速さの文章題 004
A地点とB地点の間を、行きは時速6km、帰りは時速3kmで往復(おうふく)したら、全部で4時間かかりました。AB間の道のりを求めなさい。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?
2. おく
求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!
✏ 答案に書く
AB間の道のりをxkmとする
ほかの置き方
- 行きにかかった時間をx時間とする(帰りは4-x時間)
ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。
3. 表す
1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?
単位をそろえる
単位はそろっているよ(km・時間)
✏ 答案に書く
- 行きの時間:x/6(時間)
- 帰りの時間:x/3(時間)
解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)
| 部品 | 1あたり | いくつ分 | 式 | 単位 |
|---|---|---|---|---|
| 行きの時間 | 時速6km | x/6時間 | x/6 | 時間 |
| 帰りの時間 | 時速3km | x/3時間 | x/3 | 時間 |
4. つなぐ
何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。
やってみよう:式を選ぶ
行きと帰りにかかった時間の合計が、全部の時間になる。□に入る式を選ぼう。
□=4
- ヒント1/3:時速6kmで x km 進むと、何時間かかるかな?
- ヒント2/3:行きにかかる時間は x/6 時間と表せる。帰りの時間は自分で表して、2つの時間をどうつなぐか確かめよう。
✏ 答案に書く
行きにかかった時間と帰りにかかった時間の合計が、実際にかかった4時間と同じなので、
x/6+x/3=4
解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。
解説:=のパターン A 合計
5. 解く
てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。
✏ 答案に書く
- x/6+x/3=4
- 両辺に6をかけて x+2x=24
- 3x=24
- x=8
6. 確かめる
求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?
✏ 答案に書く
x=8 を x/6+x/3=4 に代入すると、
左辺:8/6+8/3=4
右辺:4
左辺と右辺が等しいので、x=8 は方程式の解である。
解説:てんびんで見ると、左辺 4 と右辺 4 でつり合っているね。
7. 解けた
仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!
解説:答えを問題の場面に戻すと
AB間が8kmなら、行きは8÷6=4/3時間(1時間20分)、帰りは8÷3=8/3時間(2時間40分)。合わせて12/3=4時間になり、問題と合う。
✏ 答案に書く
AB間の道のりは、8kmである。
答え 8km
模範答案
答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。
- おくAB間の道のりをxkmとする。
- 表す行きの時間:x/6(時間)
帰りの時間:x/3(時間) - つなぐ行きにかかった時間と帰りにかかった時間の合計が、実際にかかった4時間と同じなので、
x/6+x/3=4 - 解くx/6+x/3=4
両辺に6をかけて x+2x=24
3x=24
x=8 - 確かめるx=8 を代入すると、
左辺:8/6+8/3=4
右辺:4
左辺と右辺が等しいので、x=8 は方程式の解である。 - 解けたAB間の道のりは、8kmである。
答え 8km
解けたね! =にした理由を、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「4. つなぐ」で、x/6+x/3 と 4 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。
模範を見る
行きにかかった時間と帰りにかかった時間をたすと、全部の4時間になるから。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
1あたりといくつ分の取り違えつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:6x+3x=4 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?時間を表すのに、速さと道のりをかけてしまう。
どう確かめる?xに8を入れると、6×8=48 は時間ではない。時速6kmで8km進むと 8÷6=4/3時間なので、時間は x/6 と表す。
気づくコツ:全体 = 1あたり × いくつ分。かけるのか、わるのかを3つ組で確かめよう。
1あたりといくつ分の取り違えつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:行きと帰りの平均を時速4.5kmとして 4.5×4÷2=9km どこが違う?
なぜそう書きたくなる?行きと帰りの速さを平均してから計算したくなる。
どう確かめる?xに9を入れると、行きは9÷6=1.5時間、帰りは9÷3=3時間で、合わせて4.5時間になり4時間をこえる。速さは平均せず、行きと帰りの時間を別々に表してたす。
気づくコツ:全体 = 1あたり × いくつ分。かけるのか、わるのかを3つ組で確かめよう。
ここまで理解できている?(小学校の内容)
つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。
- 速さ×時間=道のりだって分かる? 時速・分速・秒速の関係も言えるかな?
小6「速さ」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:時速40kmで走るバスが、3時間で進む道のりは何kmですか。
答えを見る
120km
学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)