過不足・配分の文章題 001
子どもにあめを配ります。1人に5個ずつ配ると8個余り、1人に7個ずつ配ると6個足りません。子どもの人数とあめの個数を求めなさい。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?
2. おく
求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!
✏ 答案に書く
子どもの人数をx人とする
ほかの置き方
- あめの個数をx個とする(人数は (x-8)/5 人とも (x+6)/7 人とも表せる)
ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。
3. 表す
1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?
単位をそろえる
単位はそろっているよ(個・人)
✏ 答案に書く
- 5個ずつ配るあめ:5x(個)
- 5個ずつのときのあめの総数:5x+8(個)
- 7個ずつ配るあめ:7x(個)
- 7個ずつのときのあめの総数:7x-6(個)
解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)
| 部品 | 1あたり | いくつ分 | 式 | 単位 |
|---|---|---|---|---|
| 5個ずつ配るあめ | 5個 | x人 | 5x | 個 |
| 5個ずつのときのあめの総数 | 5x+8 | 個 | ||
| 7個ずつ配るあめ | 7個 | x人 | 7x | 個 |
| 7個ずつのときのあめの総数 | 7x-6 | 個 |
4. つなぐ
何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。
やってみよう:式を選ぶ
5個ずつ配るときと7個ずつ配るときで、あめの総数を考える。□に入る式を選ぼう。
5x+8=□
- ヒント1/3:5個ずつ配るときも7個ずつ配るときも、変わらないものは何かな?
- ヒント2/3:7個ずつ配るのに必要なあめは 7x 個。実際のあめの総数は、これより多いかな、少ないかな? 6個とのちがいを式で表そう。
✏ 答案に書く
配り方を変えても、あめの総数は同じなので、
5x+8=7x-6
解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。
解説:=のパターン B 2通り
5. 解く
てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。
✏ 答案に書く
- 5x+8=7x-6
- 5x-7x=-6-8
- -2x=-14
- x=7
6. 確かめる
求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?
✏ 答案に書く
x=7 を 5x+8=7x-6 に代入すると、
左辺:5×7+8=43
右辺:7×7-6=43
左辺と右辺が等しいので、x=7 は方程式の解である。
解説:てんびんで見ると、左辺 43 と右辺 43 でつり合っているね。
7. 解けた
仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!
解説:答えを問題の場面に戻すと
子どもが7人なら、5個ずつで35個配って8個余るので、あめは43個。7個ずつなら49個いるが、43個では6個足りない。どちらもあめは43個で、問題と合う。
✏ 答案に書く
子どもの人数は、7人である。
答え 子ども7人、あめ43個
模範答案
答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。
- おく子どもの人数をx人とする。
- 表す5個ずつ配るあめ:5x(個)
5個ずつのときのあめの総数:5x+8(個)
7個ずつ配るあめ:7x(個)
7個ずつのときのあめの総数:7x-6(個) - つなぐ配り方を変えても、あめの総数は同じなので、
5x+8=7x-6 - 解く5x+8=7x-6
5x-7x=-6-8
-2x=-14
x=7 - 確かめるx=7 を代入すると、
左辺:5×7+8=43
右辺:7×7-6=43
左辺と右辺が等しいので、x=7 は方程式の解である。 - 解けた子どもの人数は、7人である。
答え 子ども7人、あめ43個
解けたね! =にした理由を、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「4. つなぐ」で、5x+8 と 7x-6 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。
模範を見る
5個ずつで考えても7個ずつで考えても、あめの数は同じだから。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
ふえる・へるの取り違えつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:5x-8=7x+6 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?「余る」はひき算、「足りない」はたし算と、言葉の感じで符号を決めてしまう。
どう確かめる?この式を解くと x=-7 になり、人数がマイナスになる。8個余るなら、あめは配った5x個より多いので 5x+8 とする。
気づくコツ:「高い・後・増える」はたす、「安い・前・減る」はひく。場面の向きを確かめよう。
答えを場面に戻していないつまずきやすい段階:「確かめる」
Aさんはこう書きました:答え:7人 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?xを求めたところで終わり、あめの個数を答え忘れる。
どう確かめる?問題は「人数とあめの個数」を聞いている。xに7を入れて 5×7+8 を計算し、43個も答えに書く。
気づくコツ:方程式の解が、そのまま答えとは限らないよ。マイナス・小数・人数などを場面に戻して確かめよう。
ここまで理解できている?(小学校の内容)
つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。
- 1あたり×いくつ分=全体だって分かる? 代金・速さ・仕事の部品の作り方だよ。
小5「単位量あたりの大きさ」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:1個95円のゼリーを8個買うと、代金は何円ですか。
答えを見る
760円
- わからない数を□として式に書けるかな? xも□と同じだよ。
小4「□を使った式」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:あめを□個持っていました。友だちから35個もらったので、90個になりました。□に当てはまる数を求めましょう。
答えを見る
55個
学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)