食塩水の文章題 005
1.2kgの5%の食塩水に水を加えて、3%の食塩水を作ります。水を何dL加えればよいですか。(水1mLの重さは1gとします)
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?
2. おく
求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!
✏ 答案に書く
加える水の量をxdLとする(重さは100xg)
ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。
3. 表す
1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?
✏ 答案に書く
単位をそろえる
- 1kg=1000gなので、1.2kg=1200g
- 1dL=100mLで、水1mLは1gなので、xdLの水は100xg
✏ 答案に書く
- 加える水の重さ:100x(g)
- できる食塩水の重さ:1200+100x(g)
- はじめの食塩の量:1200×0.05(g)
- できた食塩水の食塩の量:0.03(1200+100x)(g)
解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)
| 部品 | 1あたり | いくつ分 | 式 | 単位 |
|---|---|---|---|---|
| 加える水の重さ | 100x | g | ||
| できる食塩水の重さ | 1200+100x | g | ||
| はじめの食塩の量 | 0.05(5%) | 1200g | 1200×0.05 | g |
| できた食塩水の食塩の量 | 0.03(3%) | 1200+100xg | 0.03(1200+100x) | g |
4. つなぐ
何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。
やってみよう:式を選ぶ
加える水を x dL とするよ。水を加える前と後の食塩の量を考えて、方程式を選ぼう。
- ヒント1/3:1.2kgは何gかな? x dL の水は何gかな?
- ヒント2/3:水 x dL の重さは 100x g。できる食塩水は 1200+100x g だね。
✏ 答案に書く
水を加えても、ふくまれる食塩の量は変わらないので、
1200×0.05=0.03(1200+100x)
解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。
解説:=のパターン C 不変
5. 解く
てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。
✏ 答案に書く
- 1200×0.05=0.03(1200+100x)
- 60=36+3x
- -3x=36-60
- -3x=-24
- x=8
6. 確かめる
求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?
✏ 答案に書く
x=8 を 1200×0.05=0.03(1200+100x) に代入すると、
左辺:1200×0.05=60
右辺:0.03(1200+100×8)=60
左辺と右辺が等しいので、x=8 は方程式の解である。
解説:てんびんで見ると、左辺 60 と右辺 60 でつり合っているね。
7. 解けた
仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!
解説:答えを問題の場面に戻すと
水8dL=800gを加えると、食塩水は1200+800=2000g。その3%は 2000×0.03=60g で、はじめの食塩 1200×0.05=60g と同じになり、問題と合う。
✏ 答案に書く
加える水の量は、8dLである。
答え 8dL(800mL)
模範答案
答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。
- おく加える水の量をxdLとする(重さは100xg)。
- 表す1kg=1000gなので、1.2kg=1200g
1dL=100mLで、水1mLは1gなので、xdLの水は100xg
加える水の重さ:100x(g)
できる食塩水の重さ:1200+100x(g)
はじめの食塩の量:1200×0.05(g)
できた食塩水の食塩の量:0.03(1200+100x)(g) - つなぐ水を加えても、ふくまれる食塩の量は変わらないので、
1200×0.05=0.03(1200+100x) - 解く1200×0.05=0.03(1200+100x)
60=36+3x
-3x=36-60
-3x=-24
x=8 - 確かめるx=8 を代入すると、
左辺:1200×0.05=60
右辺:0.03(1200+100×8)=60
左辺と右辺が等しいので、x=8 は方程式の解である。 - 解けた加える水の量は、8dLである。
答え 8dL(800mL)
解けたね! =にした理由を、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「4. つなぐ」で、1200×0.05 と 0.03(1200+100x) を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。
模範を見る
水を入れても、食塩の量は60gのまま変わらないから。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
単位がそろっていないつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:1200×0.05=0.03(1200+x) どこが違う?
なぜそう書きたくなる?dLのまま、gの式にxを入れてしまう。
どう確かめる?xに8を入れると、食塩水は1208gで、その3%は約36g。60gにならない。dLをgに直して、水は100xgとする。
気づくコツ:式を作る前に、km と m、時間と分、L と mL などを1つにそろえよう。
等しくないものを=でつなぐつまずきやすい段階:「つなぐ」
Aさんはこう書きました:1200×0.05+100x=0.03(1200+100x) どこが違う?
なぜそう書きたくなる?水を加えると、食塩の量も増えると考えてしまう。
どう確かめる?xに8を入れると、左は860、右は60で大きく違う。水を加えても食塩の量は変わらないので、左は1200×0.05のまま。
気づくコツ:=でつなぐ前に「何と何が同じか」を1文で言ってみよう。言えないうちは=にしないでおこう。
ここまで理解できている?(小学校の内容)
つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。
- もとの量×割合=くらべる量だって分かる? 2割引きは×0.8だよ。
小5「割合・百分率」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:1500mLのジュースのうち、40%を飲みました。飲んだのは何mLですか。
答えを見る
600mL
- 1km=1000m、1kg=1000g、1L=1000mL、1時間=60分。覚えているかな?
小3「単位のしくみ(長さ・重さ・かさ・時間)」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:1.5kgは何gですか。
答えを見る
1500g
学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)