年齢の文章題 001
現在、父は40歳、子は12歳です。父の年齢が子の年齢の3倍になるのは何年後ですか。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?
2. おく
求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!
✏ 答案に書く
父の年齢が子の年齢の3倍になる年数を、x年後とする
ほかの置き方
- 3倍になるときの子の年齢をx歳とする(父はx+28歳)
ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。
3. 表す
1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?
単位をそろえる
単位はそろっているよ(歳・年)
✏ 答案に書く
- x年後の父:40+x(歳)
- x年後の子:12+x(歳)
- x年後の子の3倍:3(12+x)(歳)
解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)
| 部品 | 1あたり | いくつ分 | 式 | 単位 |
|---|---|---|---|---|
| x年後の父 | 40+x | 歳 | ||
| x年後の子 | 12+x | 歳 | ||
| x年後の子の3倍 | 12+x歳 | 3倍 | 3(12+x) | 歳 |
| 父と子の年齢の差 | (40+x)-(12+x) | 歳 |
4. つなぐ
何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。
やってみよう:式を選ぶ
x年後の父の年齢が、子の年齢の3倍になる。□に入る式を選ぼう。
40+x=□
- ヒント1/3:x年後、子は何歳になるかな?
- ヒント2/3:x年後の子は 12+x 歳。その3倍を表そう。
✏ 答案に書く
x年後の父の年齢が、x年後の子の年齢の3倍と同じになるので、
40+x=3(12+x)
解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。
解説:=のパターン D 条件
5. 解く
てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。
✏ 答案に書く
- 40+x=3(12+x)
- 40+x=36+3x
- x-3x=36-40
- -2x=-4
- x=2
6. 確かめる
求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?
✏ 答案に書く
x=2 を 40+x=3(12+x) に代入すると、
左辺:40+2=42
右辺:3(12+2)=42
左辺と右辺が等しいので、x=2 は方程式の解である。
解説:てんびんで見ると、左辺 42 と右辺 42 でつり合っているね。
7. 解けた
仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!
解説:答えを問題の場面に戻すと
2年後、父は42歳、子は14歳。14×3=42 なので、父の年齢は子の年齢の3倍になり、問題と合う。
✏ 答案に書く
父の年齢が子の年齢の3倍になるのは、2年後である。
答え 2年後
模範答案
答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。
- おく父の年齢が子の年齢の3倍になる年数を、x年後とする。
- 表すx年後の父:40+x(歳)
x年後の子:12+x(歳)
x年後の子の3倍:3(12+x)(歳) - つなぐx年後の父の年齢が、x年後の子の年齢の3倍と同じになるので、
40+x=3(12+x) - 解く40+x=3(12+x)
40+x=36+3x
x-3x=36-40
-2x=-4
x=2 - 確かめるx=2 を代入すると、
左辺:40+2=42
右辺:3(12+2)=42
左辺と右辺が等しいので、x=2 は方程式の解である。 - 解けた父の年齢が子の年齢の3倍になるのは、2年後である。
答え 2年後
解けたね! =にした理由を、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「4. つなぐ」で、40+x と 3(12+x) を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。
模範を見る
x年後の父の年齢と、x年後の子の年齢を3倍したものが同じになるから。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
かっこ忘れつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:40+x=3×12+x どこが違う?
なぜそう書きたくなる?3倍するのを子の今の年齢12だけにして、x年分にかけ忘れる。
どう確かめる?この式ではxが消えて 40=36 となり、答えが出ない。3倍するのは「x年後の子の年齢」全体なので、12+x にかっこをつける。
気づくコツ:「全体を○倍」「全体から○」は、全体をかっこでくくってから計算しよう。
ふえる・へるの取り違えつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:40-x=3(12-x) どこが違う?
なぜそう書きたくなる?「何年後」を「何年前」と取りちがえて、年齢からxをひいてしまう。
どう確かめる?解くと x=-2 で、マイナスになる。年後なら年齢は増えるので、xに2を入れて 40+2 と 12+2 で確かめる。
気づくコツ:「高い・後・増える」はたす、「安い・前・減る」はひく。場面の向きを確かめよう。
ここまで理解できている?(小学校の内容)
つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。
- 「50円高い」はたし算、「50円安い」はひき算だって分かる? ふえる・へる・合わせる・ちがいの場面だよ。
小2「たし算・ひき算の場面」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:教室に児童が28人います。あとから6人入ってきました。教室の児童は全部で何人になりましたか。
答えを見る
34人
- わからない数を□として式に書けるかな? xも□と同じだよ。
小4「□を使った式」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:あめを□個持っていました。友だちから35個もらったので、90個になりました。□に当てはまる数を求めましょう。
答えを見る
55個
学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)