放物線と直線 013
関数 y=ax² のグラフ(放物線)は点 (-4, 8) を通ります。直線 ℓ は2点 (0, -4)、(3, 5) を通り、放物線と2点 A、B で交わります(A の x 座標は、B の x 座標より小さい)。原点を O とするとき、△OAB の面積を求めなさい。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
表や図で、ともなって変わる2つの量を見つけよう。x が2倍・3倍になると、y はどうなるかな?
2. おく
x と y が何の量かを1文で書いて、関係の形を決めよう。2乗に比例するなら y=ax² とおくよ。a は、まだわからない数だね。
✏ 答案に書く
グラフの横の軸を x 軸、たての軸を y 軸とする。
放物線は関数 y=ax² のグラフだと問題文にあるから、y=
ℓ は2点を通る直線だから、y=
解説:a・m・n は、まだわからない数。次の「3. 入れる」で、わかっていることを使って決めるよ。
3. 入れる
わかっている x と y の組を、おいた式に入れよう。x² を先に計算するよ。
✏ 答案に書く
放物線:
x=-4 のとき y=8 だから、y=
8=
ℓ:
x=0 のとき y=-4 だから、y=
x=3 のとき y=5 を y=
5=
4. 求める
おいた式の、まだわからない数(a など)についての方程式になったね。y=ax² なら、両辺を x² の値でわろう。関数が2つあるときは、2つ目の式の数(b や、直線の m・n、k など)も、それぞれ求めるよ。
✏ 答案に書く
放物線:
16a=
a=
ℓ:
n=
3m=
m=
5. 式にする
求めた数(a など)を、おいた式に戻すと、x と y の関係が1つの式になるよ。
✏ 答案に書く
放物線:
a=1/2 を y=
y=
ℓ:
m=3、n=-4 を y=
y=
6. 使う
式ができれば、どんな x でも y がわかる。y から x を求めるときは、x が2つある場合に気をつけよう。
✏ 答案に書く
2つの式の y を等しいとおくと、12x2=
移項して整理すると、x2-
(x-
x=2、4
B の x 座標は A より大きいから、x=4。
x=4 を y=
A の x 座標は 2、B の x 座標は 4。どちらも正なので、A も B も y 軸の右側にある。
ℓ と y 軸の交点を C とすると、C(0, -4)。△OAB は、△OCB から △OCA をひいたものになる。
△OCB と △OCA は、どちらも OC=4 を底辺とし、高さはそれぞれ 4 と 2。
△OAB=12×4×4-
7. 確かめる
はじめの組や、ほかの組に戻して、式が合っているか確かめよう。
✏ 答案に書く
放物線が通る点の組、x=-4、y=8 を y=
ℓ が通る点の組、x=3、y=5 を y=
求めた点 B の組、x=4、y=8 を y=
✏ 答案に書く
△OAB の面積は 4 である。
答え 4
模範答案
答案(ノート)には、右側の文と式を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。
- おくグラフの横の軸を x 軸、たての軸を y 軸とする。
放物線は関数 y=ax² のグラフだと問題文にあるから、y=ax2 とおく。
ℓ は2点を通る直線だから、y=mx+ とおく。n - 入れる放物線:
x=-4 のとき y=8 だから、y=ax2 に代入すると、
8=a×(-4)2
ℓ:
x=0 のとき y=-4 だから、y=mx+ の n は -4。n
x=3 のとき y=5 を y=mx- に代入すると、4
5=m×3- 4 - 求める放物線:
16a=8
a=8÷16= 12
ℓ:
n=-4
3m=5- (-4)= 9
m=9÷3= 3 - 式にする放物線:
a=1/2 を y=ax2 に戻すと、
y=12x2
ℓ:
m=3、n=-4 を y=mx+ に戻すと、n
y=3x- 4 - 使う2つの式の y を等しいとおくと、12x2=
3x- 4
移項して整理すると、x2-6x+ 8= 0
(x-2)(x- 4)= 0
x=2、4
B の x 座標は A より大きいから、x=4。
x=4 を y=12x2 に代入すると、y=12×42= 8
A の x 座標は 2、B の x 座標は 4。どちらも正なので、A も B も y 軸の右側にある。
ℓ と y 軸の交点を C とすると、C(0, -4)。△OAB は、△OCB から △OCA をひいたものになる。
△OCB と △OCA は、どちらも OC=4 を底辺とし、高さはそれぞれ 4 と 2。
△OAB=12×4×4-12×4×2= 4 - 確かめる放物線が通る点の組、x=-4、y=8 を y=
12x2 に入れると、y=12×(-4)2= 。合っている。8
ℓ が通る点の組、x=3、y=5 を y=3x- に入れると、y=4 3×3- 。合っている。4= 5
求めた点 B の組、x=4、y=8 を y=3x- に入れると、y=4 3×4- 。合っている。4= 8
△OAB の面積は 4 である。
答え 4
解けたね! どうしてその形でおけたのか、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
その形でおける理由を自分の言葉で書く(「2. おく」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「2. おく」で、y=
なぜ、その形でおけると言えるのかな? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:問題文の言葉や、表で x が2倍・3倍になったときの y の変わり方を使って書こう。
模範を見る
放物線は関数 y=ax² のグラフだから y=ax²、ℓ は直線だから y=mx+n とおける。交点 A・B の座標がわかれば、y 軸で三角形を分けて、面積を求められる。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
グラフ・座標の読みちがいつまずきやすい段階:「図」
Aさんはこう書きました:△OAB=△OCB+△OCA=8+4=12 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?A と B が y 軸の両側にあるときのやり方を、そのまま使ってしまう。
どう確かめる?A も B も y 軸の右側にある。図で、△OCA は △OCB の中にふくまれているので、たすのではなくひく。
気づくコツ:座標は (x, y) の順。まず横(x)、次にたて(y)を読むよ。目もり1つ分がいくつかも確かめよう。
グラフ・座標の読みちがいつまずきやすい段階:「図」
Aさんはこう書きました:△OAB=△OCB=8 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?外側の大きい三角形だけを見てしまう。
どう確かめる?△OCB には、△OAB のほかに △OCA もふくまれている。8 から △OCA の 4 をひく。
気づくコツ:座標は (x, y) の順。まず横(x)、次にたて(y)を読むよ。目もり1つ分がいくつかも確かめよう。
ここまで理解できている?(前の学習)
つまずいたら、前に学んだところに戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。
- 1次関数 y=ax+b の変化の割合はいつも a で一定。グラフは直線。
中2「1次関数」を確かめる
ためしに1問:2点 (1, 2)、(3, 10) を通る直線の式は?
答えを見る
a=(10-2)÷(3-1)=4、b=2-4=-2 で、y=4x-2
- x²+px+q=0 は、左辺を因数分解できるときは、因数分解して「A×B=0 なら A=0 または B=0」で解く。
中3「2次方程式」を確かめる
ためしに1問:x²-2x-8=0 を解くと?
答えを見る
(x+2)(x-4)=0 で x=-2、4
- x²+(a+b)x+ab=(x+a)(x+b)。たして x の係数、かけて定数の項になる2数 a、b をさがす。
中3「因数分解」を確かめる
ためしに1問:x²-5x+6 を因数分解すると?
答えを見る
(x-2)(x-3)