割合の文章題 002
ある中学校の今年の生徒数は、昨年より5%増えて504人になりました。昨年の生徒数を求めなさい。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?
2. おく
求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!
✏ 答案に書く
昨年の生徒数をx人とする
ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。
3. 表す
1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?
単位をそろえる
単位はそろっているよ(人)
✏ 答案に書く
- 今年の人数:1.05x(人)
解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)
| 部品 | 1あたり | いくつ分 | 式 | 単位 |
|---|---|---|---|---|
| 増えた人数 | x人 | 0.05倍(5%) | 0.05x | 人 |
| 今年の人数 | x人 | 1.05倍(1+0.05) | 1.05x | 人 |
4. つなぐ
何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。
やってみよう:式を選ぶ
昨年の人数が5%増えて、今年の504人になる。□に入る式を選ぼう。
□=504
- ヒント1/3:5%増えた今年の人数は、昨年の人数の何倍かな?
- ヒント2/3:増えた人数は 0.05x 人だね。今年の人数は、昨年の x 人とこの増えた人数からどう求めるかな?
✏ 答案に書く
昨年の人数の1.05倍が、今年の504人と同じなので、
1.05x=504
解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。
解説:=のパターン B 2通り
5. 解く
てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。
✏ 答案に書く
- 1.05x=504
- x=504÷1.05
- x=480
6. 確かめる
求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?
✏ 答案に書く
x=480 を 1.05x=504 に代入すると、
左辺:1.05×480=504
右辺:504
左辺と右辺が等しいので、x=480 は方程式の解である。
解説:てんびんで見ると、左辺 504 と右辺 504 でつり合っているね。
7. 解けた
仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!
解説:答えを問題の場面に戻すと
昨年が480人なら、5%は480×0.05=24人。480+24=504人になり、問題の今年の生徒数と合う。
✏ 答案に書く
昨年の生徒数は、480人である。
答え 480人
模範答案
答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。
- おく昨年の生徒数をx人とする。
- 表す今年の人数:1.05x(人)
- つなぐ昨年の人数の1.05倍が、今年の504人と同じなので、
1.05x=504 - 解く1.05x=504
x=504÷1.05
x=480 - 確かめるx=480 を代入すると、
左辺:1.05×480=504
右辺:504
左辺と右辺が等しいので、x=480 は方程式の解である。 - 解けた昨年の生徒数は、480人である。
答え 480人
解けたね! =にした理由を、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「4. つなぐ」で、1.05x と 504 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。
模範を見る
昨年の人数に、その5%をたした人数が、今年の504人だから。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
もとにする量の取り違えつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:x+5=504 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?「5%増えた」を、5人増えたと読んでしまう。
どう確かめる?xに499を入れると、499×1.05=523.95人となり、人数が小数になるうえ504人にもならない。5%は昨年の0.05倍だと見直す。
気づくコツ:「○の△割」の○がもとにする量だよ。何の割合なのかを言葉で確かめよう。
もとにする量の取り違えつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:x=504×(1-0.05) どこが違う?
なぜそう書きたくなる?今年の人数から5%をひけば昨年に戻ると考え、もとにする量を今年にしてしまう。
どう確かめる?xに478.8を入れると、人数が小数になる。また478.8×1.05=502.74で504にならないので、5%は昨年の人数をもとにしていると見直す。
気づくコツ:「○の△割」の○がもとにする量だよ。何の割合なのかを言葉で確かめよう。
ここまで理解できている?(小学校の内容)
つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。
- もとの量×割合=くらべる量だって分かる? 2割引きは×0.8だよ。
小5「割合・百分率」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:1500mLのジュースのうち、40%を飲みました。飲んだのは何mLですか。
答えを見る
600mL
学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)