y=ax² の場面 012

y=ax² の場面 012 ★★★

噴水の水を真上にふき出すとき、水が上がる高さは、水がふき出す速さの2乗に比例します。秒速 10 m でふき出すと、およそ 5 m の高さまで上がります。およそ 20 m の高さまで上げるには、秒速何 m でふき出せばよいですか(空気の影響は考えない)。

分数は 3/4、負の数は -2 のように書いてね。

わからなくても大丈夫! 下の「ヒントをひとつずつ見る」を押すと、「1. 図」から順に考えられるよ。

どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。

✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。

1. 図

表や図で、ともなって変わる2つの量を見つけよう。x が2倍・3倍になると、y はどうなるかな?

ふき出す速さと水の高さ秒速 10 m で高さ 5 m。高さ 20 m にする速さは「?」。秒速(m)10?高さ(m)520

2. おく

x と y が何の量かを1文で書いて、関係の形を決めよう。2乗に比例するなら y=ax² とおくよ。a は、まだわからない数だね。

やってみよう:形をえらぶ

x と y の関係は、どの形でおける?

おく式の形

✏ 答案に書く

水がふき出す速さを秒速 x m、水が上がる高さを y m とする。

真上にふき出すとき、水が上がる高さは、ふき出す速さの2乗に比例するから、y=ax2 とおく(問題文)。

解説:a は、まだわからない数。次の「3. 入れる」で、わかっていることを使って決めるよ。

3. 入れる

わかっている x と y の組を、おいた式に入れよう。x² を先に計算するよ。

✏ 答案に書く

x=10 のとき y=5 だから、y=ax2 に代入すると、

5=a×102

4. 求める

おいた式の、まだわからない数(a など)についての方程式になったね。y=ax² なら、両辺を x² の値でわろう。関数が2つあるときは、2つ目の式の数(b や、直線の m・n、k など)も、それぞれ求めるよ。

✏ 答案に書く

100a=5

a=5÷100=120

5. 式にする

求めた数(a など)を、おいた式に戻すと、x と y の関係が1つの式になるよ。

✏ 答案に書く

a=1/20 を y=ax2 に戻すと、

y=120x2

6. 使う

式ができれば、どんな x でも y がわかる。y から x を求めるときは、x が2つある場合に気をつけよう。

✏ 答案に書く

聞かれているのは、高さが 20 m になる速さだから、y=20 を代入する。

y=120x2 に y=20 を代入すると、

20=120x2

x2=20÷(120)=400

x は、2乗すると 400 になる数だから、x=20 または x=-20。

速さは正の数だから、x=20。

7. 確かめる

はじめの組や、ほかの組に戻して、式が合っているか確かめよう。

✏ 答案に書く

はじめの組、x=10、y=5 を y=120x2 に入れると、y=120×102=5。合っている。

解説:答えを問題の場面に戻すと

高さを 5 m の 4 倍にするには、速さは 2 倍(2²=4)でよい。秒速 20 m は秒速 10 m の 2 倍で、合っている。高さを 4 倍にするのに、速さは 4 倍もいらない。

✏ 答案に書く

およそ 20 m の高さまで上げるには、秒速およそ 20 m でふき出せばよい。

答え 秒速およそ 20 m

模範答案

答案(ノート)には、右側の文と式を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。

  1. おく水がふき出す速さを秒速 x m、水が上がる高さを y m とする。
    真上にふき出すとき、水が上がる高さは、ふき出す速さの2乗に比例するから、y=ax2 とおく(問題文)。
  2. 入れるx=10 のとき y=5 だから、y=ax2 に代入すると、
    5=a×102
  3. 求める100a=5
    a=5÷100=120
  4. 式にするa=1/20 を y=ax2 に戻すと、
    y=120x2
  5. 使う聞かれているのは、高さが 20 m になる速さだから、y=20 を代入する。
    y=120x2 に y=20 を代入すると、
    20=120x2
    x2=20÷(120)=400
    x は、2乗すると 400 になる数だから、x=20 または x=-20。
    速さは正の数だから、x=20。
  6. 確かめるはじめの組、x=10、y=5 を y=120x2 に入れると、y=120×102=5。合っている。
    およそ 20 m の高さまで上げるには、秒速およそ 20 m でふき出せばよい。
    答え 秒速およそ 20 m

もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)

その形でおける理由を自分の言葉で書く(「2. おく」のふり返り)

自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。

「2. おく」で、y=ax2 とおいたね。
なぜ、その形でおけると言えるのかな? 自分の言葉で書いてみよう。

ヒント:問題文の言葉や、表で x が2倍・3倍になったときの y の変わり方を使って書こう。

模範を見る

問題文に「噴水の水を真上にふき出すとき、水が上がる高さは、水がふき出す速さの2乗に比例します」とあるから。速さを x、高さを y とすると、y=ax² とおける。

間違い探し

まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。

この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。

形の取りちがえつまずきやすい段階:「おく」

Aさんはこう書きました:高さが 4 倍だから、速さも 10×4=40 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?高さと速さが比例すると考えてしまう。

どう確かめる?秒速 40 m なら、高さは (1/20)×40²=80 m にもなる。高さは速さの2乗に比例する。

気づくコツ:表で x を2倍・3倍したとき y がどうなるか、x=0 のとき y はいくつかを見ると、どの形でおけるかがわかるよ。

2乗の計算のまちがいつまずきやすい段階:「使う」

Aさんはこう書きました:x²=400 だから秒速 400 m どこが違う?

なぜそう書きたくなる?x² を求めたところで、答えが出たと思ってしまう。

どう確かめる?2乗して 400 になる正の数は 20。

気づくコツ:x² は x×x。(-3)² は 9、-3² は -9 だよ。2倍ではなく、同じ数を2回かけるよ。

↑ 問題と答えの欄にもどる

よくある間違いをすべて見る

ここまで理解できている?(前の学習)

つまずいたら、前に学んだところに戻っても大丈夫!

この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。

  • 2乗すると a になる数を a の平方根という。正の数の平方根は、正と負の2つある。

    ためしに1問:x²=49 を満たす x は?

    答えを見る

    x=7、-7

    中3「平方根」を確かめる
  • 比例は y=ax。x が2倍になると y も2倍。y=ax² は「x² に比例する」関数。

    ためしに1問:y は x に比例し、x=2 のとき y=6。x=5 のとき y は?

    答えを見る

    a=3 で、y=15

    中1「比例」を確かめる

学習指導要領の項目:C(1) ア(イ)/C(1) イ(イ)

前の単元・次の単元

  1. 前に学ぶ単元1次関数
  2. いまの単元関数 y=ax²(中3)
  3. 次に学ぶ単元高校の数学へ

関連する単元

分野のつながりは ④関数 のページで見られるよ。