単位変換の文章題 003
縦50cm、横80cm、深さ60cmの直方体の水そうに、深さ15cmまで水が入っています。毎分4Lずつ水を入れると、何分で満水になりますか。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?
2. おく
求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!
✏ 答案に書く
水そうが満水になるまでの時間をx分とする
ほかの置き方
- 満水までに入れる水の量をxLとする(かかる時間は x÷4 分)
ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。
3. 表す
1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?
✏ 答案に書く
単位をそろえる
- 1L=1000cm³なので、毎分4Lは 4×1000=毎分4000cm³
✏ 答案に書く
- はじめの水:50×80×15(cm³)
- x分間に入れる水:4000x(cm³)
- 満水の量:50×80×60(cm³)
解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)
| 部品 | 1あたり | いくつ分 | 式 | 単位 |
|---|---|---|---|---|
| はじめの水 | 50×80cm² | 深さ15cm | 50×80×15 | cm³ |
| x分間に入れる水 | 4000cm³ | x分 | 4000x | cm³ |
| 満水の量 | 50×80cm² | 深さ60cm | 50×80×60 | cm³ |
4. つなぐ
何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。
やってみよう:式を選ぶ
満水になるまでの時間を x分 とするよ。方程式を選ぼう。
- ヒント1/3:1L は何cm³かな? 毎分4Lを cm³ で表そう。
- ヒント2/3:1L=1000cm³ だから、毎分4L は 4×1000 cm³。x 分間に入れる水の体積を表して、はじめの水や満水の量との関係を考えよう。
✏ 答案に書く
はじめの水とx分間に入れた水を合わせた体積が、満水の水そうの容積と同じなので、
50×80×15+4000x=50×80×60
解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。
解説:=のパターン A 合計
5. 解く
てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。
✏ 答案に書く
- 50×80×15+4000x=50×80×60
- 60000+4000x=240000
- 4000x=240000-60000
- 4000x=180000
- x=45
6. 確かめる
求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?
✏ 答案に書く
x=45 を 50×80×15+4000x=50×80×60 に代入すると、
左辺:50×80×15+4000×45=240000
右辺:50×80×60=240000
左辺と右辺が等しいので、x=45 は方程式の解である。
解説:てんびんで見ると、左辺 240000 と右辺 240000 でつり合っているね。
7. 解けた
仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!
解説:答えを問題の場面に戻すと
満水の量は 50×80×60=240000cm³=240L、はじめの水は 50×80×15=60000cm³=60L。45分で入れる水は 4×45=180L。60L+180L=240L で満水の量と同じになり、問題と合う。
✏ 答案に書く
水そうが満水になるまでの時間は、45分である。
答え 45分
模範答案
答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。
- おく水そうが満水になるまでの時間をx分とする。
- 表す1L=1000cm³なので、毎分4Lは 4×1000=毎分4000cm³
はじめの水:50×80×15(cm³)
x分間に入れる水:4000x(cm³)
満水の量:50×80×60(cm³) - つなぐはじめの水とx分間に入れた水を合わせた体積が、満水の水そうの容積と同じなので、
50×80×15+4000x=50×80×60 - 解く50×80×15+4000x=50×80×60
60000+4000x=240000
4000x=240000-60000
4000x=180000
x=45 - 確かめるx=45 を代入すると、
左辺:50×80×15+4000×45=240000
右辺:50×80×60=240000
左辺と右辺が等しいので、x=45 は方程式の解である。 - 解けた水そうが満水になるまでの時間は、45分である。
答え 45分
解けたね! =にした理由を、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「4. つなぐ」で、50×80×15+4000x と 50×80×60 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。
模範を見る
はじめに入っていた水と、あとから入れた水を合わせると、水そういっぱいの量になるから。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
単位がそろっていないつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:50×80×15+4x=50×80×60 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?水そうの大きさはcm、入れる水はLなのに、単位をそろえずに式を立ててしまう。
どう確かめる?xに45を入れると、60000+180=60180cm³ で、満水の240000cm³にまったく足りない。Lとcm³がまざっていないか見直し、4Lを4000cm³にそろえる。
気づくコツ:式を作る前に、km と m、時間と分、L と mL などを1つにそろえよう。
等しくないものを=でつなぐつまずきやすい段階:「つなぐ」
Aさんはこう書きました:4000x=50×80×60 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?はじめから深さ15cmまで入っていた水のことを忘れてしまう。
どう確かめる?解くと x=60。60分入れると240000cm³で、はじめの60000cm³と合わせて300000cm³になり、水そうからあふれる。はじめの水もたす。
気づくコツ:=でつなぐ前に「何と何が同じか」を1文で言ってみよう。言えないうちは=にしないでおこう。
ここまで理解できている?(小学校の内容)
つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。
- 1km=1000m、1kg=1000g、1L=1000mL、1時間=60分。覚えているかな?
小3「単位のしくみ(長さ・重さ・かさ・時間)」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:1.5kgは何gですか。
答えを見る
1500g
- 1あたり×いくつ分=全体だって分かる? 代金・速さ・仕事の部品の作り方だよ。
小5「単位量あたりの大きさ」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:1個95円のゼリーを8個買うと、代金は何円ですか。
答えを見る
760円
学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)