単位変換の文章題 009
雷の光が見えてから8秒後に音が聞こえました。音の速さを秒速340mとすると、雷までの距離は何kmですか。(光は一瞬で届くものとします)
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?
2. おく
求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!
✏ 答案に書く
雷までの距離をxmとする(答えはkmに直す)
ほかの置き方
- 雷までの距離をxkmとする(道のりは1000xm)
ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。
3. 表す
1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?
✏ 答案に書く
単位をそろえる
- 音の速さが秒速「m」なので、距離もmでおく。答えは km で聞かれているので、1km=1000m から 2720m=2.72km に直す
✏ 答案に書く
- 音が届くまでの時間:x÷340(秒)
解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)
| 部品 | 1あたり | いくつ分 | 式 | 単位 |
|---|---|---|---|---|
| 音が届くまでの時間 | 秒速340m | xm | x÷340 | 秒 |
4. つなぐ
何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。
やってみよう:式を選ぶ
音が雷から届くまでの時間が、実際の8秒と同じになる。□に入る式を選ぼう。
□=8
- ヒント1/3:秒速340mの音は、680m進むのに何秒かかるかな?
- ヒント2/3:時間を求めるのは、道のり×速さかな、道のり÷速さかな、速さ÷道のりかな? 680m のときの計算で確かめてから、x m で表そう。
✏ 答案に書く
道のりを音の速さでわって求めた時間が、実際に音が聞こえるまでの8秒と同じなので、
x÷340=8
解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。
解説:=のパターン B 2通り
5. 解く
てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。
✏ 答案に書く
- x÷340=8
- x=8×340
- x=2720
6. 確かめる
求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?
✏ 答案に書く
x=2720 を x÷340=8 に代入すると、
左辺:2720÷340=8
右辺:8
左辺と右辺が等しいので、x=2720 は方程式の解である。
解説:てんびんで見ると、左辺 8 と右辺 8 でつり合っているね。
7. 解けた
仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!
解説:答えを問題の場面に戻すと
2720m進むのに、秒速340mの音は 2720÷340=8秒 かかり、光が見えてから8秒後に聞こえたことと合う。2720m=2.72km。問題と合う。
✏ 答案に書く
雷までの距離は、2720m=2.72km である。
答え 2.72km(2720m)
模範答案
答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。
- おく雷までの距離をxmとする(答えはkmに直す)。
- 表す音の速さが秒速「m」なので、距離もmでおく。答えは km で聞かれているので、1km=1000m から 2720m=2.72km に直す
音が届くまでの時間:x÷340(秒) - つなぐ道のりを音の速さでわって求めた時間が、実際に音が聞こえるまでの8秒と同じなので、
x÷340=8 - 解くx÷340=8
x=8×340
x=2720 - 確かめるx=2720 を代入すると、
左辺:2720÷340=8
右辺:8
左辺と右辺が等しいので、x=2720 は方程式の解である。 - 解けた雷までの距離は、2720m=2.72km である。
答え 2.72km(2720m)
解けたね! =にした理由を、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「4. つなぐ」で、x÷340 と 8 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。
模範を見る
雷までの道のりを音の速さでわると、音が届くまでの時間になり、それが8秒だったから。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
答えを場面に戻していないつまずきやすい段階:「確かめる」
Aさんはこう書きました:答え:2720km どこが違う?
なぜそう書きたくなる?x を m でおいたのに、km のつもりで答えてしまう。
どう確かめる?2720km を秒速340mの音が進むと、2720000÷340=8000秒かかる。8秒ではないので、単位を見直す。xはmでおいたので、kmに直すと2.72km。
気づくコツ:方程式の解が、そのまま答えとは限らないよ。マイナス・小数・人数などを場面に戻して確かめよう。
1あたりといくつ分の取り違えつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:x×340=8 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?速さと時間の関係を取り違え、道のりに速さをかけてしまう。
どう確かめる?xに2720を入れると、2720×340=924800 になり、8秒と合わない。時間は、道のりを速さでわって求める。
気づくコツ:全体 = 1あたり × いくつ分。かけるのか、わるのかを3つ組で確かめよう。
ここまで理解できている?(小学校の内容)
つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。
- 速さ×時間=道のりだって分かる? 時速・分速・秒速の関係も言えるかな?
小6「速さ」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:時速40kmで走るバスが、3時間で進む道のりは何kmですか。
答えを見る
120km
- 1km=1000m、1kg=1000g、1L=1000mL、1時間=60分。覚えているかな?
小3「単位のしくみ(長さ・重さ・かさ・時間)」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:1.5kgは何gですか。
答えを見る
1500g
学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)