代金の文章題 006

代金 006 ★★★ 発展

1本80円の鉛筆と1本120円のボールペンを合わせて12本買い、代金をちょうど1100円にしたいと考えました。このような買い方はできますか。理由も答えなさい。

この問題は、答えが出たら問題に戻して確かめるのがポイントだよ。下の「ヒントをひとつずつ見る」を押して、「1. 図」から順に考えていこう。

どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。

✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。

1. 図

まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?

テープ図代金(合わせて12本):鉛筆 80円×?本+ボールペン 120円×残り。合計は 1100円代金(合わせて12本)合計 1100円鉛筆80円×?本ボールペン120円×残り
テープ図:量の合計や差を表す図

2. おく

求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!

✏ 答案に書く

買う鉛筆の本数をx本とする(ボールペンは12-x本)

ほかの置き方
  • 買うボールペンの本数をx本とする(鉛筆は12-x本)

ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。

3. 表す

1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?

単位をそろえる

単位はそろっているよ(円・本)

✏ 答案に書く

  • ボールペンの本数:12-x(本)
  • 鉛筆の代金:80x(円)
  • ボールペンの代金:120(12-x)(円)

解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)

部品1あたりいくつ分式単位
ボールペンの本数12-x本
鉛筆の代金80円x本80x円
ボールペンの代金120円12-x本120(12-x)円

(「4. つなぐ」で式を選んだあとに、残りの部品が出るよ)

4. つなぐ

何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。

やってみよう:式を選ぶ

買う鉛筆の本数を x 本とするよ。方程式を選ぼう。

方程式

✏ 答案に書く

代金の合計が目標の1100円と同じになるとして式を立て、その解が場面に合うか確かめるので、

80x+120(12-x)=1100

解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。

解説:=のパターン A 合計

5. 解く

てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。

✏ 答案に書く

  1. 80x+120(12-x)=1100
  2. 80x+1440-120x=1100
  3. -40x+1440=1100
  4. -40x=-340
  5. x=8.5

6. 確かめる

求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?

✏ 答案に書く

x=8.5 を 80x+120(12-x)=1100 に代入すると、

左辺:80×8.5+120(12-8.5)=1100

右辺:1100

左辺と右辺が等しいので、x=8.5 は方程式の解である。

解説:てんびんで見ると、左辺 1100 と右辺 1100 でつり合っているね。

7. 解けた

仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!

✏ 答案に書く

x=8.5 は、鉛筆を8.5本買うという意味になる。鉛筆は1本ずつしか買えないので、この解は場面に合わない。実際に、8本なら1120円、9本なら1080円で、ちょうど1100円にはならない。

✏ 答案に書く

x=8.5 となり、鉛筆の本数が整数にならない。したがって、代金をちょうど1100円にすることはできない。

答え できない(x=8.5 となり、本数が整数にならないから)

解の吟味:方程式の解が、そのまま答えになるとは限らないよ。問題の場面に戻して確かめよう。

模範答案

答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。

  1. おく買う鉛筆の本数をx本とする(ボールペンは12-x本)。
  2. 表すボールペンの本数:12-x(本)
    鉛筆の代金:80x(円)
    ボールペンの代金:120(12-x)(円)
  3. つなぐ代金の合計が目標の1100円と同じになるとして式を立て、その解が場面に合うか確かめるので、
    80x+120(12-x)=1100
  4. 解く80x+120(12-x)=1100
    80x+1440-120x=1100
    -40x+1440=1100
    -40x=-340
    x=8.5
  5. 確かめるx=8.5 を代入すると、
    左辺:80×8.5+120(12-8.5)=1100
    右辺:1100
    左辺と右辺が等しいので、x=8.5 は方程式の解である。
  6. 解けたx=8.5 は、鉛筆を8.5本買うという意味になる。鉛筆は1本ずつしか買えないので、この解は場面に合わない。実際に、8本なら1120円、9本なら1080円で、ちょうど1100円にはならない。
    x=8.5 となり、鉛筆の本数が整数にならない。したがって、代金をちょうど1100円にすることはできない。
    答え できない(x=8.5 となり、本数が整数にならないから)

もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)

つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)

自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。

「4. つなぐ」で、80x+120(12-x) と 1100 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。

ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。

模範を見る

鉛筆とボールペンのお金をたして1100円になるとして式を立て、出てきた本数が本当に買える数か調べたから。

間違い探し

まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。

この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。

答えを場面に戻していないつまずきやすい段階:「確かめる」

Aさんはこう書きました:答え:鉛筆8.5本、ボールペン3.5本 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?方程式の解を、場面に戻さずにそのまま答えにしてしまう。

どう確かめる?xに8.5を入れると、鉛筆を8.5本買うことになる。鉛筆は半分では買えないので、本数は整数でなければならない。

気づくコツ:方程式の解が、そのまま答えとは限らないよ。マイナス・小数・人数などを場面に戻して確かめよう。

つまずきやすいポイントをすべて見る

ここまで理解できている?(小学校の内容)

つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!

この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。

小学校の復習をすべて見る

学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)

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  1. 前に学ぶ単元正負の数、文字の式 準備中
  2. いまの単元1次方程式(中1)
  3. 次に学ぶ単元連立方程式 準備中

関連する単元

分野のつながりは ③方程式 のページで見られるよ。