年齢の文章題 004

年齢 004 ★★★

現在、母は38歳、子は8歳です。母の年齢が子の年齢の4倍だったのは何年前ですか。※解が問題に合うかどうかも確かめなさい。

この問題は、答えが出たら問題に戻して確かめるのがポイントだよ。下の「ヒントをひとつずつ見る」を押して、「1. 図」から順に考えていこう。

どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。

✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。

1. 図

まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?

線分図?年前、いま 母38歳・子8歳?年前母 = 子の4倍いま 母38歳・子8歳
線分図

2. おく

求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!

✏ 答案に書く

母の年齢が子の年齢の4倍だった年数を、x年前とする

ほかの置き方
  • 母の年齢が子の年齢の4倍になる年数を、x年後とする(母は38+x歳、子は8+x歳)

ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。

3. 表す

1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?

単位をそろえる

単位はそろっているよ(歳・年)

✏ 答案に書く

  • x年前の母:38-x(歳)
  • x年前の子:8-x(歳)
  • x年前の子の4倍:4(8-x)(歳)

解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)

部品1あたりいくつ分式単位
x年前の母38-x歳
x年前の子8-x歳
x年前の子の4倍8-x歳4倍4(8-x)歳
母と子の年齢の差(38-x)-(8-x)歳

(「4. つなぐ」で式を選んだあとに、残りの部品が出るよ)

4. つなぐ

何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。

やってみよう:式を選ぶ

母の年齢が子の年齢の4倍だった年数を、x年前とするよ。方程式を選ぼう。

方程式

✏ 答案に書く

x年前の母の年齢が、x年前の子の年齢の4倍と同じだったとするので、

38-x=4(8-x)

解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。

解説:=のパターン D 条件

5. 解く

てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。

✏ 答案に書く

  1. 38-x=4(8-x)
  2. 38-x=32-4x
  3. -x+4x=32-38
  4. 3x=-6
  5. x=-2

6. 確かめる

求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?

✏ 答案に書く

x=-2 を 38-x=4(8-x) に代入すると、

左辺:38-(-2)=40

右辺:4(8-(-2))=40

左辺と右辺が等しいので、x=-2 は方程式の解である。

解説:てんびんで見ると、左辺 40 と右辺 40 でつり合っているね。

7. 解けた

仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!

✏ 答案に書く

x=-2 は「-2年前」、つまり「2年後」という意味になる。2年後、母は40歳、子は10歳で、10×4=40 となり4倍になる。今より前に4倍だったときはないので、「何年前」という問いには答えがない。

✏ 答案に書く

x=-2 となり、「何年前」としては答えにならない。母の年齢が子の年齢の4倍になるのは、2年後である。

答え x=-2 となり「何年前」は答えにならない。4倍になるのは2年後(解の吟味)

解の吟味:方程式の解が、そのまま答えになるとは限らないよ。問題の場面に戻して確かめよう。

模範答案

答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。

  1. おく母の年齢が子の年齢の4倍だった年数を、x年前とする。
  2. 表すx年前の母:38-x(歳)
    x年前の子:8-x(歳)
    x年前の子の4倍:4(8-x)(歳)
  3. つなぐx年前の母の年齢が、x年前の子の年齢の4倍と同じだったとするので、
    38-x=4(8-x)
  4. 解く38-x=4(8-x)
    38-x=32-4x
    -x+4x=32-38
    3x=-6
    x=-2
  5. 確かめるx=-2 を代入すると、
    左辺:38-(-2)=40
    右辺:4(8-(-2))=40
    左辺と右辺が等しいので、x=-2 は方程式の解である。
  6. 解けたx=-2 は「-2年前」、つまり「2年後」という意味になる。2年後、母は40歳、子は10歳で、10×4=40 となり4倍になる。今より前に4倍だったときはないので、「何年前」という問いには答えがない。
    x=-2 となり、「何年前」としては答えにならない。母の年齢が子の年齢の4倍になるのは、2年後である。
    答え x=-2 となり「何年前」は答えにならない。4倍になるのは2年後(解の吟味)

もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)

つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)

自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。

「4. つなぐ」で、38-x と 4(8-x) を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。

ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。

模範を見る

x年前の母の年齢と、x年前の子の年齢の4倍が同じだったとして式を立て、出てきた答えが本当に「前」か確かめたから。

間違い探し

まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。

この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。

答えを場面に戻していないつまずきやすい段階:「確かめる」

Aさんはこう書きました:答え:-2年前 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?方程式の解をそのまま答えにして、場面に戻さない。

どう確かめる?xに-2を入れると、母は 38-(-2)=40歳 で、今より年上になる。年齢が増えるのは未来なので、「2年後」と読みかえる。

気づくコツ:方程式の解が、そのまま答えとは限らないよ。マイナス・小数・人数などを場面に戻して確かめよう。

答えを場面に戻していないつまずきやすい段階:「確かめる」

Aさんはこう書きました:答え:2年前 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?マイナスの記号を落として答えてしまう。

どう確かめる?2年前は母36歳、子6歳で、6×4=24 となり36にならない。xに2を入れて確かめると合わないことが分かる。

気づくコツ:方程式の解が、そのまま答えとは限らないよ。マイナス・小数・人数などを場面に戻して確かめよう。

つまずきやすいポイントをすべて見る

ここまで理解できている?(小学校の内容)

つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!

この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。

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学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)

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  1. 前に学ぶ単元正負の数、文字の式 準備中
  2. いまの単元1次方程式(中1)
  3. 次に学ぶ単元連立方程式 準備中

関連する単元

分野のつながりは ③方程式 のページで見られるよ。