仕事・水そうの文章題 007
容積(ようせき)300m³のプールに、1台で毎分800Lの水を入れるポンプ2台で水を入れ始めました。途中で1台が止まり、残りは1台で入れたところ、全部で4時間で満水になりました。2台で入れていた時間は何時間何分ですか。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?
2. おく
求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!
✏ 答案に書く
2台で入れた時間をx分とする(1台は240-x分)
ほかの置き方
- 1台で入れた時間をx分とする(2台は240-x分)
ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。
3. 表す
1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?
✏ 答案に書く
単位をそろえる
- ポンプは1分に入れる水をLで表しているので、プールの容積もLにそろえる。1m³=1000Lだから、300m³=300000L。
- ポンプは「毎分」で入れるので、時間を分にそろえる。4時間=60分×4=240分。
✏ 答案に書く
- 2台で入れた水:1600x(L)
- 1台で入れた時間:240-x(分)
- 1台で入れた水:800(240-x)(L)
解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)
| 部品 | 1あたり | いくつ分 | 式 | 単位 |
|---|---|---|---|---|
| 2台で入れた水 | 800×2=1600L | x分 | 1600x | L |
| 1台で入れた時間 | 240-x | 分 | ||
| 1台で入れた水 | 800L | 240-x分 | 800(240-x) | L |
- 単位をそろえる:300m³=300000L、4時間=240分
4. つなぐ
何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。
やってみよう:式を選ぶ
2台で入れた時間を x分とするよ。方程式を選ぼう。
- ヒント1/3:300m³は何Lかな? 4時間は何分かな?
- ヒント2/3:1台で入れた時間は 240-x 分。その間に入る水を表してみよう。
✏ 答案に書く
2台で入れた水と1台で入れた水を合わせると、プールの容積300000Lと同じなので、
1600x+800(240-x)=300000
解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。
解説:=のパターン A 合計
5. 解く
てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。
✏ 答案に書く
- 1600x+800(240-x)=300000
- 1600x+192000-800x=300000
- 800x+192000=300000
- 800x=108000
- x=135
6. 確かめる
求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?
✏ 答案に書く
x=135 を 1600x+800(240-x)=300000 に代入すると、
左辺:1600×135+800(240-135)=300000
右辺:300000
左辺と右辺が等しいので、x=135 は方程式の解である。
解説:てんびんで見ると、左辺 300000 と右辺 300000 でつり合っているね。
7. 解けた
仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!
解説:答えを問題の場面に戻すと
2台で135分なら1600×135=216000L。1台の時間は240-135=105分で800×105=84000L。合わせて300000L=300m³になり、時間も135+105=240分=4時間で問題と合う。135分=2時間15分。
✏ 答案に書く
2台で入れた時間は、135分=2時間15分 である。
答え 2時間15分(135分)
模範答案
答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。
- おく2台で入れた時間をx分とする(1台は240-x分)。
- 表すポンプは1分に入れる水をLで表しているので、プールの容積もLにそろえる。1m³=1000Lだから、300m³=300000L。
ポンプは「毎分」で入れるので、時間を分にそろえる。4時間=60分×4=240分。
2台で入れた水:1600x(L)
1台で入れた時間:240-x(分)
1台で入れた水:800(240-x)(L) - つなぐ2台で入れた水と1台で入れた水を合わせると、プールの容積300000Lと同じなので、
1600x+800(240-x)=300000 - 解く1600x+800(240-x)=300000
1600x+192000-800x=300000
800x+192000=300000
800x=108000
x=135 - 確かめるx=135 を代入すると、
左辺:1600×135+800(240-135)=300000
右辺:300000
左辺と右辺が等しいので、x=135 は方程式の解である。 - 解けた2台で入れた時間は、135分=2時間15分 である。
答え 2時間15分(135分)
解けたね! =にした理由を、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「4. つなぐ」で、1600x+800(240-x) と 300000 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。
模範を見る
2台で入れた水と1台で入れた水をたすと、プールがいっぱいになる量になるから。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
単位がそろっていないつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:1600x+800(4-x)=300 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?m³とL、時間と分をそろえないまま、問題の数をそのまま使ってしまう。
どう確かめる?xに2を入れると、1600×2+800×2=4800で、右の300よりずっと大きい。毎分800Lの「L」と「分」に合わせて、300m³=300000L、4時間=240分にそろえる。
気づくコツ:式を作る前に、km と m、時間と分、L と mL などを1つにそろえよう。
1あたりといくつ分の取り違えつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:800x+800(240-x)=300000 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?2台で入れているときも、1台分の800Lにしてしまう。
どう確かめる?xに135を入れると、800×135+800×105=192000Lで、300000Lに足りない。2台なら1分に800×2=1600L入る。
気づくコツ:全体 = 1あたり × いくつ分。かけるのか、わるのかを3つ組で確かめよう。
ここまで理解できている?(小学校の内容)
つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。
- 1あたり×いくつ分=全体だって分かる? 代金・速さ・仕事の部品の作り方だよ。
小5「単位量あたりの大きさ」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:1個95円のゼリーを8個買うと、代金は何円ですか。
答えを見る
760円
- 全体を1として、1/12や1/24を足せるかな?
小5「分数の計算」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:水そうに水を入れます。はじめに水そう全体の1/4、次に全体の1/6を入れました。合わせて水そう全体のどれだけ入りましたか。
答えを見る
水そう全体の5/12
- 1km=1000m、1kg=1000g、1L=1000mL、1時間=60分。覚えているかな?
小3「単位のしくみ(長さ・重さ・かさ・時間)」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:1.5kgは何gですか。
答えを見る
1500g
学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)