年齢の文章題 005
現在、父と子の年齢の和は52歳です。8年前には、父の年齢は子の年齢の5倍でした。現在の子の年齢を求めなさい。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?
2. おく
求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!
✏ 答案に書く
現在の子の年齢をx歳とする(父は52-x歳)
ほかの置き方
- 現在の父の年齢をx歳とする(子は52-x歳)
ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。
3. 表す
1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?
単位をそろえる
単位はそろっているよ(歳・年)
✏ 答案に書く
- 現在の父:52-x(歳)
- 8年前の父:(52-x)-8(歳)
- 8年前の子:x-8(歳)
- 8年前の子の5倍:5(x-8)(歳)
解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)
| 部品 | 1あたり | いくつ分 | 式 | 単位 |
|---|---|---|---|---|
| 現在の父 | 52-x | 歳 | ||
| 8年前の父 | (52-x)-8 | 歳 | ||
| 8年前の子 | x-8 | 歳 | ||
| 8年前の子の5倍 | x-8歳 | 5倍 | 5(x-8) | 歳 |
4. つなぐ
何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。
やってみよう:式を選ぶ
現在の子の年齢を x 歳とするよ。方程式を選ぼう。
- ヒント1/3:今の子が x 歳なら、今の父は何歳かな?
- ヒント2/3:8年前の子は x-8 歳。その5倍を表そう。
✏ 答案に書く
8年前の父の年齢が、8年前の子の年齢の5倍と同じだったので、
(52-x)-8=5(x-8)
解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。
解説:=のパターン D 条件
5. 解く
てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。
✏ 答案に書く
- (52-x)-8=5(x-8)
- 44-x=5x-40
- -x-5x=-40-44
- -6x=-84
- x=14
6. 確かめる
求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?
✏ 答案に書く
x=14 を (52-x)-8=5(x-8) に代入すると、
左辺:(52-14)-8=30
右辺:5(14-8)=30
左辺と右辺が等しいので、x=14 は方程式の解である。
解説:てんびんで見ると、左辺 30 と右辺 30 でつり合っているね。
7. 解けた
仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!
解説:答えを問題の場面に戻すと
子が14歳なら父は38歳で、和は52歳。8年前は父30歳、子6歳で、6×5=30 となり5倍になっている。問題と合う。
✏ 答案に書く
現在の子の年齢は、14歳である。
答え 子14歳(父38歳)
模範答案
答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。
- おく現在の子の年齢をx歳とする(父は52-x歳)。
- 表す現在の父:52-x(歳)
8年前の父:(52-x)-8(歳)
8年前の子:x-8(歳)
8年前の子の5倍:5(x-8)(歳) - つなぐ8年前の父の年齢が、8年前の子の年齢の5倍と同じだったので、
(52-x)-8=5(x-8) - 解く(52-x)-8=5(x-8)
44-x=5x-40
-x-5x=-40-44
-6x=-84
x=14 - 確かめるx=14 を代入すると、
左辺:(52-14)-8=30
右辺:5(14-8)=30
左辺と右辺が等しいので、x=14 は方程式の解である。 - 解けた現在の子の年齢は、14歳である。
答え 子14歳(父38歳)
解けたね! =にした理由を、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「4. つなぐ」で、(52-x)-8 と 5(x-8) を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。
模範を見る
8年前の父の年と、8年前の子の年の5倍が同じだったと書いてあるから。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
かっこ忘れつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:52-x-8=5x-8 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?5倍するのをxだけにして、8年前の子の年齢全体にかけ忘れる。
どう確かめる?解くと x=8.66… で、年齢が整数にならない。5倍するのは「8年前の子の年齢」x-8 全体なので、5(x-8) とかっこをつける。
気づくコツ:「全体を○倍」「全体から○」は、全体をかっこでくくってから計算しよう。
等しくないものを=でつなぐつまずきやすい段階:「つなぐ」
Aさんはこう書きました:(52-x)-8=5x どこが違う?
なぜそう書きたくなる?父だけ8年前にもどして、子を今の年齢のままにしてしまう。
どう確かめる?解くと x=7.33… になる。8年前は父も子も8歳ずつ若いので、子も x-8 とする。xに14を入れて、2人とも8をひいて確かめる。
気づくコツ:=でつなぐ前に「何と何が同じか」を1文で言ってみよう。言えないうちは=にしないでおこう。
ここまで理解できている?(小学校の内容)
つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。
- 「50円高い」はたし算、「50円安い」はひき算だって分かる? ふえる・へる・合わせる・ちがいの場面だよ。
小2「たし算・ひき算の場面」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:教室に児童が28人います。あとから6人入ってきました。教室の児童は全部で何人になりましたか。
答えを見る
34人
- わからない数を□として式に書けるかな? xも□と同じだよ。
小4「□を使った式」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:あめを□個持っていました。友だちから35個もらったので、90個になりました。□に当てはまる数を求めましょう。
答えを見る
55個
学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)