比・比例式の文章題 002
周の長さが64cmの長方形があり、縦と横の長さの比は3:5です。縦の長さを求めなさい。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?
2. おく
求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!
✏ 答案に書く
長方形の縦の長さをxcmとする(横は32-xcm)
ほかの置き方
- 長方形の横の長さをxcmとする(縦は32-xcm)
ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。
3. 表す
1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?
単位をそろえる
単位はそろっているよ(cm)
✏ 答案に書く
- 縦と横の和:64÷2(cm)
- 横の長さ:32-x(cm)
解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)
| 部品 | 1あたり | いくつ分 | 式 | 単位 |
|---|---|---|---|---|
| 縦と横の和 | 64÷2 | cm | ||
| 横の長さ | 32-x | cm | ||
| 外側の積 | 5x | |||
| 内側の積 | 3(32-x) |
4. つなぐ
何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。
やってみよう:式を選ぶ
長方形の縦と横の長さの比が、問題の比と同じになる。□に入る比を選ぼう。
x:(32-x)=□
- ヒント1/3:問題文の「縦と横の長さの比は3:5」で、3 と 5 はそれぞれどちらの長さにあたるかな?
- ヒント2/3:x は縦、32-x は横。問題の比も「縦:横」の順になっているか見てみよう。
✏ 答案に書く
縦と横の長さの比が、問題の3:5と同じなので、
x:(32-x)=3:5
解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。
解説:=のパターン F 比
5. 解く
てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。
✏ 答案に書く
- x:(32-x)=3:5
- 5x=3(32-x)
- 5x=96-3x
- 8x=96
- x=12
6. 確かめる
求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?
✏ 答案に書く
x=12 を x:(32-x)=3:5 に代入すると、12:(32-12)=3:5
外側の積:12×5=60
内側の積:(32-12)×3=60
外側の積と内側の積が等しいので、x=12 は方程式の解である。
解説:てんびんで見ると、外側の積 60 と内側の積 60 でつり合っているね。
7. 解けた
仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!
解説:答えを問題の場面に戻すと
縦12cmなら、横は32-12=20cm。12:20=3:5 で比が合い、周の長さも 2×(12+20)=64cm で、問題と合う。
✏ 答案に書く
長方形の縦の長さは、12cmである。
答え 縦12cm(横20cm)
模範答案
答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。
- おく長方形の縦の長さをxcmとする(横は32-xcm)。
- 表す縦と横の和:64÷2(cm)
横の長さ:32-x(cm) - つなぐ縦と横の長さの比が、問題の3:5と同じなので、
x:(32-x)=3:5 - 解くx:(32-x)=3:5
5x=3(32-x)
5x=96-3x
8x=96
x=12 - 確かめるx=12 を代入すると、12:(32-12)=3:5
外側の積:12×5=60
内側の積:(32-12)×3=60
外側の積と内側の積が等しいので、x=12 は方程式の解である。 - 解けた長方形の縦の長さは、12cmである。
答え 縦12cm(横20cm)
解けたね! =にした理由を、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「4. つなぐ」で、x:(32-x) と 3:5 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。
模範を見る
縦と横の長さの比が、問題にある3:5になるから。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
1あたりといくつ分の取り違えつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:x:(64-x)=3:5 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?周の長さ64cmを、縦と横の和と取り違える。
どう確かめる?解くと x=24。xに24を入れると横は40cmで比は3:5だが、周の長さは 2×(24+40)=128cm で64cmの2倍になる。縦と横の和は 64÷2=32cm。
気づくコツ:全体 = 1あたり × いくつ分。かけるのか、わるのかを3つ組で確かめよう。
もとにする量の取り違えつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:x:(32-x)=5:3 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?比の数の順番を、縦と横で逆にしてしまう。
どう確かめる?解くと x=20。xに20を入れると縦20cm、横12cmで、縦のほうが長くなる。比の3が縦、5が横なので、縦のほうが短いはず。
気づくコツ:「○の△割」の○がもとにする量だよ。何の割合なのかを言葉で確かめよう。
ここまで理解できている?(小学校の内容)
つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。
- a:b=c:d のとき、外側の積=内側の積になるって分かる?
小6「比」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:赤いビーズが12個、青いビーズが18個あります。赤と青の個数の比を、できるだけ小さい整数の比で表しましょう。また、その比の値を求めましょう。
答えを見る
2:3(比の値は2/3)
学習指導要領の項目:内容の取扱い ⑷(比例式)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)