食塩水の文章題 006

食塩水 006 ★★★ 発展

濃度のわからない食塩水350gに、4%の食塩水250gを混ぜたら、11%の食塩水ができました。濃度のわからなかった食塩水は何%でしたか。

わからなくても大丈夫! 下の「ヒントをひとつずつ見る」を押すと、「1. 図」から順に考えられるよ。

どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。

✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。

1. 図

まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?

テープ図混ぜると 11%:?% 350g+4% 250g混ぜると 11%?% 350g4% 250g
テープ図:量の合計や差を表す図

2. おく

求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!

✏ 答案に書く

濃度のわからなかった食塩水の濃度をx%とする

ほかの置き方
  • 濃度のわからなかった食塩水にふくまれる食塩の重さをxgとする(濃度はx÷350)

ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。

3. 表す

1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?

単位をそろえる

単位はそろっているよ(g・%)。x%は x/100 と表そう

✏ 答案に書く

  • x%の食塩水の食塩:350×x/100(g)
  • 4%の食塩水の食塩:250×0.04(g)
  • できた11%の食塩水600gの食塩:600×0.11(g)

解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)

部品1あたりいくつ分式単位
x%の食塩水の食塩x/100(x%)350g350×x/100g
4%の食塩水の食塩0.04(4%)250g250×0.04g
できた11%の食塩水600gの食塩0.11(11%)600g600×0.11g

(「4. つなぐ」で式を選んだあとに、残りの部品が出るよ)

4. つなぐ

何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。

やってみよう:式を選ぶ

わからなかった濃度を x%とするよ。混ぜる前と後の食塩の量を考えて、方程式を選ぼう。

方程式

✏ 答案に書く

混ぜる前の2つの食塩の合計と、混ぜた後の11%600gの食塩の量は変わらないので、

350×x/100+250×0.04=600×0.11

解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。

解説:=のパターン C 不変

5. 解く

てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。

✏ 答案に書く

  1. 350×x/100+250×0.04=600×0.11
  2. 3.5x+10=66
  3. 3.5x=56
  4. x=16

6. 確かめる

求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?

✏ 答案に書く

x=16 を 350×x/100+250×0.04=600×0.11 に代入すると、

左辺:350×16/100+250×0.04=66

右辺:600×0.11=66

左辺と右辺が等しいので、x=16 は方程式の解である。

解説:てんびんで見ると、左辺 66 と右辺 66 でつり合っているね。

7. 解けた

仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!

解説:答えを問題の場面に戻すと

16%の食塩水350gには食塩が350×0.16=56g。4%の250gの食塩10gと合わせて66g。食塩水は600gなので、66÷600=0.11で11%になり、問題と合う。

✏ 答案に書く

濃度のわからなかった食塩水の濃度は、16%である。

答え 16%

模範答案

答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。

  1. おく濃度のわからなかった食塩水の濃度をx%とする。
  2. 表すx%の食塩水の食塩:350×x/100(g)
    4%の食塩水の食塩:250×0.04(g)
    できた11%の食塩水600gの食塩:600×0.11(g)
  3. つなぐ混ぜる前の2つの食塩の合計と、混ぜた後の11%600gの食塩の量は変わらないので、
    350×x/100+250×0.04=600×0.11
  4. 解く350×x/100+250×0.04=600×0.11
    3.5x+10=66
    3.5x=56
    x=16
  5. 確かめるx=16 を代入すると、
    左辺:350×16/100+250×0.04=66
    右辺:600×0.11=66
    左辺と右辺が等しいので、x=16 は方程式の解である。
  6. 解けた濃度のわからなかった食塩水の濃度は、16%である。
    答え 16%

もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)

つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)

自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。

「4. つなぐ」で、350×x/100+250×0.04 と 600×0.11 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。

ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。

模範を見る

混ぜても食塩の量は変わらないので、2つの食塩をたすと、できた食塩水の食塩になるから。

間違い探し

まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。

この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。

等しくないものを=でつなぐつまずきやすい段階:「つなぐ」

Aさんはこう書きました:x+4=11 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?混ぜると濃度どうしをたせると考えてしまう。

どう確かめる?xに7を入れると、7%の350gの食塩は24.5g。4%の方の10gと合わせて34.5gで、600gの11%の66gにならない。濃度ではなく食塩の重さをたすと見直そう。

気づくコツ:=でつなぐ前に「何と何が同じか」を1文で言ってみよう。言えないうちは=にしないでおこう。

もとにする量の取り違えつまずきやすい段階:「表す」

Aさんはこう書きました:350x+250×0.04=600×0.11 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?x%を小数に直し忘れ、350にxをそのままかけてしまう。

どう確かめる?この式ではx=0.16になる。xに0.16を入れて「0.16%」とすると、350gの中の食塩は0.56gしかない。x%はx/100なので、0.16は16%のことだと見直そう。

気づくコツ:「○の△割」の○がもとにする量だよ。何の割合なのかを言葉で確かめよう。

↑ 問題と答えの欄にもどる

つまずきやすいポイントをすべて見る

ここまで理解できている?(小学校の内容)

つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!

この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。

小学校の復習をすべて見る

学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)

前の単元・次の単元

  1. 前に学ぶ単元正負の数、文字の式 準備中
  2. いまの単元1次方程式(中1)
  3. 次に学ぶ単元連立方程式 準備中

関連する単元

分野のつながりは ③方程式 のページで見られるよ。