割合の文章題 001
ある品物を定価の2割引きで買ったら、960円でした。定価を求めなさい。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?
2. おく
求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!
✏ 答案に書く
品物の定価をx円とする
ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。
3. 表す
1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?
単位をそろえる
単位はそろっているよ(円)
✏ 答案に書く
- 2割引きの値段:0.8x(円)
解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)
| 部品 | 1あたり | いくつ分 | 式 | 単位 |
|---|---|---|---|---|
| 値引きの額 | x円 | 0.2倍(2割) | 0.2x | 円 |
| 2割引きの値段 | x円 | 0.8倍(1-0.2) | 0.8x | 円 |
4. つなぐ
何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。
やってみよう:式を選ぶ
定価の2割引きの値段が、払った960円になる。□に入る式を選ぼう。
□=960
- ヒント1/3:2割引きのとき、払うのは定価の何割分かな?
- ヒント2/3:値引きの額は 0.2x 円だね。払った金額は、定価 x 円とこの値引きの額からどう求めるかな?
✏ 答案に書く
定価の2割引きの値段0.8x円が、実際に払った960円と同じなので、
0.8x=960
解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。
解説:=のパターン B 2通り
5. 解く
てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。
✏ 答案に書く
- 0.8x=960
- x=960÷0.8
- x=1200
6. 確かめる
求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?
✏ 答案に書く
x=1200 を 0.8x=960 に代入すると、
左辺:0.8×1200=960
右辺:960
左辺と右辺が等しいので、x=1200 は方程式の解である。
解説:てんびんで見ると、左辺 960 と右辺 960 でつり合っているね。
7. 解けた
仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!
解説:答えを問題の場面に戻すと
定価が1200円なら、2割は1200×0.2=240円。1200-240=960円になり、問題の払った値段と合う。
✏ 答案に書く
品物の定価は、1200円である。
答え 1200円
模範答案
答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。
- おく品物の定価をx円とする。
- 表す2割引きの値段:0.8x(円)
- つなぐ定価の2割引きの値段0.8x円が、実際に払った960円と同じなので、
0.8x=960 - 解く0.8x=960
x=960÷0.8
x=1200 - 確かめるx=1200 を代入すると、
左辺:0.8×1200=960
右辺:960
左辺と右辺が等しいので、x=1200 は方程式の解である。 - 解けた品物の定価は、1200円である。
答え 1200円
解けたね! =にした理由を、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「4. つなぐ」で、0.8x と 960 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。
模範を見る
定価から2割ひいた値段が、払った960円だから。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
もとにする量の取り違えつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:x-20=960 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?「2割」を20円のように、そのままひく数だと思ってしまう。
どう確かめる?xに980を入れると、980円の2割は196円なので、2割引きは784円になる。960円にならないので、2割は定価の0.2倍だと見直す。
気づくコツ:「○の△割」の○がもとにする量だよ。何の割合なのかを言葉で確かめよう。
もとにする量の取り違えつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:0.2x=960 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?「2割」だけを見て、払った値段を定価の0.2倍と考えてしまう。
どう確かめる?xに4800を入れると、定価4800円の2割引きは3840円になり、960円にならない。払ったのは定価の1-0.2=0.8倍だと見直す。
気づくコツ:「○の△割」の○がもとにする量だよ。何の割合なのかを言葉で確かめよう。
ここまで理解できている?(小学校の内容)
つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。
- もとの量×割合=くらべる量だって分かる? 2割引きは×0.8だよ。
小5「割合・百分率」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:1500mLのジュースのうち、40%を飲みました。飲んだのは何mLですか。
答えを見る
600mL
学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)