a とグラフの形・いろいろな関数 009

a とグラフの形・いろいろな関数 009 ★☆☆

ある駐車場の料金は、とめた時間が1時間以内なら 300 円、1時間をこえて2時間以内なら 500 円、2時間をこえて3時間以内なら 700 円です(3時間までとめられます。料金は、この問題のために決めたものです)。この駐車場に2時間30分とめたときの料金は何円ですか。

分数は 3/4、負の数は -2 のように書いてね。

わからなくても大丈夫! 下の「ヒントをひとつずつ見る」を押すと、「1. 図」から順に考えられるよ。

どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。

✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。

1. 図

表や図で、ともなって変わる2つの量を見つけよう。x が変わっても、y が変わらない所はあるかな?

とめた時間と料金(料金表をグラフにしたもの)1時間以内は 300 円、1時間をこえて2時間以内は 500 円、2時間をこえて3時間以内は 700 円の、階段のようなグラフ。線分の右はしは ●(ふくむ)、左はしは ○(ふくまない)。横の軸の 2.5 の所に「?」。時間円300 円500 円700 円?1234O

2時間30分は 2.5 時間。横の軸の 2.5 の所(「?」)は、どの区間に入るかな?

2. おく

x と y が何の量かを1文で書いて、関係の形を決めよう。ある区間で、x が変わっても y が変わらないなら、その区間では y=k とおくよ。k は、まだわからない数だね。

✏ 答案に書く

とめた時間を x 時間、料金を y 円とする。

2時間をこえて3時間以内(2<x≦3)の区間だけを見ると、料金はいつも同じ金額だから、y=k とおく。

解説:k は、まだわからない数。次の「3. 入れる」で、わかっていることを使って決めるよ。

3. 入れる

表や図から、その区間の y の値を読もう。

✏ 答案に書く

料金表から、2時間をこえて3時間以内の料金は 700 円。だから、

4. 求める

y=k の k は、読みとった y の値そのものだね。

✏ 答案に書く

k=700

5. 式にする

求めた k を戻すと、その区間の x と y の関係が1つの式になるよ。

✏ 答案に書く

k=700 を y=k に戻すと、

y=700

6. 使う

x がどの区間に入るかを先に確かめてから、その区間の式を使おう。

✏ 答案に書く

2時間30分は 2.5 時間。2.5 は 2 より大きく 3 以下なので、2<x≦3 の区間に入る。この区間では、x がどの値でも y は同じ。

y=700 は、どの x でも y が 700。だから x=2.5 のときも、y=700。

7. 確かめる

はじめの組や、ほかの組に戻して、式が合っているか確かめよう。

✏ 答案に書く

料金表の、ちょうど3時間の組、x=3、y=700 を y=700 に入れると、y=700。合っている。

解説:答えを問題の場面に戻すと

2時間30分は「2時間をこえて3時間以内」の区間に入るので、料金は 700 円。この駐車場の料金は、1時間で 300 円、2時間で 500 円と、時間が2倍になっても2倍にはならないので、とめた時間に比例していない。

✏ 答案に書く

2時間30分とめたときの料金は 700 円である。

答え 700 円

模範答案

答案(ノート)には、右側の文と式を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。

  1. おくとめた時間を x 時間、料金を y 円とする。
    2時間をこえて3時間以内(2<x≦3)の区間だけを見ると、料金はいつも同じ金額だから、y=k とおく。
  2. 入れる料金表から、2時間をこえて3時間以内の料金は 700 円。だから、
  3. 求めるk=700
  4. 式にするk=700 を y=k に戻すと、
    y=700
  5. 使う2時間30分は 2.5 時間。2.5 は 2 より大きく 3 以下なので、2<x≦3 の区間に入る。この区間では、x がどの値でも y は同じ。
    y=700 は、どの x でも y が 700。だから x=2.5 のときも、y=700。
  6. 確かめる料金表の、ちょうど3時間の組、x=3、y=700 を y=700 に入れると、y=700。合っている。
    2時間30分とめたときの料金は 700 円である。
    答え 700 円

もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)

その形でおける理由を自分の言葉で書く(「2. おく」のふり返り)

自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。

「2. おく」で、y=k とおいたね。
なぜ、その形でおけると言えるのかな? 自分の言葉で書いてみよう。

ヒント:問題文の言葉や、表で x が2倍・3倍になったときの y の変わり方を使って書こう。

模範を見る

とめた時間を決めると、料金表から料金がただ1つに決まるので、料金 y はとめた時間 x の関数である。でも、これまでに学んだ1つの式(y=ax や y=ax² など)では表せない。2<x≦3 の区間だけを見ると、料金はいつも 700 円なので、その区間では y=700 と表せる。

間違い探し

まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。

この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。

形の取りちがえつまずきやすい段階:「おく」

Aさんはこう書きました:300×2.5=750 円 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?1時間 300 円だから、料金はとめた時間に比例すると考えてしまう。

どう確かめる?料金表では、1時間で 300 円、2時間で 500 円。時間が2倍でも料金は2倍になっていないので、比例ではない。2時間30分は 2<x≦3 の区間に入るので 700 円。

気づくコツ:表で x を2倍・3倍したとき y がどうなるか、x=0 のとき y はいくつかを見ると、どの形でおけるかがわかるよ。

変域のまちがいつまずきやすい段階:「使う」

Aさんはこう書きました:500 円 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?「2時間」という数だけを見て、2時間以内の料金を選んでしまう。

どう確かめる?2時間30分は2時間をこえている。「2時間をこえて3時間以内」の区間に入るので 700 円。

気づくコツ:両はしの値だけでなく、途中でいちばん大きく・小さくなる所がないか、グラフで確かめよう。

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よくある間違いをすべて見る

ここまで理解できている?(前の学習)

つまずいたら、前に学んだところに戻っても大丈夫!

この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。

  • ≦ はその数をふくむ、< はふくまない。変域は「小さい方 ≦ y ≦ 大きい方」の順に書く。

    ためしに1問:「y は 0 以上 18 以下」を不等号で表すと?

    答えを見る

    0≦y≦18

    中1「不等号と変域」を確かめる
  • 比例は y=ax。x が2倍になると y も2倍。y=ax² は「x² に比例する」関数。

    ためしに1問:y は x に比例し、x=2 のとき y=6。x=5 のとき y は?

    答えを見る

    a=3 で、y=15

    中1「比例」を確かめる

学習指導要領の項目:C(1) ア(ウ)

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  2. いまの単元関数 y=ax²(中3)
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分野のつながりは ④関数 のページで見られるよ。