中3 · 図形 / 三平方の定理
考え方 · 面積から長さへ
まず小学校の「正方形の面積=1辺×1辺」を思い出そう。答えが分からないときは、ここに戻ってよいよ。
1. 面積を比べて予想しよう
3 cm、4 cm、5 cmの直角三角形で、各辺を1辺とする正方形を紙にかいてみよう。面積9、16、25にはどんな関係があるかな。
関係を確かめる
9+16=25。5、12、13の三角形でも25+144=169になるよ。例だけでは「いつでも」の証明にはならないので、次に理由を考えるよ。
2. 直角と斜辺を見つけよう
直角の向かいの、最も長い辺が斜辺。直角をはさむ2辺をa、b、斜辺をcとすると、a²+b²=c²。これが三平方の定理だよ。すべての三角形に使える式ではないよ。
3. 面積で証明を読む
外側の正方形の面積は(a+b)²。4枚の三角形の面積は4×ab÷2=2ab。中央の正方形の面積はc²。だから(a+b)²=2ab+c²を整理するとa²+b²=c²になるよ。
中央は4辺がcで、各角は180°から元の三角形の2つの鋭角の和90°を引いた90°。だから正方形といえるよ。
4. 長さを求める手順
- 直角の根拠を確認する。
- 斜辺を見つけ、求める長さをxとおく。
- 斜辺の2乗=ほかの2辺の2乗の和、と書く。
- x²を求めてから正の平方根をとる。
- 単位と、斜辺が最も長いかを確認する。
例:斜辺10 cm、ほかの辺6 cmなら、x²+6²=10²。x²=64、x=8 cmだよ。
5. 平方根を思い出す
√72=√(36×2)=6√2。x²=72の方程式には正負2つの解があるけれど、ここでは長さなのでx=6√2だよ。√(a²+b²)をa+bにはできないよ。
6. 逆も使える
三角形の最長辺をcとする。a²+b²=c²なら、この三角形は直角三角形になる。これを三平方の定理の逆というよ。cの向かいが直角だよ。
7. 図の中に直角を作る
二等辺三角形は高さ、円は中心から弦への垂線、直方体は底面の対角線に注目しよう。空間では、直角三角形を1枚の平面として取り出すと考えやすいよ。
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