仕事・水そうの文章題 001
水そうに300Lの水が入っています。毎分12Lずつ排水(はいすい)しながら、同時に毎分4Lずつ給水(きゅうすい)すると、何分後に水が100Lになりますか。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?
2. おく
求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!
✏ 答案に書く
水そうの水が100Lになるまでの時間を、x分後とする
ほかの置き方
- 1分に減る水を12-4=8Lとして、水が100Lになるまでの時間をx分後とする
ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。
3. 表す
1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?
単位をそろえる
単位はそろっているよ(L・分)
✏ 答案に書く
- x分間に出る水:12x(L)
- x分間に入る水:4x(L)
解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)
| 部品 | 1あたり | いくつ分 | 式 | 単位 |
|---|---|---|---|---|
| x分間に出る水 | 12L | x分 | 12x | L |
| x分間に入る水 | 4L | x分 | 4x | L |
4. つなぐ
何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。
やってみよう:式を選ぶ
x分後の水そうの水の量が、100Lになる。□に入る式を選ぼう。
□=100
- ヒント1/3:排水と給水を同時にすると、水そうの水は増えていくかな、減っていくかな?
- ヒント2/3:x分間に排水で出る水は 12x L。はじめの300Lからどうなるかな? 給水の分も自分で考えよう。
✏ 答案に書く
はじめの300Lから出た水をひき、入った水をたした量が、100Lと同じなので、
300-12x+4x=100
解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。
解説:=のパターン D 条件
5. 解く
てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。
✏ 答案に書く
- 300-12x+4x=100
- 300-8x=100
- -8x=100-300
- -8x=-200
- x=25
6. 確かめる
求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?
✏ 答案に書く
x=25 を 300-12x+4x=100 に代入すると、
左辺:300-12×25+4×25=100
右辺:100
左辺と右辺が等しいので、x=25 は方程式の解である。
解説:てんびんで見ると、左辺 100 と右辺 100 でつり合っているね。
7. 解けた
仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!
解説:答えを問題の場面に戻すと
25分後なら、排水で12×25=300L出て、給水で4×25=100L入る。水そうの水は300-300+100=100Lになり、問題と合う。
✏ 答案に書く
水そうの水が100Lになるのは、25分後である。
答え 25分後
模範答案
答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。
- おく水そうの水が100Lになるまでの時間を、x分後とする。
- 表すx分間に出る水:12x(L)
x分間に入る水:4x(L) - つなぐはじめの300Lから出た水をひき、入った水をたした量が、100Lと同じなので、
300-12x+4x=100 - 解く300-12x+4x=100
300-8x=100
-8x=100-300
-8x=-200
x=25 - 確かめるx=25 を代入すると、
左辺:300-12×25+4×25=100
右辺:100
左辺と右辺が等しいので、x=25 は方程式の解である。 - 解けた水そうの水が100Lになるのは、25分後である。
答え 25分後
解けたね! =にした理由を、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「4. つなぐ」で、300-12x+4x と 100 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。
模範を見る
はじめの水から出た分をひいて、入った分をたすと、100Lになるから。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
ふえる・へるの取り違えつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:300-12x-4x=100 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?給水も「水が動く量」なので、排水と同じようにひいてしまう。
どう確かめる?xに12.5を入れると、排水150L、給水50L。300-150+50=200Lで100Lにならない。給水は水がふえるのでたす。
気づくコツ:「高い・後・増える」はたす、「安い・前・減る」はひく。場面の向きを確かめよう。
等しくないものを=でつなぐつまずきやすい段階:「つなぐ」
Aさんはこう書きました:12x-4x=100 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?「100Lになる」を「100L減る」と読みちがえてしまう。
どう確かめる?xに12.5を入れると、減る水は8×12.5=100Lで、水そうには200L残る。100Lにするには300-100=200L減らす必要があるので、残りの量で式を作る。
気づくコツ:=でつなぐ前に「何と何が同じか」を1文で言ってみよう。言えないうちは=にしないでおこう。
ここまで理解できている?(小学校の内容)
つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。
- 1あたり×いくつ分=全体だって分かる? 代金・速さ・仕事の部品の作り方だよ。
小5「単位量あたりの大きさ」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:1個95円のゼリーを8個買うと、代金は何円ですか。
答えを見る
760円
- 全体を1として、1/12や1/24を足せるかな?
小5「分数の計算」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:水そうに水を入れます。はじめに水そう全体の1/4、次に全体の1/6を入れました。合わせて水そう全体のどれだけ入りましたか。
答えを見る
水そう全体の5/12
学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)