単位変換の文章題 010
プリンターAは1分間に30枚、プリンターBは1秒間に0.4枚印刷できます。1260枚をAとBで同時に印刷し始めると、何分何秒で終わりますか。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?
2. おく
求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!
✏ 答案に書く
印刷が終わるまでの時間をx秒とする(答えは何分何秒に直す)
ほかの置き方
- 印刷が終わるまでの時間をx分とする(Bは毎分24枚にそろえる)
ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。
3. 表す
1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?
✏ 答案に書く
単位をそろえる
- 1分=60秒なので、Aが1秒間に印刷する枚数は 30÷60=0.5枚。Bの「1秒間に0.4枚」とそろえる
- 1400÷60=23 あまり 20 なので、1400秒は23分20秒
✏ 答案に書く
- Aが印刷する枚数:0.5x(枚)
- Bが印刷する枚数:0.4x(枚)
解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)
| 部品 | 1あたり | いくつ分 | 式 | 単位 |
|---|---|---|---|---|
| Aが印刷する枚数 | 0.5枚 | x秒 | 0.5x | 枚 |
| Bが印刷する枚数 | 0.4枚 | x秒 | 0.4x | 枚 |
4. つなぐ
何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。
やってみよう:式を選ぶ
印刷が終わるまでの時間を x秒 とするよ。方程式を選ぼう。
- ヒント1/3:Aは1分間に30枚。1秒間では何枚かな?
- ヒント2/3:Bは x秒で 0.4x 枚。Aも1秒あたりの枚数にそろえて表そう。
✏ 答案に書く
AとBがx秒で印刷した枚数を合わせると、印刷する1260枚と同じなので、
0.5x+0.4x=1260
解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。
解説:=のパターン A 合計
5. 解く
てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。
✏ 答案に書く
- 0.5x+0.4x=1260
- 0.9x=1260
- x=1400
6. 確かめる
求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?
✏ 答案に書く
x=1400 を 0.5x+0.4x=1260 に代入すると、
左辺:0.5×1400+0.4×1400=1260
右辺:1260
左辺と右辺が等しいので、x=1400 は方程式の解である。
解説:てんびんで見ると、左辺 1260 と右辺 1260 でつり合っているね。
7. 解けた
仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!
解説:答えを問題の場面に戻すと
1400秒=23分20秒。Aは毎秒0.5枚で 0.5×1400=700枚、Bは 0.4×1400=560枚。合わせて 700+560=1260枚 で、問題と合う。
✏ 答案に書く
印刷が終わるまでの時間は、1400秒=23分20秒 である。
答え 23分20秒(1400秒)
模範答案
答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。
- おく印刷が終わるまでの時間をx秒とする(答えは何分何秒に直す)。
- 表す1分=60秒なので、Aが1秒間に印刷する枚数は 30÷60=0.5枚。Bの「1秒間に0.4枚」とそろえる
1400÷60=23 あまり 20 なので、1400秒は23分20秒
Aが印刷する枚数:0.5x(枚)
Bが印刷する枚数:0.4x(枚) - つなぐAとBがx秒で印刷した枚数を合わせると、印刷する1260枚と同じなので、
0.5x+0.4x=1260 - 解く0.5x+0.4x=1260
0.9x=1260
x=1400 - 確かめるx=1400 を代入すると、
左辺:0.5×1400+0.4×1400=1260
右辺:1260
左辺と右辺が等しいので、x=1400 は方程式の解である。 - 解けた印刷が終わるまでの時間は、1400秒=23分20秒 である。
答え 23分20秒(1400秒)
解けたね! =にした理由を、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「4. つなぐ」で、0.5x+0.4x と 1260 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。
模範を見る
AとBが同じ時間に印刷した枚数をたすと、全部の1260枚になるから。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
単位がそろっていないつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:30x+0.4x=1260 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?Aは1分あたり、Bは1秒あたりなのに、単位をそろえずにそのままたしてしまう。
どう確かめる?xに1400を入れると、30×1400+0.4×1400=42560枚 になり、1260枚をはるかにこえる。分と秒がまざっていないか見直し、Aを毎秒0.5枚にそろえる。
気づくコツ:式を作る前に、km と m、時間と分、L と mL などを1つにそろえよう。
答えを場面に戻していないつまずきやすい段階:「確かめる」
Aさんはこう書きました:答え:14分 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?1400秒を、100秒=1分のように考えて直してしまう。
どう確かめる?14分は 14×60=840秒 で、1400秒より短い。1分=60秒なので、1400÷60=23 あまり 20 で23分20秒になる。
気づくコツ:方程式の解が、そのまま答えとは限らないよ。マイナス・小数・人数などを場面に戻して確かめよう。
ここまで理解できている?(小学校の内容)
つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。
- 1あたり×いくつ分=全体だって分かる? 代金・速さ・仕事の部品の作り方だよ。
小5「単位量あたりの大きさ」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:1個95円のゼリーを8個買うと、代金は何円ですか。
答えを見る
760円
- 1km=1000m、1kg=1000g、1L=1000mL、1時間=60分。覚えているかな?
小3「単位のしくみ(長さ・重さ・かさ・時間)」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:1.5kgは何gですか。
答えを見る
1500g
学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)