グラフから式へ 011
下の図の直線の式を、直線が通る2つの点の座標を読みとって求めなさい。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
表や図で、わかっている数(組・点・式)と、求める「?」を見つけよう。
y 軸と交わる点は、目もりの交わる点ではないね。直線が通る格子点を2つ読もう。はなれた2点を選ぶと、読みまちがいが少ないよ。
2. おく
x と y が何の量かを1文で書いて、関係の形を決めよう。1次関数なら y=ax+b とおくよ。おいた式の文字は、まだわからない数だね。
やってみよう:形をえらぶ
x と y の関係は、どの形でおける?
- ヒント1/3:x が1増えるごとに、y はいつも同じだけ変わっているかな? 変わる量が一定(0 ではない同じ量)なら1次関数だよ。
- ヒント2/3:x=0 のときの y(はじめの量)が 0 でなければ、y=ax+b の b がある形だよ。
✏ 答案に書く
グラフの横の軸を x 軸、たての軸を y 軸とする。
グラフが y 軸と交わる直線だから、y=
解説:a・b は、まだわからない数。次の「3. 入れる」で、わかっていることを使って決めるよ。
3. 入れる
わかっている x と y の組(や、傾き・切片)を、おいた式に入れよう。
✏ 答案に書く
x が -1 から 3 まで 4 増えると、y は 2 から -4 まで 6 へる。
1次関数では、変化の割合が a になる。(変化の割合)=(y の増加量)÷(x の増加量)に入れると、
4. 求める
おいた式のわからない数(a と b など)を求めよう。2組わかっているときは、変化の割合か連立方程式で求めるよ。
✏ 答案に書く
a=
y=
b=
5. 式にする
求めた数を、おいた式に戻すと、x と y の関係が1つの式になるよ。
✏ 答案に書く
a=-3/2、b=1/2 を y=
y=
6. 使う
式ができれば、どんな x でも y がわかる。聞かれている数を求めよう。
✏ 答案に書く
求める式は y=
7. 確かめる
はじめの組や、ほかの組に戻して、式が合っているか確かめよう。
✏ 答案に書く
グラフが通る点 (-1, 2) の組、x=-1、y=2 を y=
グラフが通る点 (3, -4) の組、x=3、y=-4 を y=
グラフが通る点 (1, -1) の組、x=1、y=-1 を y=
✏ 答案に書く
直線の式は y=
答え y=
模範答案
答案(ノート)には、右側の文と式を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。
- おくグラフの横の軸を x 軸、たての軸を y 軸とする。
グラフが y 軸と交わる直線だから、y=ax+ とおく。b - 入れるx が -1 から 3 まで 4 増えると、y は 2 から -4 まで 6 へる。
1次関数では、変化の割合が a になる。(変化の割合)=(y の増加量)÷(x の増加量)に入れると、 - 求めるa=
-64= -32
y=-32x+ に x=-1、y=2 を代入すると、2=b (-32)×(-1)+ b
b=2- 32= 12 - 式にするa=-3/2、b=1/2 を y=
ax+ に戻すと、b
y=-32x+ 12 - 使う求める式は y=
-32x+ 。12 - 確かめるグラフが通る点 (-1, 2) の組、x=-1、y=2 を y=
-32x+ に入れると、y=12 -32×(-1)+ 。合っている。12= 2
グラフが通る点 (3, -4) の組、x=3、y=-4 を y=-32x+ に入れると、y=12 -32×3+ 。合っている。12= -4
グラフが通る点 (1, -1) の組、x=1、y=-1 を y=-32x+ に入れると、y=12 -32×1+ 。合っている。12= -1
直線の式は y=-32x+ である。12
答え y=-32x+ 12
解けたね! どうしてその形でおけたのか、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
その形でおける理由を自分の言葉で書く(「2. おく」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「2. おく」で、y=
なぜ、その形でおけると言えるのかな? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:問題文の言葉や、表で x が2倍・3倍になったときの y の変わり方を使って書こう。
模範を見る
グラフが y 軸と交わる直線だから。y 軸に平行でない直線は、y=ax+b の形の式で表せる。切片が読みとれなくても、通る2点がわかれば a と b が決まる。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
増加量・変化の割合のまちがいつまずきやすい段階:「求める」
Aさんはこう書きました:a=4÷(-6)=-2/3 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?わる順番を逆にしてしまう。
どう確かめる?(変化の割合)=(y の増加量)÷(x の増加量)=-64=
気づくコツ:(y の増加量)÷(x の増加量)。どちらも「あと-まえ」の順でひき算しよう。
符号のまちがいつまずきやすい段階:「入れる」
Aさんはこう書きました:2=3/2+b から b=7/2 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?数を右辺に移すとき、符号を変えるのを忘れてしまう。
どう確かめる?b=2-3/2=1/2。b=7/2 だと、x=-1 のとき y=
気づくコツ:負の数を代入するときは、かっこをつけて (-3) のように書こう。
ここまで理解できている?(前の学習)
つまずいたら、前に学んだところに戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。
- 点の位置は (x 座標, y 座標) で表す。y 軸上の点は x 座標が 0。
中1「座標とグラフ」を確かめる
ためしに1問:原点から左へ2、上へ5 の点の座標は?
答えを見る
(-2, 5)
- 負の数のひき算は、ひく数の符号を変えてたす。かけ算・わり算は符号を先に決める。
中1「正負の数」を確かめる
ためしに1問:-2-(-7) は?
答えを見る
5
- 分数のわり算は、わる数の逆数をかける。小数は分数になおすと計算しやすいことがある。
小6・中1「分数・小数の計算」を確かめる
ためしに1問:4÷(2/3) は?
答えを見る
4×3/2=6