単元

分野のつながりは ④関数 のページで見られるよ。