代金の文章題 013
同じ蛍光(けいこう)ペンが、A店では1本150円、B店では1本120円で売られています。A店で買うつもりだった代金と同じ金額で、B店ではちょうど3本多く買えます。A店で買うつもりだった本数は何本ですか。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?
2. おく
求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!
✏ 答案に書く
A店で買うつもりだった蛍光ペンの本数をx本とする(B店ではx+3本)
ほかの置き方
- B店で買える本数をx本とする(A店で買うつもりだった本数はx-3本)
ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。
3. 表す
1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?
単位をそろえる
単位はそろっているよ(円・本)
✏ 答案に書く
- A店の代金:150x(円)
- B店で買える本数:x+3(本)
- B店の代金:120(x+3)(円)
解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)
| 部品 | 1あたり | いくつ分 | 式 | 単位 |
|---|---|---|---|---|
| A店の代金 | 150円 | x本 | 150x | 円 |
| B店で買える本数 | x+3 | 本 | ||
| B店の代金 | 120円 | x+3本 | 120(x+3) | 円 |
4. つなぐ
何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。
やってみよう:式を選ぶ
A店で買うつもりだった本数を x 本とするよ。方程式を選ぼう。
- ヒント1/3:B店では、A店で買うつもりの x 本より何本多く買えるかな?
- ヒント2/3:B店の本数は x+3 本。B店の代金を表そう。
✏ 答案に書く
A店で買うつもりの代金と、B店で3本多く買う代金が同じ金額だと、問題文が言っているので、
150x=120(x+3)
解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。
解説:=のパターン D 条件
5. 解く
てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。
✏ 答案に書く
- 150x=120(x+3)
- 150x=120x+360
- 150x-120x=360
- 30x=360
- x=12
6. 確かめる
求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?
✏ 答案に書く
x=12 を 150x=120(x+3) に代入すると、
左辺:150×12=1800
右辺:120(12+3)=1800
左辺と右辺が等しいので、x=12 は方程式の解である。
解説:てんびんで見ると、左辺 1800 と右辺 1800 でつり合っているね。
7. 解けた
仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!
解説:答えを問題の場面に戻すと
A店で12本買うつもりなら、代金は 150×12=1800円。同じ1800円で、B店では 1800÷120=15本買え、12本より3本多い。問題と合う。
✏ 答案に書く
A店で買うつもりだった蛍光ペンの本数は、12本である。
答え 12本
模範答案
答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。
- おくA店で買うつもりだった蛍光ペンの本数をx本とする(B店ではx+3本)。
- 表すA店の代金:150x(円)
B店で買える本数:x+3(本)
B店の代金:120(x+3)(円) - つなぐA店で買うつもりの代金と、B店で3本多く買う代金が同じ金額だと、問題文が言っているので、
150x=120(x+3) - 解く150x=120(x+3)
150x=120x+360
150x-120x=360
30x=360
x=12 - 確かめるx=12 を代入すると、
左辺:150×12=1800
右辺:120(12+3)=1800
左辺と右辺が等しいので、x=12 は方程式の解である。 - 解けたA店で買うつもりだった蛍光ペンの本数は、12本である。
答え 12本
解けたね! =にした理由を、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「4. つなぐ」で、150x と 120(x+3) を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。
模範を見る
A店で買うつもりのお金と、B店で3本多く買うお金が同じだと、問題に書いてあるから。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
かっこ忘れつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:150x=120x+3 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?かっこを付けず、3本分の代金(120×3)を3円にしてしまう。
どう確かめる?この式を解くと x=0.1 で、本数が整数にならない。xに12を入れると、B店で15本なら1800円のはずなのに、120x+3 は1443円になる。120(x+3) と書こう。
気づくコツ:「全体を○倍」「全体から○」は、全体をかっこでくくってから計算しよう。
ふえる・へるの取り違えつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:150(x+3)=120x どこが違う?
なぜそう書きたくなる?3本多く買うのを、A店のほうだと取り違える。
どう確かめる?この式を解くと x=-15 になり、本数がマイナスになる。同じ金額で多く買えるのは安いB店なので、B店の本数を x+3 にしよう。
気づくコツ:「高い・後・増える」はたす、「安い・前・減る」はひく。場面の向きを確かめよう。
ここまで理解できている?(小学校の内容)
つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。
- 1あたり×いくつ分=全体だって分かる? 代金・速さ・仕事の部品の作り方だよ。
小5「単位量あたりの大きさ」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:1個95円のゼリーを8個買うと、代金は何円ですか。
答えを見る
760円
- 「50円高い」はたし算、「50円安い」はひき算だって分かる? ふえる・へる・合わせる・ちがいの場面だよ。
小2「たし算・ひき算の場面」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:教室に児童が28人います。あとから6人入ってきました。教室の児童は全部で何人になりましたか。
答えを見る
34人
学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)