図形の文章題 006
1辺10cmの正方形の紙8枚を、となりの紙と同じ長さずつ重ねて横一列に並べたら、全体の長さは66cmになりました。何cmずつ重ねましたか。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?
2. おく
求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!
✏ 答案に書く
となりの紙と重ねた長さをxcmとする
ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。
3. 表す
1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?
単位をそろえる
単位はそろっているよ(cm)
✏ 答案に書く
- 8枚を重ねずに並べた長さ:10×8(cm)
- 重なりの数:8-1(か所)
- 重なった長さの合計:7x(cm)
解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)
| 部品 | 1あたり | いくつ分 | 式 | 単位 |
|---|---|---|---|---|
| 8枚を重ねずに並べた長さ | 10cm | 8枚 | 10×8 | cm |
| 重なりの数 | 8-1 | か所 | ||
| 重なった長さの合計 | xcm | 7か所 | 7x | cm |
4. つなぐ
何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。
やってみよう:式を選ぶ
となりの紙と重ねた長さを x cmとするよ。方程式を選ぼう。
- ヒント1/3:紙3枚を並べると、重なりは何か所かな? 4枚ならどうかな?
- ヒント2/3:8枚を重ねずに並べると 10×8 cm。重ねると全体は長くなるかな、短くなるかな? 8枚のときの重なりの数も数えて、重なった長さの合計を表そう。
✏ 答案に書く
重ねずに並べた80cmから重なった分をひいた長さが、実際の66cmと同じなので、
10×8-7x=66
解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。
解説:=のパターン B 2通り
5. 解く
てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。
✏ 答案に書く
- 10×8-7x=66
- 80-7x=66
- -7x=66-80
- -7x=-14
- x=2
6. 確かめる
求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?
✏ 答案に書く
x=2 を 10×8-7x=66 に代入すると、
左辺:10×8-7×2=66
右辺:66
左辺と右辺が等しいので、x=2 は方程式の解である。
解説:てんびんで見ると、左辺 66 と右辺 66 でつり合っているね。
7. 解けた
仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!
解説:答えを問題の場面に戻すと
2cmずつ重ねたなら、重なりは7か所で2×7=14cm。全体の長さは80-14=66cmで、問題と合う。
✏ 答案に書く
となりの紙と重ねた長さは、2cmである。
答え 2cm
模範答案
答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。
- おくとなりの紙と重ねた長さをxcmとする。
- 表す8枚を重ねずに並べた長さ:10×8(cm)
重なりの数:8-1(か所)
重なった長さの合計:7x(cm) - つなぐ重ねずに並べた80cmから重なった分をひいた長さが、実際の66cmと同じなので、
10×8-7x=66 - 解く10×8-7x=66
80-7x=66
-7x=66-80
-7x=-14
x=2 - 確かめるx=2 を代入すると、
左辺:10×8-7×2=66
右辺:66
左辺と右辺が等しいので、x=2 は方程式の解である。 - 解けたとなりの紙と重ねた長さは、2cmである。
答え 2cm
解けたね! =にした理由を、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「4. つなぐ」で、10×8-7x と 66 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。
模範を見る
重ねないで並べた長さから、重なった分をひくと、実際の長さ66cmになるから。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
1あたりといくつ分の取り違えつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:10×8-8x=66 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?紙が8枚だから、重なりも8か所あると考えてしまう。
どう確かめる?xに2を入れると、80-8×2=64cmで66cmにならない。紙2枚なら重なりは1か所、3枚なら2か所なので、8枚なら7か所になる。
気づくコツ:全体 = 1あたり × いくつ分。かけるのか、わるのかを3つ組で確かめよう。
ふえる・へるの取り違えつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:10×8+7x=66 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?重なった分を、ひかずにたしてしまう。
どう確かめる?xに2を入れると、80+14=94cmで、重ねずに並べた80cmより長くなる。重ねると短くなるのでひく。
気づくコツ:「高い・後・増える」はたす、「安い・前・減る」はひく。場面の向きを確かめよう。
ここまで理解できている?(小学校の内容)
つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。
- 長方形の周・面積、三角形の面積、角の和など、公式を思い出せる?
小4「図形の公式」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:底辺が12cm、高さが7cmの三角形の面積は何cm²ですか。
答えを見る
42cm²
学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)