数・整数の文章題 009
連続する3つの奇数があります。いちばん小さい数の3倍は、残りの2つの数の和より15大きくなります。いちばん小さい数を求めなさい。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?
2. おく
求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!
✏ 答案に書く
いちばん小さい奇数をxとする(残りはx+2、x+4)
ほかの置き方
- 真ん中の奇数をxとする(残りはx-2、x+2)。この場合は、求めたxから2をひく
ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。
3. 表す
1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?
単位をそろえる
単位のない数の問題だよ
✏ 答案に書く
- 2番目の奇数:x+2
- 3番目の奇数:x+4
- いちばん小さい数の3倍:3x
解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)
| 部品 | 1あたり | いくつ分 | 式 | 単位 |
|---|---|---|---|---|
| 2番目の奇数 | x+2 | |||
| 3番目の奇数 | x+4 | |||
| いちばん小さい数の3倍 | 3x |
4. つなぐ
何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。
やってみよう:式を選ぶ
いちばん小さい奇数を x とするよ。その3倍と、残り2つの和の関係を考えて、方程式を選ぼう。
- ヒント1/3:いちばん小さい奇数が x なら、残りの2つの奇数はどう表せるかな?
- ヒント2/3:いちばん小さい数の3倍は 3x。これは残り2つの和より大きいかな、小さいかな? 15の差をどちらの辺でうめると等しくなるか考えよう。
✏ 答案に書く
いちばん小さい数の3倍が、残り2つの和より15大きいと、問題に書いてあるので、
3x=(x+2)+(x+4)+15
解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。
解説:=のパターン D 条件
5. 解く
てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。
✏ 答案に書く
- 3x=(x+2)+(x+4)+15
- 3x=2x+21
- 3x-2x=21
- x=21
6. 確かめる
求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?
✏ 答案に書く
x=21 を 3x=(x+2)+(x+4)+15 に代入すると、
左辺:3×21=63
右辺:(21+2)+(21+4)+15=63
左辺と右辺が等しいので、x=21 は方程式の解である。
解説:てんびんで見ると、左辺 63 と右辺 63 でつり合っているね。
7. 解けた
仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!
解説:答えを問題の場面に戻すと
21、23、25 は連続する奇数。21×3=63、23+25=48、48+15=63 で、問題と合う。
✏ 答案に書く
いちばん小さい奇数は、21である。
答え 21(3つの奇数は21、23、25)
模範答案
答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。
- おくいちばん小さい奇数をxとする(残りはx+2、x+4)。
- 表す2番目の奇数:x+2
3番目の奇数:x+4
いちばん小さい数の3倍:3x - つなぐいちばん小さい数の3倍が、残り2つの和より15大きいと、問題に書いてあるので、
3x=(x+2)+(x+4)+15 - 解く3x=(x+2)+(x+4)+15
3x=2x+21
3x-2x=21
x=21 - 確かめるx=21 を代入すると、
左辺:3×21=63
右辺:(21+2)+(21+4)+15=63
左辺と右辺が等しいので、x=21 は方程式の解である。 - 解けたいちばん小さい奇数は、21である。
答え 21(3つの奇数は21、23、25)
解けたね! =にした理由を、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「4. つなぐ」で、3x と (x+2)+(x+4)+15 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。
模範を見る
いちばん小さい数の3倍は、残り2つをたして15たした数と同じになるから。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
連続する数のずらし方つまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:3x=(x+1)+(x+2)+15 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?連続する奇数を、1ずつ大きくなると考えてしまう。
どう確かめる?解くと x=18。xに18を入れると、18、19、20 となり奇数ではない。奇数は2ずつ大きくなるので x+2、x+4 と書く。
気づくコツ:連続する整数は1ずつ、連続する奇数・偶数は2ずつ大きくなるよ。3つ書き出して確かめよう。
ふえる・へるの取り違えつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:3x+15=(x+2)+(x+4) どこが違う?
なぜそう書きたくなる?「15大きい」のに、大きいほうに15をたしてしまう。
どう確かめる?解くと x=-9。xに-9を入れると、3倍は-27、残り2つの和は-12 で、3倍のほうが小さい。大きいほうが15多いので、小さいほう(和)に15をたして等しくする。
気づくコツ:「高い・後・増える」はたす、「安い・前・減る」はひく。場面の向きを確かめよう。
ここまで理解できている?(小学校の内容)
つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。
- 「50円高い」はたし算、「50円安い」はひき算だって分かる? ふえる・へる・合わせる・ちがいの場面だよ。
小2「たし算・ひき算の場面」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:教室に児童が28人います。あとから6人入ってきました。教室の児童は全部で何人になりましたか。
答えを見る
34人
- わからない数を□として式に書けるかな? xも□と同じだよ。
小4「□を使った式」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:あめを□個持っていました。友だちから35個もらったので、90個になりました。□に当てはまる数を求めましょう。
答えを見る
55個
学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)